地球を1つの村のように認識する傾向がますます強まる一方で、加速度的な人類の進化により、「地球村」の住人の遺伝的多様性はいっそう深まっているようだ。10日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に、米国の研究チームが研究成果を発表した。
研究を主導したのは、米ウィスコンシン大学マディソン校(University of Wisconsin-Madison)のジョン・ホークス(John Hawks)准教授(人類学)。
研究チームに参加した米ユタ大学(University of Utah)のヘンリー・ハーペンディング(Henry Harpending)教授(人類学)は、「人類は多様な進化を遂げつつある。遺伝子進化の速さは特にヨーロッパ、アジア、アフリカで顕著だが、そうした進化のほぼすべては、その大陸に固有なものだ。つまり人類はますます多様化しつつあり、さまざまな特性が混ざり合った1つの民族へと統合される方向へは向かっていないということだ」と語る。