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男はつらいよ・とらやの茶の間コミュの男はつらいよ『帰ってきた寅次郎』製作プロジェクト

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山田監督に、寅さんの物まねのゴジーラ久山さん主演で『帰ってきた寅次郎』という映画を作ってもらいたいな。

寅は20年も前に行方不明になり、風来の旅のどこかで死んだものと車屋では葬式も済ましていました。
さくらと博がおばちゃん、おいちゃんの後を継ぎ「車屋」で団子造りをしている。帝釈天の御前様はなぜか源ちゃんだよ。これって面白そう。
御前様の娘さんは秋子さん。勿論、寅が惚れて失恋する相手。「男はつらいよ」シリーズではマドンナは冬子、夏子、春子と続くが、48作中、秋子というマドンナは出てこなかった。実は山田監督は、この『帰ってきた寅次郎』のマドンナのために秋子という名前をとっておいたのです(本当かよ?)。
満男は朝日印刷の従業員で、泉と結婚し近くのアパートで暮らしている。あけみは朝日印刷の女タコ社長だ。
ある日、「おいちゃん、おばちゃん元気かい、俺だよ。寅だよ」と寅次郎二世が現れる。さくらも博も寅そっくりな男の出現にビックリ。「まさか?お兄ちゃんは20年も前に行方不明。生きていたとしても80歳は超えているはずだわ」。この男こそ、寅とリリーの息子、名前もそのまま寅次郎だ。奄美で暮らしていた寅とリリーの間に生まれた子だが、この子が生まれた後すぐに寅が死んでしまったので、リリーは寅を偲んでこの子を寅次郎と名付けたって訳。
寅次郎二世の出現で、とら屋で歓迎の宴会が開かれる。そこにやってくるのが、近所のご婦人方、御前様の奥方朋子さん、寿司屋のお文さん、光枝さんも来る(かつてのマドンナ全員集合)です。
勿論、最後にさくらとリリーの再会もあるよ。しんみりするシーンだな。
このあと話はどう展開するかな…。

「男はつらいよ」第49作『帰ってきた寅次郎』、本当に山田監督に書いてもらいたいですね。監督が書いてくれなければ、自分で書くか。

『帰ってきた寅次郎』

監督:山田洋二
脚本:ロスセンチャイルド

緞帳があがると、場面は初夏の帝釈天前。参道を関節痛の膝をいたわりゆっくりと歩いてきた御前様(源公)が店の前を掃除しているさくらに気づく。
(御前様)「兄いの・・・」と言いかけ、急に神妙な顔になり「お兄様の命日も近こうございますね」(ゴホン、と軽く咳をし、両手を合わせて会釈する)
(さくら)「命日とはいいいましても、兄は行方不明ですので、何時どこで無くなったのか分かりませんもの」

場面は換わり、とら屋の居間。ブラウン管のテレビが32インチの液晶テレビに代わった以外は、20年前のままである。夜、さくら、博、泉と満男が膳を囲んで食事をしている。
(さくら)「お兄ちゃんが、帰ってきてくれたころは、いつも楽しい話でみんな大笑いだったわね。もうずいぶん昔のことだけど・・・」
(博)「喧嘩も絶えなかったけどな」
(泉)「懐かしいな、寅おじさん」
テレビを見ながら食べていた満男が、
「あれ」と言って茶碗を落とす。
(博)「どうしたんだ、満男、驚くじゃないか」
(満男)「お、お、叔父さんだよ」
(博)「誰だって」
(満男)テレビを指さし「叔父さん、寅おじさんだよ」
(博)「そんなバカなことあるわけないじゃないか」
みんなテレビの方へ視線を向ける。テレビの画面には大地震の被害地石巻で、被災者への炊き出し風景が映っている。炊き出しに並ぶ人たちを寅さんそっくりの30代のぐらいの男が仕切っている。
(さくら)「お兄ちゃんの訳ないわよ。お兄ちゃんはね、行方不明だけど、生きていたとしても80歳すぎになるのよ」
(テレビの画面の石巻)
列に並ぶ老婆「寅さん、いつもすまないね」
(とらやの全員)「え!」
(寅)「いいってことよ」「聞いた話なんだけどね、日本人は、親の代、爺ちゃんの代、ひい爺さん代って、ずーっと聖徳太子の代までさかのぼっていくと、みんな親戚どうしなんだってさ。だからおばちゃんと俺も遠い親戚よ。親戚の方が困っているのにほっておけますか」
「みなさん、並んで、割り込んじゃ駄目だよ」寅は列に並ぶ別の老婆と目が合う。「おばちゃん。美人だね。わたしゃ、こんな美人見たことないね。若い時はずいぶん男泣かしたんだろう。あれ、なんだ、そっぽ向いたりしやがって。やだねーえ。やけのやんぱち日焼けのなすび、色が黒くて食いつきたいが、わたしゃ入れ歯で歯がたたないよときやがったね。」 みんながどっと笑う。
(満男)「やっぱり、寅おじさんだよな」
(泉)「信じられないわ」
(博)「リインカルネーションってこともあるからな。つまりだ、生まれ変わりだよ。叔父さんみたいに、どこか旅先で、だれにも看取られずに死んだような人はな、死んでも死に切れなくて、誰か他人の肉体に宿って、生まれ変わってくるってことさ」
(さくら)「へんなこと言わないで、気持ち悪いわ」

一月後の柴又、
寅次郎が帝釈天の参道に現れる。
「ここが親父の生まれた東京は葛飾柴又よ。あちらが帝釈天だ。母ちゃん(リリー)がよく話してたな」

髪も着物も源公そっくりな若い寺男が帝釈天の門前を掃いている。
(寅)「よお、そこの兄ちゃん、とら屋ってえのはどっちだい」
寺男は寅をまじまじと見つめ、手だけとら屋の方を指して「あっち」と言う。
「ありがとよ。結構毛だらけ猫灰だらけだい」

参道をとら屋へ向かう寅、途中で「恋の悩みはお釈迦様でも直しゃせぬ」と口ずさみながら自転車に乗る越後屋とすれ違う。
「相変わらずバカか?」と寅が声かける。
越後屋、振り向いて、むっとした表情で「なんだあいつ、寅みたいなこと言いやがって」と独り言を言う。

客のいないとら屋、さくらは店の中で掃き掃除。博は新聞を読んでいる。そこに寅が登場だ。
(寅二世)「おいちゃん、おばちゃん、俺だよ、寅だよ」
博とさくらはびっくり仰天。
(さくら)「あなた誰なの、お兄ちゃんの名前を騙ってるの?」
(寅二世)「おばちゃん、なんてこというんだい。嘘つきは泥棒の始まりよ。泥棒の始まりが石川五右衛門奈なら、助べえの始まりが小平の義雄だい。俺はなあ、おばちゃんの兄さん、車寅次郎の息子よ」

(「今日はこのへんでお開きということにして・・・」(続く)

コメント(2)

す、すげぇ、大作。
続きを待ってますよ。指でOK
面白いなぁ・・・。
是非、続きを!

こういうのって、寅さんファンならば誰でも想像するよね?
ファンそれぞれの、その後の寅屋。
『帰ってきた寅次郎』を、思い描いているでしょうね。

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