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ネタバレで映画を語るかい?コミュの ショコラ ジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップなど

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☆罪深いチョコレート☆

 カンガルーのように次から次へといろんな町をピョンピョン旅するシングルマザーとその娘のお話なのですが、宗教的に断食の習慣がない日本人にとってはちょっとピンとこない部分がある映画かもしれません。
 私が初めてこの映画をみたときは、家族愛のほうにばかりひかれていたのですが、イスラム圏で断食のシーズンを経験してからこの映画の見方が少し変わりました。断食って日本人はダイエットのときぐらいしかしませんが、宗教的にそういう習慣がある国だと普通だったりするんですよね。私が滞在した国では断食中の人は朝6時から夜6時までは口には何もいれませんし、シャワーですら禁止だったりします(水を飲んじゃうから・・・)。昼食を普通に取る日本人が気を使って現地の人の前ではランチを食べないような厳格さでした。
 村人のほとんど誰もがしきたりを守っているそんな中で主人公のヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)はチョコレートショップを立ち上げて断食中の村人にすすめるのだから村長さんのレノ伯爵(アルフレッド・モリーナ)が目を光らせないはずがない。この映画はそんな村長さんとのバトルが見所だったりもします。案の定、主人公のヴィアンヌは無神論者扱いです。また、断食のシーズン中という設定のおかげでチョコという存在も罪深き存在になって際立っています。多分、毎年断食をしている人々にとっては「おいおい、断食のシーズン中なのにチョコ食べちゃったよ〜」みたいな感情移入ができるんでしょうね。
 ジョニーデップは友情出演といったところですが存在感があります。ヴィアンヌの娘役アヌークのヴィクトワール・ティヴィソルも可愛いですね。カンガルーの仕草を真似したりしてるとこが可愛かったです。「ポネット」のジャケットの子ですが、この映画は私はまだみていません。今度みてみようと思わせる演技でした。そして、ヴィアンヌの最初の常連客アルマンド役のジュディ・デンチの演技が光っていたようにおもいます。そのアルマンドお婆ちゃんの娘役カロリーヌを「マトリックス」のトリニティ役を演じたキャリー=アン・モスが教育ママとして頑張ってます。
 映画は全体的にジュリエット・ビノシュの大人の色気がこれでもかとでていた甘〜い感じの映画だったのですが、家庭内暴力や糖尿病、いじめなども扱っていて甘いだけではない映画です。DV(ドメスティックバイオレンス)という言葉を聞いただけで嫌な体験を思い出してしまうような人にはおすすめはしない映画かもしれません。
 DVに苦しむジョゼフィーヌを演じたレナ・オリンとラッセ・ハルストレム監督は1994年に結婚しているそうです。意外な夫婦共演ですね。
 キリスト教に対する知識が乏しいので分からない部分もあったのですが、心温まるいい映画だと私は思います。舞台はフランスやのになんで英語ではなすねん!っていうつっこみはあるかもしれませんが、まあそこは割り切ってみていただけたらとおもいます。

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