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悠々の心コミュの受験生への励ましの手紙(6)

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受験勉強は、毎日毎日、競争のための厳しい世界に投げ込まれており、
入試では、1点でも多く仲間よりも良い点をとらなければならない。
その時、
自分の心を律して、
こんな辛い時間も耐えて最後まで頑張るような
心の強さが求められます。

受験生に、
もう一つ大切なお願いがあります。
あなたの心の豊かさを育むことです。間違っても傷つけてはなりませんぞ!!!

競争意識があまりに強くなると、自分のことばかりに関心が行ってしまって
試験で自分さえ良い点をとれれば、それですべて満足、という意識が強くなりです。
確かに自分で目標を設定し、それを達成するために自分の心を強く持って
努力を重ねていくことは非常に重要です。

ただ、その時あなたの周りの方の幸せや喜びを願う心の余裕
を決して忘れないようにして下さい。
あなたの高校生活は、あなたの周りの方、家族や仲間、さらに、学校の先生や関係者など
多くの人々に支えられて初めて豊かな充実したものになるのです。
気づいてないかもしれませんが、そんな人があなたの周りからいなくなったら
どんな悲しい寂しい高校生活になるか、想像して下さい。
みんな本当に大切な方です。



それだけでじゃありませんよ。

あなたが進もうとしている大学では、
基礎学力とともに、あるいはそれ以上に、大切になるのは
心の豊かさ、
他の人への暖かい関心や
他の人への感謝・奉仕の心なんです。


世の中のために何か役に立ちたいという、強い奉仕の気持ちがあれば、
より自分の能力を向上させたい、
もっといろいろ勉強して知識やスキルを修得したいという
強い学習モチベーションを持ち続けることができます。

この向上心やモチベーションがなければ
大学生活が単なる時間の浪費に終わってしまいます。


せっかく大学に入学されてくるのですから、
大学でいろいろ学んで、
自分の長い人生に必要な基礎知識やスキルを修得して頂きたいのです。

大学の先生の言われることを素直に聞いて従えば良い、
という受け身の姿勢ではなくあまり学習成果が上がりません。
自分から積極的に社会問題に興味を持ち、
それを調べ研究するために日常的にどんどん行動し、
自分の頭で悩み考えていかなければならないのです。

こうした学習のモチベーションを支えるのは、
みなさんの心の豊かさです。

世の中にためになろうという強い奉仕の心があれば、
どんな困難な課題にでも、倦まずに挑戦して行くことができます。
この課題に挑戦する大きな力になるのは、あなたの心の豊かさです。


世の中には様々な深刻な問題があります。

地球上で10億人もの人々が1日1ドル以下(12円以下)の生活を強いられています。
汚い生活環境や辛い病に苦しんでいる人も、地球上には非常に多いです。

人類が解決すべき問題は沢山あります。
将来社会に出て、それの深刻な課題に積極的に取り組み、
困難な問題を少しでも解決しようと努力する。
それが、若い人に対する世の中の期待です。



こうした心の豊かさは、あなたの日常生活の中から自然と育っていきます。

受験勉強にどんなに没頭していても、
周りの人々に対する親切心を大切にすることです。

日頃接している人々に暖かい気持ちを向けて、
一緒にいろいろできることに喜びを感じ
また、
なにかしてあげることがあれば、ほんの少しの心がけで親切をしてあげる。

たとえば、
同居しているおばあちゃんに、少しでも喜んでくれることを探して
何か心をこめてして上げる。
おばあちゃんの喜ぶ顔があなたの心の慰めにもなり、
また、それを通じてあなたの心が、より豊かに育っていきます。

身内の方ばかりではありません。

クラスの中で率先していろいろなことをやってみる。
あなた自身が他の人に奉仕できる自信と喜びを学ぶ貴重な機会になります。
また
ボランティア活動を通じて
地域の問題、環境保全や清掃、さらに、老人慰問や様々な地元のみんさんの活動の支援など、
日常的に心がけているといろいろな奉仕の機会があります。

日常の行動においても
他の人にいつも小さな親切をする心の余裕が
あなたの心の成長にとって非常に大切になります。
ちょっと気がつくと、自然と親切なことをして上げる。
その心がけが、あなたの心を豊かにするのです。

豊かな心を持って、
青春時代の瑞々しい輝きを大切にして
受験時代を生き生きと過ごして下さいね。



最後に

タイにいるときに、
若い高校生の小さな親切に感動した話を私のブログから転載しておきます。

<タイの街角>

巨大な仏堂の寝ころぶワット・ポー寺院、
仏教伝統の圧倒的な力を感じる色彩鮮やか、きらびやかな塔の群
ここは仏教国タイの首都

<小さな親切>
仏陀の救いの願いは、この町で人々の心の中に深く宿っている。
夕方、市内の広い公園の一隅
タマサート大学を行こうと、帰宅バス待ちの制服高校生の女子学生たちに道を尋ねる
2,3人が喜んでにこやかに対応、英語がよく通じる、やれやれと嬉しさがこみ上げる
(30年前には、タマサート大学構内で英語がまったく通じず、面会約束の教授を捜してうろうろ)

教わった大きな道路に沿いながら、少しその内側に入って、公園敷地を歩くていく
(楽しそうにサッカーに興じる若者たち、いいなー)
ふと横を向くと、先ほどの高校生の1人が、私とほぼ並行に走る大きな道路を歩いていく。
一人だけ帰りのバス停が違うのだなと、
それにしても、私ののろのろ歩きのペースに合わせてゆっくり歩く

公園内、かなりの距離を歩いて、ようやくもとの大きな道路に出ると、
先ほどの高校生が近寄ってくる、
もうびっくり、まだ歩いていたの。

タマサート大学には、ここから大きな道を横切って下さい

と指示してくれる。

心配だったのでしょうね。
年寄りが一人ふらふらと、道を離れて公園内にうろうろ、
行き着けないことを考えたのでしょうね、
彼女たちが教えた道を外れてしまっているので。


無事タマサート大学に到着  (中央大学の国際協定校)

他人のことを思いやる、小さな親切
少女たちの心に仏陀の心が深く宿って
自然と人々の救いの行為
ありがたかったなー、小さなお節介が
ありがとう、とても可愛いタイの女子高校生

(注)
実はこの出来事の前、
旅行案内にある地図をもって、どうしても見てみたい、ある宮殿を訪問し、
タクシーから下りて
入り口で建物を警護する軍人に、地図を見せてその正確な場所を質問する。
(辺り一帯は広い建物群)
警護の隊長まで出てきて、一緒に地図を見ながら探すが、ついその場所は分からず
夕方の時間のために、もう宮殿も閉まるので、がっかりして、訪問を諦め。
でも
どうみても私が探している宮殿は、入り口で軍人が警護している建物しかない
不思議な思いで、諦めてタマサート大学に行こうと、思い直して
歩いていると、上記の高校生の一群

ホテルに帰ってよく調べると、
私のカンが正しく、探していた宮殿は、軍人によって警護されていた建物
彼らは一体、自分はどの建物を警護しているか、分かっていないのだろうか、
絶句。

1週間後に、タイで軍事クーデターが起こりました。
(おそらく彼らは地方から動員されたばかりの軍人だったのでしょうね)


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