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日本文化伝統芸能鑑賞推薦委員会コミュの落語について(日本の話芸)

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コメント(12)

林家正雀独演会

演目は、「大どこの犬」、「真景累ヶ淵」(円朝作)より「豊滋賀」「お久殺し/水門の場」、「豊竹屋」。

林家正雀は、故林家彦六(先代林家正蔵)の十一番弟子。

彦六の芝居噺・怪談噺を引き継ぐ第一人者。

NHK新人落語コンクール最優秀賞を昭和54年に受賞。

昭和60年代から平成にかけて、芸術祭賞を受賞。

「大どこの犬」は、上方で、「鴻池の犬」として公演されていたものを

彦六が東京にもってきたもの。

犬の兄弟の人情話に、お大尽に飼われる犬の「黒」の出世譚がからむ。

東京で上演されるのは、きわめて珍しい。

淡々とした中に、言葉遊びの妙が楽しい落語である。

「真景累ヶ淵」(円朝作)より「豊滋賀」「お久殺し/水門の場」は、

歌舞伎の「累ヶ淵」とは別物で、

これを踏まえた後世の別の因縁話となっている。

昔は、寄席全体を暗くして、

高座の裏から幽霊を出したそうだが、

今は、素話として、

いかに、

おどろおどろしい話を語れるかが、

眼目。

正雀の語り口は、

その点、

巧妙で、


どろどろとした人間模様と

それに絡んで、登場する

おどろおどろしい世界へ



聴衆を引き込む。



一時間の熱演を感じさせない

迫真の出来栄えであった。


「豊竹屋」は、

うって、かわって、

義太夫語りで、面白おかしく、

言葉遊びをしながら、

笑いを獲る

リズミカルな語りの芸の世界。

義太夫を実際に習っていた正雀らしい、

傑作に仕上がった。

あっという間のはなしっぷりであった。

学士会落語会は、会員制で、

普段聞けない演目を工夫して出してきて、

かけるのが、趣旨と言うだけあって、

趣向の違った三作品を

思い切り楽しめた。




三遊亭圓朝の幽霊の掛け軸のコレクションの展覧会が開かれていたそうです。詳しくは、下記のホームページをご参照ください。

菩提寺らしいです。

http://www.yanesen.net/topics/topic/2894/
三遊亭遊雀の「堪忍袋」の感想を書きましたので、

良かったら、以下をご覧ください。

http://ameblo.jp/ytwy/entry-10174059394.html
笑福亭福笑の新作落語「もうひとつの日本」の感想を書きましたので

良かったら、以下をご覧ください。

http://ameblo.jp/ytwy/entry-10174063417.html
かみいた落語塾という「社会人向け落語研究会」ともいうべき、グループがあって、活発に活動しています。

落語を見に行ってきたので、感想を書きました。

http://ameblo.jp/ytwy/entry-10177235394.html
桂歌丸師匠 国立演芸場中座

永田町の三宅坂の国立演芸場で何と桂歌丸師匠が真景累淵で豊志賀の死を高座にかけていました。8月11日から20日までだったので、併せて観れば、興味深かったかもしれません。1時間たっぷり聞かせてくれたそうです。歌舞伎の寸評は観劇の翌翌日くらいに、歌丸師匠の寸評は18日火曜日の日経夕刊に出ていました。気になるなら、図書館でご一読ください。
学士会落語会鑑賞記。
鼓ヶ滝
三山亭多楽
語り口滑らか。口上立て板に水の如し。
講釈ネタらしいテンポの良い語り口。
洒落た枕から始めて、懸詞、縁語、が、ふんだんに出てきて楽しい。
夢落ちに終わらず、若き西行法師の修行、開眼の一幕まで、一気に聞かせる力量に関心した。
学士会落語会。
鑑賞記。
ねずみ
金願亭乱志
舞台は仙台、伊達城下。名工左甚五郎の道中での人情噺。
大店の旅籠の虎屋の元亭主で、今はしがないあばら屋の旅籠のねずみ屋の亭主。
その12歳の息子。
名人、左甚五郎。
三人の主要登場人物の演じ分けの語りが巧み。
特に、左甚五郎の温厚で情に厚い、しかも名人気質な感じが良く出ていた。
虎屋とねずみ屋の木彫り較べの落ちも軽妙にスムースだった。
今日1月15日、学士会落語会で、入船亭遊一の「真田小僧」の噺を聴いた。
「真田小僧」の真田は、講談の真田幸村に由来するようだと噺を聴くうちにわかった。
たが、この噺、真田幸村に、主題があるわけではなく、「小僧」、すなわち、悪知恵の働く、子供の方に、主題がある。
落語では、「若旦那」、や「熊さん、はっつぁん」に代表される「長屋」の噺などが、よく扱われるテーマだが、悪く言ったら「こまっしゃくれた」良く言ったら「機転の利く」子供の噺もけっこうあると思います。
今日の噺は、そんな親も顔負け、親がしてやられる子供の噺です。
「してやられる」おかしさは、日本古来のものらしく、能狂言でも、ここをクライマックスに、ストーリー展開されることが良くあります。
さて、今日の噺。
(枕と専門用語では言うのかもしれないのですが、)まずは、弟弟子ができた話(ロダンの宇治原のような高学歴でしかも卒業を控えた4年の初冬に入門してきた)から、この勉強はできるが機転の利かない(?)弟子にかけて勉強の話、遊びの話、と話題を振りながら、本題の「真田小僧」の噺に入った。
この頭の話題のお寺の門前での「葬式ごっこ」の死体役、「刑務所ごっこ」の懲役の話など、奇妙な発想の遊びの話が、軽妙な語り口で、素直に笑えた。
噺の前半は、父親と子供の普段の会話か゛、駆け引きとなり、まんまと子供の思うつぼとなるところまで。
テンポの良い親子の掛け合いが魅力的で、聴衆を引き込んだと思う。
(たぶん職人気質)の素朴な性格の父親と「こまっしゃくれた」機転の利く子供の演じ分けが、この後の「してやられた」感がおかしさを増していて、この辺がこの人の上手さなのだろう。
後半は、父親から小遣い銭を巻き上げるダシに使われたおかみさんも登場。
今度は、両親の真ん前で、まんまと・・。
後半は、真田幸村の長い講談を聞いて覚えて帰ってきたと子供の話を信じて聴くか、父親の話に聞き耳を立ててそらんじたと聴くか、で、子供の利発さのベクトルは変わってくるが、主題からみて、後者、「万事に抜け目のない子供」ということになるだろう。
最後の「落ち」に向かって、最終章をスパッと駆けたところが、小気味良かった。
僭越ながら、良い噺を聴かせてもらった。
学士会館で、入船亭扇遊の「三井の大黒」を聴いた。

「三井の大黒」を聴くのは、2回目ですが、恵比寿・大黒、商売繁盛の出てくるこの噺は、やはり、お正月に聴くのが相応しい感じがします。
主人公は、飛騨出身の天下の名工、日光の東照宮の「眠り猫」で有名な左甚五郎です。
左甚五郎の昼行灯のような普段の物腰を、その場では大物ぶらないようにしながら、後でやっぱり大物だった、とみんなに納得させる噺が見せ場だったと思います。
その意味では、見事な左甚五郎だったと思います。
恵比寿・大黒につけた商売繁盛の歌で留める噺の作り方も気に入った作品です。
入船亭扇遊の「三井の大黒」で中入り。



中入り後は、お正月らしくにぎやかに、ということで、「音曲」の演目。



高座に登場した人物は、三遊亭小圓歌、三味線漫談。



現在、三味線漫談を演じるのは、日本で、二人。



そのうち、一人は、高齢なので、実質、三遊亭小圓歌師匠一人。



三遊亭小圓歌の演芸は、都都逸、相撲甚句、など三味線を作った演芸のほか、最後に「かっぽれ」の踊りがあった。



和服姿の女性の「音曲」<イロモノ>は、艶やかだった。

最後に入船亭扇遊の「文違い」を聴いた。
落語の重要ジャンルで、江戸情緒溢れる「廓噺」のひとつである。
自称「色男」三人の演じ分けが芸の見せ場のひとつではないかという感想を持った。
三人三様の「色男」が、三人三様の個性を生かして、結局、遊女に金を巻き上げられた様子が良く描かれて、演じられていた。
男と女の駆け引きの妙も、良く描写されていた。
世の中、つまるところ、騙し騙され、の世界といいながら、妙な自惚れや勘違いが、それを助長していく有り様を巧妙に組み立てていって、世知辛い世の中をオブラートに包んで耳障りの良いストーリーに仕上げている。
さすがに、真打ちです。

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