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大学院「中国政治論研究」コミュの[靖国]を見てから

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 幸いに「靖国」をその公式上映前に見た。結構前から、この議論を起こさせたドキュメンタリー映画を注目していたが、一度日本での上映が禁止されたというニュースも聞いた。現在日中間外交問題の中で靖国問題は大きな議論点として取り上げられている。当時の小泉元日本首相は在任期間で何回も中国侵略戦争で亡くなった軍人の霊位が祭られている靖国神社を参拝に行ったことに対して、中国や韓国などの戦争被害国からの反対の声が絶えなかった。それでも、日本人は日本首相が靖国神社を参拝することによる戦争被害者としての中国や韓国(主に中国)に傷づいていることに対して認識できなかった。逆に、日本人は靖国参拝が自分の精神的な信仰問題で政治問題ではないと主張している。反対の立場に立っている中国人も日本人と同様に相手のための立場転換することができない。そのように、靖国問題をめぐって、日中間はこの問題についてずっともめてきていて、なかなか解決できなかった。実は中国と日本、この二つの国の間に単なる靖国問題ではない。長い歴史の中で結びつかれた絆が一気に取ろうという考えは幼稚ではないかと思っている。
 今回中国人の李纓監督が制作した「靖国」というドキュメンタリー映画は日中間のこのとても敏感な問題を取り上げた。映画がほとんど簡単に直接にビデオカメラで実景を取ったり、インタビューをしたりして、何も芸術的に加工せずにできたものであるが、それこその震撼力があると思う。映画全体は靖国の日本刀を鍛造する老人をメインラインとして、生き生きしく靖国神社というものは現代日本人にとってはどのような存在なのかを見せてくれた。
とくに映画の中で二つのシーンには、衝撃的な印象が残っていたが、それらも一番映画の主旨を解明できるところと思う。
 まず、毎年の8月15日になると、靖国神社が日常と違って、にぎやかな場になる。目にするのは旧日本軍の軍服を着て「天皇陛下万歳」と猛々しく叫ぶ人たち、今まで靖国神社に行ったことがない私には、この画面を見たら、本当に驚いた。中国人として、中国の愛国主義教育を受けてきた私は以前、ただ中国の日中戦争に関する映画の中でこんな場面を見たことがある。このような写実な画面を見るのは初めてである。ということは、初めて以前映画で見たものは現実にも存在していると実感した。そして、日本人の愛国主義観念も強いなと思った。たぶん、中国と違うのは、日本の愛国主義者はその一部だけであろう。李纓監督は「多くの戦争は自分が正しいという考えを持つ国々によって始められたものです。そして記憶というものは自分の都合の良いものだけを覚えています。これは人間の持つ根源的な問題です。靖国神社では、戦没者の全員を英雄だと思っています。しかしその「英雄」たちがアジア各国にもたらした苦痛を忘れているのです。」と言った。それはすばらしいコメントと思った。
 二つ目のシーンは靖国神社で催された追悼集会に抗議し、参列者に袋叩きにされる日本人の若者である。血だらけの若者は中国人と見誤られて、「お前、中国人やろう?中国帰れ!…」と絶えない声の中で追い出された。「私はどんなに殴られてもかまいません。小泉首相が靖国参拝をやめるべきです。」といい続けた。心が打たれたような感じがする。これに対して、皮肉的な意味もあると思うが、同じ日本人でも、靖国に対する認識もそれぞれ違うと分かった。中国人留学生として、この画面を見たら、腹が立つというより、日中友好という憧れに絶望したという遺憾な気持ちだといえる。不理解とはもちろん、完全に相互に敵視しているのではないか?暴力を振られたのはが中国人ではないが、そう思った。
 この映画は監督が十年の時間をかけて、できた作品である。素敵な芸術的な映画作品ではないが、その反映した内容と意味は充分中国人と日本人の観衆の関心を吸引できるような秀作だと思う。
                    E08M501 于 乾川(ウ ケンセン)

コメント(1)

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