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男はつらいよ・とらやの茶の間コミュの柴又が恋しい・・・・

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「男はつらいよ」シリーズが20作を越した頃だったか……、映画の中の風景に憧れを持つようになり、寅さんの故郷に行ってみたくなりました。でもどう行ったらいいのか分からない。地図や路線図を眺め、やっとのことで柴又の駅に降りることができました。そこは映画に登場する世界そのまま。第4作「新・男はつらいよ」で登場した午前様が園長だったルンビニ幼稚園は実際に題経寺が経営する幼稚園だったこともこの時にしりました。ルンビニ幼稚園の脇を通って江戸川土手へ・・・。ここも寅ファンの聖地ですね。私が最初に行ったのはたしか正月だったかな…。当然「寅さん記念館」なるものも、駅前の寅さん像もありません。現実に、春・秋と毎年ロケ隊がこの地で渥美さんや倍賞さんを撮影している元気な柴又でした。
撮影がなくなってからも、年に1〜2回は必ず訪れて「寅さんワールド」に浸っていました。シリーズ初期は話の舞台がほとんど柴又だったので、いたるところに寅さん名所を見つける事が出来たのです。寅さんが思わず駆け込んだマドンナ貴子の喫茶店ロークは帝釈天門前を左に行った突き当たり・・・、実際には喫茶店ではありませんでした。駅前には旅役者の座長の娘・美保が上京して柴又のラーメン店の店員になった上海軒が実際にありました。寅さんが結婚するという噂が持ちきりになり、上機嫌でおばちゃんが買い物をした駅前の青果店。京はるみの歌に聴き惚れてカセットレコーダーを持ってきてしまった電気店。さくらと博が結婚式を挙げた川千家、寅次郎の同窓会があった川甚。そこかしこに寅さんの匂いが残っていたものです。柴又駅に寅さんの銅像が建ってしまったことで、この地はテーマーパーク化されたような趣でこの地に降りたっても本当に映画の中の柴又に自分がいることの実感が薄れたように思うのです。

渥美さんが居ない今、午前様も、タコ社長も、おいちゃんも、みんな鬼籍の人となってしまいオリジナルキャストでの寅さん復活は望むべくもありません。ま、48作という壮大なドラマが脈々と存在するので逢いたくなったらDVDでいつでも逢える……。でも、あの柴又の参道で「おかえり〜」「おう、相変わらず馬鹿か〜」のやり取りが観たい。

例えば、寅次郎が子供の時、とらやに引き取られてから16歳の家出をするまでの話は映画にならないのだろうか……。昭和ブームの邦画界にあって、もう一つの「三丁目の夕日」にはならないだろうか……。柴又を飛び出し、テキヤ稼業の修行時代の若き日の寅次郎。雪の降る寒い日に、無一文で腹を空かせて飛び込んだ食堂で食事をさせてもらったおゆきさんのエピソード…、等々家出から柴又へ戻るまで20年間の寅次郎青春期は映画に出来ないものか………。等とつい妄想にふけってしまうのです。

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