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悠々の心コミュの大学建学の精神(1)「質実剛健」とゼミ教育

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大学の学風に惹かれて
大学を選ばれる方が多いそうですね。

大学の学部学科の選択では
評判や抽象的な話よりも
実際に大学のキャンパスに来られて
自分でフィーリングを感じ取ることの方がはるかに大切だと思います。

就職指導の時も、実際に会社に行って
この会社で長く働きたいという強い気持ちが沸いてきたら
第一志望として取り組みなさいと指導しています。

大学は4年しかいませんので、企業とは違いますが、
キャンパスの雰囲気は、脳の中の神経に強く影響して
若い人々の人格形成や生活の仕方・物の考え方にも関係するところが出てきます。

特にキャンパスの人間模様です。
どのような人々に囲まれてこれから青春の多感な時代を送るのか
その影響力は非常に強いようです。
大学の4年間に周囲の環境によってずいぶん成長が違ってきます。

高校の先輩に是非いろいろ伺って下さい。
口コミの情報は影響力が大きいですね。


ゼミ活動のおわりになって、
私に感謝の言葉を書いてくる学生もいます。
田中ゼミに入れて貰って、とても有り難かったことは
こういう活発なゼミの雰囲気を味わえる機会を得たこと、
そこで先輩・仲間・後輩の知己を得たことです

だから
単なる名前や評判だけでなく
自分で納得のいくような実地の感じを大切にして下さい。

昨日広い運情動で学生たちが沢山、いろいろなスポーツに興じていました。
周囲の色づきかけた樹木が、西日を受けて美しく輝いており
見とれてしまいました。

ソフトボールは、スポーツサークルの試合のようでしたが
ピッチャーが投げる球が、あまりに速いので、攻防が面白く
長い時間、試合を観戦しました。
おそらく高校でソフトボールを専門にやっていた学生たちが
大学ではスポーツサークルに入って楽しんでいるのでしょう。
あまりにうますぎます!

さて
中央大学の建学の理念についてすこし私の話を書きます。
「実地応用:についてはすでに書きました。

●建学の精神・理念のお話

中央大学の建学の精神として
一般に「質実剛健」「家族的情味」が上げられます。

また、
中央大学創立百周年記念式典の「式辞」において
川添学長は、
過去100年に蓄積してきた大学の優れた理念と業績を振り返り
次の100年に向けて
さらに引き継ぎ、一層発展させるべき大学の理念として
「不撓不屈の精神」「カンパニー精神」「実地応用の学風」
をあげています。

こうした大学の重要な基本問題については、
大学の正式の機関で詳しく紹介されていると思います。

ここでは、受験生に中央大学への関心と理解をもっていただくために、
大学の現場の活動にそって、私流の気楽な説明を試みてみます。



●「質実剛健」

高校訪問をすると、時々
「質実」「剛健」などの立派な字が
職員室や校長室、あるいは、その前の廊下の上に、
額に入れて掲示されています。

「質実剛健」の気風とは、
外見で派手なことや、うわべだけの華を追うのでなく
こつこつと地道に着実に学んでいくという真面目な気風、
大体このようなイメージが浮かんでくると思います。

中央大学も、キャンパスでは
真面目な学生が多く、こつこつ勉強を積み重ねているようです。
出席率もかなり高いのではないでしょうか。
私の周囲の学生は、日々勉強に忙しく、真面目に学習成果を積み上げています。
(最近は、どこの大学でも、真面目な学生が多いでしょう、中には、結構さぼる学生も)

ただ、
ここでは単に真面目に勉強するという意味だけでなく
大学生活の活動を通じて、十分しっかりした実をつけているかが問われます

大学教育の「質実剛健」
その本当の意味は、
確固とした信念や精神力の自分を作り上げて
そこにしっかりした実(人間性、知識とスキル)をつけること

だから
単に真面目に学校に来ているだけでなく
本当の厳しい教育訓練を受けながら、逞しく成長していくこと(大変身)が不可欠です。

中央大学が目指す教育の基本理念は
そうした逞しい精神力の、実のある優秀な人を育てること。
川添学長は、それを言い換えて「不撓不屈の精神」と呼ばれたと思います。
強い精神力で耐え抜いて豊かな実りをつけること。

過去100年の優れた人材として、
戦争中に、軍部の横暴に対抗して健筆をふるった「長谷川如是閑」を上げています。
その時代がどんなに苦しく困難でも
決して諦めずに自分の信念・思いを朝日新聞に書き続けた、大学の誇るべき偉人です


こうした意味で「質実」を教育理念として掲げると
人材の厳しいトレーニングが重要な課題になってきます。
辛い負荷をかけながら、学生を厳しく鍛え導いて行かなければ
充実した実をつけることはできません。

ここに学生の誤解があります。
学校に真面目に出てきて、先生の言われるとおりに素直にしたがって
やっていくのが、「質実剛健」のやり方と思っているかもしれません。
しかし
いつも受け身の姿勢では、安易に過ぎてしまい、肝心の実がついてきません。

自分で目標を持って、意欲的にに課題・問題に挑戦し、
その過程で、あれこれ深く苦しみ悩み抜き、
その悩み苦しさに絶えながら、決して諦めることなく
積極的に学習し、行動し、深く考えて、
最後には、なんとか新しいものを生み出そうと頑張り抜く。

こうして
ネバーギブアップで深く考える力と知識・スキルを十分身につけてこそ、
学生の心身に新しい実が育ってくるのでしょう。

この時、若者の脳の神経系統が、十分鍛えられて太くなっており、
また
さらに新しい問題や課題に対して
常に前向けに挑戦していこう、という強い気概と勇気・自信が出てきます。
その結果
社会に出ても
次々直面する困難な問題や課題に対しても、
深く考え行動し、新しいものを生み出す力が備わっています。

私は、
「質実剛健」の気風を
本当の実をつけるために
厳しいトレーニングに耐えて頑張る強い精神力と考えており、
ゼミの学生にも、
できるだけ大きな負荷をかけて
(自分で課題を見つけて、自分で海外調査をして、自分で論文に仕上げる努力)、
辛さ苦しみをくぐり抜ける体験を積ませています。

自分の力で関心のあるものに思い切って挑戦し、
そこで、耐えて何かを生み出す喜びを感じて、脳に記憶していく、
一人の挑戦が苦しかったら、
5人の仲間が協力して一緒に挑戦すれば
一人の担う重荷はそれだけ軽減されるし、
苦労して得られた成果を仲間と一緒に喜ぶと、感激はそれだけ倍加する。

海外旅行はとても楽しいですし、
みなで楽しむ遊びの要素をできるだけ取り入れています。
(昔は、ソフトボールがゼミの必修のような時もあり、ちょくちょく郊外に出かけて
真面目に勉強しながら、昼間はスポーツに興じました。)

残念ながら実際は、
近年、田中ゼミ応募者数は、激減してきています。
例年応募者数が100人を越えていたのに、70人ー50人ー30人と着実に減少しています。
もう今年でお終いですが、今年は、経済学部のゼミ員は僅か7人でした(残りはFLPゼミ)。


おそらく、噂では、

きついゼミはごめん、苦しいことはごめん、
もっと気楽に、楽しいゼミ生活を送りたい
田中ゼミは、まず最初に敬遠したいゼミ・・

これも時代の流れでしょうか、
その意味で「質実剛健」の気風も徐々に廃れてきたのでしょうか。

中央大学の気風に惚れて受験される方は、
私の希望としては
もう一度、中央大学の「質実剛健」の気風を思い出し、
大学4年間は、自分を精一杯鍛えて、心身強く逞しく成長する時
と信じて
入学して欲しいですね。


つづき

●「家族的情味」
  面倒見の良い情味

● 「カンパニー精神」

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