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日本郵政グループの仲間たちコミュの日本郵便非正規ユニオン結成

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 神戸新聞の報道

郵便局の非正規社員、労組を結成 神戸 
 神戸市内の郵便局で働く非正規社員が二十九日、労働組合「日本郵便非正規ユニオン」を設立、結成集会を開く。郵政民営化から丸一年が過ぎ、グループ内の非正規社員は約二十一万人と全体の47%に増加。しかし、組合に所属していない非正規社員も多いとみられ、メンバーらは労働環境をめぐる問題が表面化しにくいと指摘している。(高田康夫)

 委員長の福本慶一さん(28)=同市北区=は約五年前から、郵便事業会社長田支店で配達業務を担当していた。今年五月、新集配システムの導入に伴い、勤務時間を六時間から八時間にされたが、三カ月後には「六時間に戻す。同意しなければ雇用契約を更新しないこともある」と告げられたという。

 時給千二百五十円で年収は約二百五十万円。一日二時間の短縮は、収入の25%カットに当たる。一人暮らしを始めたばかりだった福本さんは通告に困惑し、労組「武庫川ユニオン」(尼崎市)に加入。団体交渉を申し入れたところ、会社側は八時間のまま契約更新することを決めたという。

 非正規社員の相談を受ける団体「ゆうせい非正規労働センター」には、契約が切り替わる九月末時点での雇い止めの相談が全国で十件以上あった。福本さんらは「同様の問題が起きる可能性がある」として、同僚数人と労組の設立に踏み切った。同センターなどによると、非正規社員だけの労組は例がないという。

 福本さんは「突然の雇用時間変更などあまりにも非人間的な扱いだった。非正規雇用の不安定さを変えたい」と話す。

 郵便事業会社近畿支社は「業務量に応じ適正に配置するため、雇用時間の見直しを説明した。個別に理解を求め、同意しなければ雇用契約を更新しないとは言っていない」と説明する。

 結成集会は午後六時半から、神戸市中央区の市勤労会館で開く。

 毎日新聞の報道

郵便事業会社:非正規労働者、ユニオン結成 神戸・長田支店の8人
 日本郵政グループの郵便事業会社長田支店(神戸市長田区)で郵便配達員として働いている非正規労働者8人が、待遇改善や雇用の安定を求めるため個人加盟の労働組合「日本郵便非正規ユニオン」を結成した。29日に結成集会を開く。郵便事業は人件費削減のために正社員から非正規労働者への切り替えが進んでおり、民営化で発足した同社では非正規が6割を超している。

 結成したのは神戸市北区の福本慶一さん(28)ら。福本さんは短大中退後、正社員としての就職先が見つからずアルバイトを転々とした。5年前から郵政公社の非常勤職員となり、07年10月の民営化後は半年更新の期間雇用社員に身分が変わった。週5日で1日8時間と正社員とほぼ同じ勤務時間だが、時給1250円で月収20万円程度、ボーナスは年間10万円足らず。貯金もできないという。

 さらに同支店は8月末、人件費削減のために労働時間を1日8時間から6時間に減らすことを提案。月収が約5万円減る計算で、同意しない際の契約打ち切りも示唆された。福本さんは「立場の弱い非正規労働者は団結するしかない」と労組を結成、「不利益な労働条件に一方的に変更する提案で違法」と抵抗、撤回を勝ち取った。

 日本郵政公社時代の03年度末には郵便事業の正職員は約12万人いたが、今年4月の郵便事業会社の正社員は約9万7000人。一方で非正規労働者を増やす方針を進め、03年度末は約8万5000人(8時間労働換算)だったが、今年4月には実数で約15万6000人になった。

 結成集会は午後6時半から神戸市勤労会館(同市中央区)で。問い合わせは事務局(06・6481・2341)。【樋口岳大、日野行介】

毎日新聞 2008年10月26日 大阪朝刊


 参加者の報告記事(人事交流=強制配転に反対する近畿郵政労働者の会ホームページより)

10・29日本郵便非正規ユニオン
結成総会報告

苦境を生きる当事者の
声に耳を傾けよ!


10月29日に神戸勤労会館にて日本郵政非正規ユニオンが結成され、参加者は百名を超えた。「反対する会」周辺からは非正規労働者を先頭に、12名が参加し、JP労組近畿地方本部の統制策動=「再教育」を弾劾した『死ぬな!辞めるな!闘おう!通信』(10月29日号)を会場内で配付し、これからも可能な範囲で協働しようと訴えた。

TVやラジオの悩み相談では、根本的な解決が語られることはない。特に、経済的な問題ではそうなのだが、悩みというのはすべからく社会的なものであって、しかしTV・ラジオの相談員はそれを個人的な心のありようとか、自分の専門的な知識の狭い範囲でしか考えることができない。そこには問題の本質を構造的に掴む社会性が欠けている。しかし労働組合には「どうしたら」解決できるかというテクニック面だけではなく、「どうして」このような問題が起きるのかという社会的な考察があちこちに見られる。労働組合の歴史を最初のページから通して読もうとすると、多くの場合は中途で投げ出すことになるだろう。語られている悩みはそれぞれ深刻で、暗く、重く、いたたまれなく、地味で、個人的だ。しかし忘れてはならないのは、これらの人々が「人間らしく生きる権利」を持った一個の主権者だということだ。18時30分の定刻に始まった結成総会は、終始、自分の置かれた苦境を語る当事者たち自身の、平易な語り口で進行された。

主催者挨拶は武庫川ユニオン執行委員長が行い、議案提案のはじめに、経緯についての報告があった。郵便事業会社長田支店の「非社員に賃金を支払う予算がないので、現在の一日8時間の雇用契約を、次の10月からの契約では一日6時間雇用にして貰おうと考えています」と突然知った時の衝撃を語る言葉で始まり、かれらの直面する困難の大きさが伝わってくるようだった。次いで、日本郵政非正規ユニオンの活動方針案及び支部三役の選出及び決意表明が行われた。会社はコスト削減・効率性の追求で利潤を拡大し、利潤至上主義であることを看破した。そして資本のやりたい放題を制約する労基法や団体協約を踏みつぶそうとするのが新自由主義であり、労働組合の組織的抵抗だけが歯止めとなり、これがなければ資本に隷属するしかないとして、労働組合武庫川ユニオン長田郵便分会の闘いの正当性が訴えられた。ここに非正規労働者独自の労働組合が結成されたこと、これに危感を募らせた資本郵政という階級構図のもとで、こういう形態を取って闘いが始まった。

10・29日本郵政非正規ユニオンの結成総会には、非正規労働者がその労働者性を獲得していく過程が刻まれているのだが、それらはすべて「労働者である」という宣言と、それに基づき団体交渉を果敢に実行したことから始まったのだという事実が示されている。徐々にではあるが、確かに、階級闘争は変容しつつある。結成総会の主催者挨拶は、「声をあげ始めた昨今の青年労働者の態様は、小林多喜二の『蟹工船』に描かれている労働境遇と重ね合わせているだけではないと思える。」とそのことを強調した。去年から今年にかけて、いろんな形で労働者人民の不満が表面に出てくるようになっている。はっきりした矛盾として現れている。いままでは報道管制を敷いていたが、もう止めようもないくらいはっきりした形で出てきている。結成総会の諸報告は、すでに開始されている来たるべき全国闘争への教訓を引き出すために、全国の職場活動家が取り掛かっている作業のひとつであるといっていい。現場活動家が総括し始めたこのような作業は、これからわれわれが郵政戦線の諸問題を考えていくうえで貴重な材料を提供してくれている。それらはまだ素描の形ではあるが、全体として一定の方向性は与えられているといっていい。しかしまた、それを圧殺しようとする敵の側も、総力をあげて襲い掛かってくる。たとえば、関西トランスポート分会への解雇攻撃等を見ればそれはわかる。関西トランスポート分会によって取り組み始められた闘争形態・ストライキの課題の解明の仕事もまだ端緒に着いたばかりであり、冒頭に触れたように、まだ一定の方向が与えられたに過ぎない。こうした労働者階級の共同闘争の気運が、日本資本主義の直面している危機のなかで、資本の側から掛けられてくる攻撃、生活の破壊、諸権利の制限・侵害等に対する、労働者人民の反撃を通じて作りだされてきたという点である。10・29日本郵便非正規ユニオン結成総会のなかで、触発されたところを以上整理してみた。

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