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声の相談室コミュのオペラあるいはベルカント

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オペラの歌い方,西洋の伝統的歌唱法?アカデミックな歌唱法?それってどう云う歌い方なんでしょうか?語ってくださいませ.

コメント(19)

cokeshi> いわゆる、地声のときに使っている声帯の部分にふれずに、あくびの形に喉をひらいて口蓋に当てる歌い方、だと思います。

いい線逝ってると思います.

と云う僕はオペラの歌唱とか出来無いですけれどw
「カストラート」の声は,僕の知り合いのロデ先生@IRCAM(フランス国立,音楽と音響の学際的研究所)が合成しはりました.ソプラノの声とカウンターテナーの声を混ぜる様にして合成したそうです.カストラートはまた別スレで.
私もベルカント唱法の勉強をしています。
今はベルカントにこだわらず、とにかく「声帯に負担のかからない発声」の研究を、信頼できる先生と一緒に勉強していますが。
私もcokeshiさんと同様に、声を声帯に当てず、高い位置で発声することを心がけています。
かならず声帯からは距離を持って、浮かすイメージで。
そうすれば上あごに意識がいき下あごの意識はなくなり、
下あごの力は抜ける。
あごの力が抜けると、喉の筋肉(=声帯の周りの筋肉)の力(固さ)も抜け、声帯が楽に振動できる。
私の場合は「どこに声を当てる」では無く、ある程度声のポジションが分かって来たら、息を流すために、声のイメージを広く持って、空気と声を混ぜるように意識しています。
cokeshiさんとQuesoさんの勉強なさっていることを参考にしたいので、是非色々お話を聞かせてください。
私が勉強していることと似た事を勉強なさっている方がいらっしゃって、嬉しくなって長文書き込みしてしまいました・・・。
失礼致しました。
6>
タケルオットともみつさん,空気に乗せる,って表現はいろいろな大先生が使う表現ですが,具体的にどうすることを言っているのか,まだ理解しておりません.無駄な力を抜いて,安定した呼気の供給を,と云う感じなんだろうけど…

7>
Hiromiさん,舌が落ちないってのは重要なんでしょうね.ただ低い声の時は喉頭が下がっている分,落ち易いと思われます.オペラでは喉頭の高さが通常の発声より下降しているので,低い声だと舌が下がり易い訳です.Hiromiさんが習ったと言われること,全部,どう云う動作につながるのか調べてみたいものです.
> その上上あごから上の歯の裏に声じゃなくて空気を当てる。声は空気に乗せます。

歌唱指導において,いろんな人がいろんな別の表現を使います.流派的なものもありますしw
それが実際何を現していて本当に発声にとって(+)なのかを考察するのが僕がやっている仕事の一つですが,この辺の表現など科学的にはなかなか理解が難しいんですね.イメージは沸くんですけれどね.声は空気流の粗密波ですから,空気なんですよね,物理的には.

>因みに母音のaeiouは全部同じ口の形です。舌の位置が少々変わるだけで、全部縦に丸く開けます。

これも実際はそうでは無いんですよねw
ただ普通の会話の発声を基準にすると言っていることは理解できなくも無いw
オーストラリアにいる研究仲間のJoe Wolfeさんたちが最近やっている研究でそう云うのがあります.口を/a/の様に大きくあける…笑い顔になるってのなんですが,特に高い声では声のパワーを保つために共鳴腔である声道の形状を通常の発声とは異なる調整をすることが大切です
http://www.phys.unsw.edu.au/~jw/soprane.html
空気を当てる,も,息を当てる,も表現としては大差ないですよねw

個人的には,声を息の上に乗せる的な表現は,実は気流の制御ではなくて,喉頭の調節や声帯の使い方に関連しているのではないかとか思ったりします.声帯の厚さ(この表現もイメージ先行ですね.本当に声帯が厚くなる時に厚くと言っているかどうかは,しばしば疑問です)とか,つまり,声帯筋の張力や内転の強さと,呼気の安定と云うことに関係しているのではないかと思っています.声帯での抵抗値を下げることによって呼気の流量などを制御する,そう云う感じです.他の歌唱教育メソッドではどう云う言い方をするのかなとか,時々,考えます.

アレルヤと云う歌詞を知っているからアレルヤに聞こえると云うのもあると思いますw
聴取実験をするとソプラノの高い声はどの母音もしばしば/a/に間違われます.

Joeさんの論文では,発声の基本周波数(ピッチ)が声道全体の共鳴周波数(第1フォルマント)より高くなる様な高音の発声は,通常,声帯が振動しにくいが,ソプラノ歌手は口を笑っている様な形にすることによって声道の音響インピーダンスってのを調整して,声帯の振動をし易くするつまり発声し易くしている,と云うことを明らかにしましています.久々にNatureと云う雑誌に載った歌声研究の論文です.アッパレ.
テノールは笑う必要がないんですね,少なくとも音響物理学的にはw

口角を上げて笑う様な口の作り方を指導するのはいろんなところで見ています.まあ,それが科学として意味が無いことではないと実証されたと云うことで.

acutoでは,声帯振動も,通常のファルセット,i.e.女性の頭声区の振動様式と異なるものになります.
Quesoさん、12のコメントのネイチャー誌に掲載された論文について、もう少し詳しい情報を提供頂けないでしょうか?気が向いた時で良いので。
Joe Wolfeさんのページに張ってあるリンク
http://www.phys.unsw.edu.au/jw/reprints/SopranoNat.pdf

第1フォルマントを基本周波数が越えると声帯振動がしにくくなるのは物理的な現象で理解するには少し音響物理の専門知識が必要です.

口を大きく開けるとF1が上がるのは,簡単に説明すると口を大きく開けると声道と大気との境界面が交替して実効的な声道長が短くなる,からです.
おー、ナルホド。忙しい中、情報ありがとうございます!

余談ですが、ベル・カントではbocca ridente、つまり“微笑んでいる口”が推奨されていたようですね。主な理由は外見上の美観らしいですが、(場合によっては)高次の部分音が強められて「輝き」や「明るさ」が増す効果もあったりします。
僕は豊かにエネルギッシュにハモる合唱を実現するために
ベル・カント唱法を勉強しています。
フースラーのメソッドです。

まだまだ分からないことがたくさんあるので
いろいろな情報を期待しています。
みなさん、よろしくおねがいします!
16:
>境界面が交替して

後退して

の間違いでした.

笑う顔をすると高次の倍音が大きくなると云うのは必ずしも正しくはありません.声道に起因するフォルマント,つまりスペクトルの山は全体的に上にシフトしますが,高次倍音が全体的に強められると云うことではありません.

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