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藤子不二雄A(安孫子素雄)コミュの●A氏作品一覧-2(単行本編)

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●A氏作品一覧-2(単行本編)

■藤子不二雄A“変コミック”ライブラリー
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拝啓、藤子不二雄A殿

あなたの描く一連の漫画は、あなたが“変コレクション”として紹介した、椅子ステッキ/タバコ巻き器/鶴の足のステッキ/自動蝿採り器/キイの要らない宝石箱…等に負けず劣らず“変”です。「黒ベエ」や「魔太郎が来る」「笑ゥせぇるすまん」「ブラックユーモア短編集」等は言うに及ばず、一般的には児童漫画として位置づけられている「プロゴルファー猿」や「怪物くん」「忍者ハットリくん」から、感動巨編して知られる「まんが道」や「少年時代」に至るまで、絵もストーリーも、どこかユガンでいて“変”なのです。しかも、“心地よく”“愛着に満ちて”“変”なのです。ゆえにあなたの全作品を、あなたが名付けた“変コレクション”に倣って、オマージュを込めて藤子不二雄Aの“変コミック”と呼ばせていただきます。
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以下は、管理人ウッディーが藤子不二雄A氏作品を勝手に紹介する私設“変コミック”ライブラリーである。よって、ここにアップしてある画像は基本的に“ウッディーの蔵書からのスキャン”であり、掲載の作品には不可避的に偏りがあること、各作品の紹介文・解説等は、いかなる場合においても管理人の独断と偏見に満ち満ちたものであることをお断りしておく。ライブラリー作成以降に入手した作品に関しては随時アップしていく予定である。また、各タイトルごとに出版社別、サイズ別、デザイン別、編集別等の別バージョンが複数存在する場合がほどんどであると思われる。コミュメンバーにも、データ間違い等の指摘及び追加レビュー、追加作品等のアップをお願いしたい。
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A氏作品一覧(藤子不二雄(A)“変コミック”ライブラリー)は…

○A氏作品一覧-1(コンビニコミック編)
●A氏作品一覧-2(単行本編)
○A氏作品一覧-3(文庫本編)
○A氏作品一覧-4(愛蔵版・復刻版編)
○A氏作品一覧-5(関連本編)
○A氏作品一覧-6(関連映像編)

…以上6つのトピックスに分類されている。作品の紹介順はアトランダムな思いつきによるが、それぞれ初めの方に紹介してる作品に比較的愛着が深いことは否めない。
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<単行本/編>

出版社、サイズ、カバーデザイン、編集内容など、ワンタイトルにつき、最も多種多様なバージョンが存在するのが単行本。それだけに収集するには楽しい分野でもある。単行本としては、過去のA作品は、全149巻から成る中央公論社/中公コミックスのF.F.A.ランドでかなりフォローされているものの、これはあくまで少年向けマンガ中心に編集されており、「笑ゥ〜」や「異色短編集」など大人マンガは外されている(と思う)。「魔太郎〜」はオリジナルの少年チャンピオンコミックスで読みたいものだ。

※藤子不二雄Aの“A”は本当は丸囲みであるが、コンピュータ入力の都合上、藤子不二雄Aで統一させていただく。また、ウッディー記載の文章内においては単なる1ファンとして、“A先生”ではなく敬愛を込めて“A氏”と呼ばせていただくこととする。

(ウッディー)

コメント(17)

「魔太郎がくる!!」 (オリジナル)★絶版★

○全13巻
秋田書店/少年チャンピオンコミックス
※1973年05月第1巻初版発行〜
※「週刊少年チャンピオン」連載・1972年07月〜1975年11月

→完全オリジナル版。以降の新装版や新編集版、コンビニ版等では削除・修正の憂き目をみる28作品が読めるのはこのシリーズのみ(特に1巻からは10作品もが削除・修正されている)。僕の蔵書には初版から9年後、37版(1巻)というものがあり、当時の魔太郎人気が忍ばれる。オリジナル版は装幀デザインにもリリシズムが漂っていて好きだ。他にも同出版社からの新装版、F.F.ランド、F.F.A.ランド、文庫本などがリリースされている。

→オリジナル版では、途中の増販分から表紙の題字の上に“うらみはらさでおくべきか”という文字が枠組みでレイアウトされるようになったようだ。初期印刷分にはこの文字はない。また、少年チャンピオンコミックスシリーズは他の作品もすべて表紙左下に、その作品のカテゴリーが表示されているが、「魔太郎〜」は“怪奇コミック”になっている。うーん、何か違う気がするが、分けるとしたらそれしかねーか。“青春コミック”じゃないしねー。全13巻という数も“ぽくて”良い。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、バラ売りなら1冊¥200〜300程度でたまに見かける。全巻セット売りは¥5,000〜1,000程とレートに開きがあるようだ。とにかくレアな01〜02巻を見つけるべし。
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「魔太郎がくる!!」(新編集)★絶版★

☆F.F.ランド
○全12巻
中央公論社/中公コミックス
※1987年06月第1巻初版発行〜
※「週刊少年チャンピオン」連載・1972年07月〜1975年11月

<併載/第01巻>
■週刊F.F.ランド/
・“魔太郎倶楽部へ集合”(コラム)
・NHK<銀河テレビ小説>「まんが道・青春編」(続編)クランクイン情報
・併載「まんが道/春雷編-14」(サブコミック)

→秋田書店オリジナル版から魔太郎のテイストを最もよく表した不穏な作品が多く削除・修正されている。F.F.ランドの単行本は雑誌的な作りで、情報コーナーやコラム記事、サブコミックが収録されている。
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●購入ガイド/
「BOOK OFF」「まんだらけ」他、古本屋等で1冊¥200〜300程度たまに見かける。F.F.A.ランドのものなら、新本屋でも予約可能。
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〜F.F.ランド、F.F.A.ランドについて〜
F.F.ランドは藤子不二雄ランド、 F.F.A.ランドは藤子不二雄Aランドで、それぞれ中央公論社による藤子作品をほぼ網羅したシリーズであるが、F.F.A.ランドはF氏の没後、149巻から成るA氏単独のライブラリーとして発刊された。
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「魔太郎がくる!!」(新装版)

○全12巻
秋田書店/少年チャンピオンコミックス
※1999年12月第1巻初版発行〜
※「週刊少年チャンピオン」連載・1972年07月〜1975年11月

→同社オリジナル版から魔太郎のテイストを最もよく表した不穏な作品が多く削除・修正されている。おそらくランドシリーズは子供向けであるため、また、時世を考えてもそれらの復活掲載は望めないであろうと思われるので、同社に完全版の再発を求む。「魔太郎・番外編」として削除作品ばかりを集めた別冊編集版もアリでは?他にもF.F.ランドやF.F.A.ランド、文庫本などがリリースされている。
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●購入ガイド/
新書で購入可能。「BOOK OFF」「まんだらけ」他、古本屋等でバラ売りなら1冊¥200〜300程度でよく見かける。全巻セット売りは¥6,000前後か。
「切人がきた!!」★絶版★

○全01巻
集英社/ジャンプ・コミック デラックス
※1996年07月初版発行
※「スーパージャンプ」連載・1994年03月〜(不定期)〜1996年03月

→「魔太郎〜」の名脇役キャラ、お隣の悪魔のチビ“切人”が割合イイヤツの役で大活躍。キャラデザインはほぼ同じだが、パーカー部分の耳は「魔太郎〜」の切人の丸い耳のが可愛い。キメ台詞は“ヒトニアダナスウツケモノ、ウラミツラミノオモイシレー”“インガオーホーオモイシレー”であるが、同時期に執筆された「笑ゥ〜」や古くは「魔太郎〜」にも一部見られる“ウ〜ラ〜!!”という呪文も使われている。これはF氏の「ジャングル黒ベエ」の“ウ〜ラウラウラウラ、ベッカンコ〜”という掛け声や、古くは山本リンダのヒット曲「ねらいうち」にも使われており、一種の呪文の言葉であると考えられる。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、¥2,000〜3,000程度でたまに見かける。
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「ブラック商会変奇郎」★絶版★

○全05巻
秋田書店/少年チャンピオンコミックス
※1900年00月第1巻初版発行〜
※「週刊少年チャンピオン」連載・1900年00月〜1900年00月

→他にもF.F.ランドやF.F.A.ランド、文庫本などがリリースされている。F.F.ランドの単行本は雑誌的な作りで、情報コーナーやコラム記事、サブコミックが収録されている。「魔太郎〜」と同じく、オリジナルの装幀にはリリシズムが漂っている。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」「BOOK OFF」等で、1冊¥100〜300程度。
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「ブラック商会変奇郎」★絶版★

☆F.F.ランド
○全06巻
中央公論社/中公コミックス
※1988年08月第1巻初版発行〜
※「週刊少年チャンピオン」連載・1976年05月〜1977年32号

<併載/第01巻>
■週刊F.F.ランド/
・“ブラック商会、開業す”(コラム)
・併載「タカモリが走る」(サブコミック)

→他にも少年チャンピオンコミックスやF.F.A.ランド、文庫本などがリリースされている。F.F.ランドの単行本は雑誌的な作りで、情報コーナーやコラム記事、サブコミックが収録されている。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」「BOOK OFF」等で、1冊¥100〜300程度。
「プロゴルファー猿」(オリジナル)★絶版★

○全19巻
小学館/少年サンデーコミックス
※1975年06月第1巻初版発行〜
※「週刊少年サンデー」連載・1974年13号〜1978年45号

→他にもF.F.ランドやF.F.A.ランド、てんとう虫コミックス、文庫本などがリリースされている。このオリジナル版・少年サンデーコミックスの装幀デザインが最もスタイリッシュ。
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●購入ガイド/
「BOOK OFF」「まんだらけ」等で、1冊¥200〜300程度。「BOOK OFF」なら¥100程度で見かける。
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「プロゴルファー猿」★絶版★

☆F.F.ランド
○全22巻
中央公論社/中公コミックス
※1985年04月第1巻初版発行〜

<併載/第01巻>
■週刊F.F.ランド/
・“これが猿の住む家だ”(コラム)
・併載「ウルトラB」(サブコミック)

→F.F.ランドの単行本は雑誌的な作りで、情報コーナーやコラム記事、サブコミックが収録されている。
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●購入ガイド/
「BOOK OFF」「まんだらけ」で等で、1冊¥200〜300程度。「BOOK OFF」なら¥100程度で見かける。
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「新プロゴルファー猿」★絶版★

○全11巻
小学館/てんとう虫コミックス
※1983年09月第1巻初版発行〜
※「週刊少年サンデー」連載・1974年13号〜1978年45号

→巻末にA氏によるゴルフのハウツーコラム「実戦ゴルフ教室」が掲載されていたりする…てか小学館だし。明らか子供ターゲットだし。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、1冊¥200〜300程度で見かける。
「サル」

○現在04巻〜
小学館/BIG COMICS
※2000年02月第1巻初版発行
※「ビッグコミック」連載(月イチ)・1999年01月〜2000年04月、2001年06月〜

→言わずと知れた「プロゴルファー猿」から20年後の続編。あのフザケタキャラが、渋いアウトドア・ガイに成長しているのには多少の違和感アリ。
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●購入ガイド/
新書で購入可能。古本は「まんだらけ」等で、1冊¥200〜300程度で見かける。
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「ホァー!!小池さん」

○全02巻
小池書房/アルバコミック
※1999年09月第1巻初版発行〜
※「アルバコミック」連載・1998年11〜2001年03

→ゴルフ専門コミック誌に掲載されていた。ゴルフに興味がない僕にゃ面白くないだろうな、と思って読むと意外に面白い。ラーメンなんて食べない小池さんのパラノイアキャラが斬新。キメ台詞は“コンセントレーションッ!!”。
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●購入ガイド/
新書で購入可能。「まんだらけ」等で、¥200〜300程度。
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「ワールド漂流記」

○全02巻
小学館/ビッグゴールド コミックス
※1995年09月初版発行
※「ビッグゴールド」連載・1993年07月〜1995年05月

→A氏お得意の私小説風旅モノ。とは言え過去の「BJブルース」「ポルノの買いに」等の異色短編的な味わいではなく、全編オプティミスティックなユルーイ感じ。どちらかと言えば「さすらいくん」に近い。どっちにせよ僕はA氏の旅モノが大好きである。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、¥1,500程度でたまに見かける。
「笑ゥせぇるすまん」(オリジナル)★絶版★

○全06巻
中央公論新社/中公コミック・スーリ
※1989年10月単行本第1巻初版発行〜
※初出掲載紙「週刊漫画サンデー」1969〜71年(「黒ィ〜」時代)、1990〜95年(「笑ゥ〜」時代)

→タイトルを変え(最初は「黒ィせぇるすまん」であった)、出版社を変え、ブックデザインを変え、サイズを変え、巻数を変え、構成を変え、媒体を変え…多種多様なバージョンがリリースされており、全体像が見えない。同単行本シリーズで、全23巻からなるアニメ版まである。
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●購入ガイド/
1〜3巻までは「BOOK OFF」「まんだらけ」他、古本屋等で1冊¥100〜350程度でよく見かける。しかし、何故か4〜6巻は滅多に見かけない。後半は発行部数が少なかったのか。
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「笑ゥせぇるすまん」(アニメ版)

○全23巻
中央公論新社/中公コミック・スーリ アニメ版
※1991年11月単行本第1巻初版発行〜

→全23巻というボリュームの多さに呆れる。アニメのコマ割を無理に紙の上にレイアウトしたので、一話一話が長くなり(1巻に4話程度を収録)、巻数が増えたようだ。しかし、どちらかと言えばアダルトターゲットであったこの作品のアニメ版なんぞを一体誰が買って読むのか、どうして全23巻もの需要があったのか僕的には謎である。
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●購入ガイド/
「BOOK OFF」「まんだらけ」他、古本屋等で1冊¥100〜500程度でよく見かける。オールカラー。
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「帰ッテキタせぇるすまん」

○現在02巻〜
実業之日本社/マンサンQコミックス
※1999年06月単行本第1巻初版発行〜
※「週刊漫画サンデー」不定期単発読切・1996年10月〜2002年09月

→2巻ではハワイ、ドイツなど喪黒が世界各国に出現。「バア!」と現れ、「なぜか私はドイツにいます!」などと語り出すやり口は胡散臭く喪黒らしいが、それぞれの話の掘り下げはイマイチ。しかし、両巻共巻末にA氏による、自身のコアなエピソードを紹介した後書きが付加されている他、1巻には阿木燿子がコメントを寄せていたりと、Aマニアにとっては是非とも揃えたいアイテムだろう。A氏自身による後書きには“日常から離れた旅行中に生じるココロのすき間ほど喪黒のターゲットになりやすいものはない”とある。なるほど。2巻の「世界一周編」には「踊ルせぇるすまん」として発表された作品も収録されている。
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●購入ガイド/
新書で購入可能。古本なら「まんだらけ」等で¥800程度。
「喪黒福次郎の仕事」★絶版★

○全01巻
文藝春秋/ビンゴコミックス
※2000年01月第1巻初版発行
※「カタピン」連載・1997年07〜1998年06

→福造の弟、福次郎が主人公。トリックスターであった兄とは真逆の善行のヒトという設定なのであるが…キャラ的には煮詰まっていない。まあ、他人の善行などというものは本来面白味のないものだということか。弟という設定だからだろうか、ハットリくんの弟のシンゾウや、近年、A氏がデザインを担当した、氏の故郷の氷見フィッシャーマンズワーフのシンボルキャラとどことなく似ている。単行本は絶版しているが、最近文庫本が発売された。(2006年06月現在)
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●購入ガイド/
「BOOK OFF」「まんだらけ」他、古本屋等で¥500〜1,000程度でたまに見かける。
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「夢魔子」★絶版★

○全01巻
中央公論新社/中公コミック・スーリ
※1990年06月初版発行
※「高3コース」連載・1970年04〜08月

→「笑ゥ〜」と同路線でアニメ化されているが、オリジナルの方が俄然風格が感じられる。愛蔵版の「不思議町怪奇通り」にも全話収録。魔太郎よりもこっちのが先に描かれたとは。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、¥350程度。
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「憂夢」

○全04巻
小学館/ビッグコミックスペシャル
※1992年10月第1巻初版発行〜
※「ビッグコミックオリジナル」連載(月イチ)・1991年06月〜1995年05月

→結局同じネタを手を変え品を変え見せつづけるA氏。それも才能。しかし、このビデオ屋の主人…いったい何なんだろ?正体不明のキャラだ。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、¥200〜300程度
「黒ベエ」★絶版★

○全03巻
朝日ソノラマ/サンコミックス
※1969年11月第1巻初版発行〜
※「週間少年キング」連載・1969年07月〜1970年04月

→今や伝説的な作品となりつつある。マニアなら、この黒バックのオリジナル版・サンコミックスを是非とも手に入れたいところだろう。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」他、古本屋等でセット売り¥1,500〜8,000と格差がある。初版本、美本等の違いであろう。
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「黒ベエ」

☆F.F.A.ランド
○全03巻
ブッキング
※1969年11月第1巻初版発行〜
※「週間少年キング」連載・1969年07月〜1970年04月

→中央公論社から、中公コミックス・F.F.A.ランドの中の一作として単行本が出ている。伝説的な作品が本屋で手に入るというのはなかなかよろしい。オリジナル版・サンコミックとはちがって白っぽい表示であるが、中身は部ブラッキーである。
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●購入ガイド/
新書で購入可能。「まんだらけ」他、古本屋等でセット売り¥1,500程度。「BOOK OFF」でバラ売りなら1冊¥100程度でたまに見かける。
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「仮面太郎」

☆F.F.A.ランド
○全01巻
ブッキング
※2004年03月初版発行
※「少年画報」連載・1969年08月〜1970年03月

→「黒ベエ」とほぼ同時期に連載されているのが興味深い。A氏がさまざまな手法を模索した実験的な作品であろう。かなり面白い。
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●購入ガイド/
新書で購入可能。「まんだらけ」等で、¥200〜300程度。別出版社の旧版(こっちは表紙のイラストがカワイイ)なども¥2,000程度でたまに見かける。
「まんが道」(オリジナル)★絶版★

○全19巻
少年画報社/ヒット・コミックス
※1978年04月第1巻初版発行〜
※「週刊少年キング」連載・1977年11月〜01982年05月
→他にもF.F.ランドやF.F.A.ランド、愛蔵版、文庫本等がリリースされている。自伝的青春大河ロマンコミック。A氏の代表作中の代表作。基本的には後の愛蔵版と同内容で、「第二部・まんが道」(春雷編)は未収録。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、1冊¥200〜300程度。
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「まんが道」

☆ F.F.A.ランド
○全23巻
ブッキング/
※1996年06月第1巻初版発行〜
※「週刊少年キング」連載・1977年11月〜01982年05月

→愛蔵版(中央公論社)1〜4巻に、藤子不二夫ランドスペシャルの「第二部まんが道」1・2 巻を加えて編集されている。中公文庫/コミック版も同内容。
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●購入ガイド/
新書で購入可能。古本は「BOOK OFF」や「まんだらけ」等で1冊¥200〜300程度で見かける。
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「第二部・まんが道」(春雷編)★絶版★
○全02巻
中央公論社/F.F.(藤子不二夫)ランドスペシャル
※1987年07月第1巻初版発行〜
※中公コミックスのF.F.ランド「新編集オバケのQ太郎」〜「新編集魔太郎が来る」etcに、1986年〜1988年までタイトル作品の巻末に並列掲載。

→ 同じ作者のシリーズ企画化された単行本(F.F.ランドスペシャル)であるとはいえ、他作品の単行本の巻末に連載するという変則的な形で発表された作品。単行本も「F.F.ランドスペシャル」と銘打たれている。F.F.A.ランドや中公文庫/コミック版は、本編にこの(春雷編)も加えて編集されている。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、1冊¥200〜300程度。
「まんが家修行・まんが道」★絶版★

○全01巻
秋田書店/新入門百科
※1972年11月初版発行〜
※「週刊少年チャンピオン」連載・1970年〜

→後に一大叙事詩となるこのシリーズも、最初は“まんが家修行”のサブタイトル通り、少年誌に「漫画教室」2ページと共に掲載されたらしい。目次等の相違はあるが、収録内容は僕の知る限り中公文庫/コミック版第1巻とほぼ同じ。ただ、長編化されたものでは、当バージョンでのエンディング“なろう、なろう、明日はひのきになろう”の場面が省かれ、以降の話にスムーズに続くように編集されている。また、吹き出しの形などにも、こだわりを感じる、版画的な線で描かれていたが、編集後は丸みを帯びた見やすい(?)ものとなっている。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、¥5,000程度で極たまに見かける。
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「愛知りそめし頃に…」

○全06巻
小学館/ビッグ・コミックス・スペシャル
※1997年03月第1巻初版発行〜
※「ビッグコミックオリジナル」増刊号1989年12月、1990年04月(単発)、同誌連載・1995年12月〜

→「まんが道」の続編。とはいえ、時系列的な“その後の〜”というよりは、トキワ荘時代のエピソードをより掘り下げた内容となっている。媒体が青年誌であったことから、オリジナルに比べてタッチ等やや大人向けの趣ではあるが、大差はない。
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●購入ガイド/
新書で購入可能。中古は「まんだらけ」等で、1冊¥600程度で見かける。
「少年時代」★絶版★

○全5巻
講談社/講談社コミックス
※1979年04月初版発行〜
※「週刊少年マガジン」連載・1978年09月〜1979年34号(最初期は除く)

→他にも数社から単行本、文庫本、愛蔵版が出ている。ガキの権力闘争、派閥争いがリアル。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、1冊¥200〜300程度で見かける。
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「少年時代」★絶版★

☆F.F.ランド
○全5巻
中央公論社/中公コミックス
※1985年04月第1巻初版発行〜
※「週刊少年マガジン」連載・1978年09月〜1979年34号(最初期は除く)

<併載/第01巻>
■F.F.ランドニュース/
・“「少年時代」大研究”(コラム)
・“映画「少年時代」制作にあたって”(コラム)
・併載「タカモリが走る」(サブコミック)

→F.F.ランドの単行本は雑誌的な作りで、情報コーナーやコラム記事、サブコミックが収録されている。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、1冊¥200〜300程度で見かける。
「愛ぬすびと」

○全01巻
中央公論新社/中公漫画叢書
※1996年01月初版発行
※「女性セブン」連載・1973年05〜08月

→独自のファンタジックな世界観でコアなファンを持つイラストレーターの宇野亜喜良が装幀を担当。A氏の交流の広さがうかがえる。絶版しているオリジナルの小学館・セブンコミックス版に抜けていた1話分を加えて編集した完全版。
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●購入ガイド/
僕は「まんだらけ」なんば店にて、¥750にて購入。オリジナルのセブンコミックス版は¥3,000〜4,000といったところか。
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「愛ぬすびと」★絶版★(未入手)

○全01巻
小学館/セブンコミックス
※1978年08月初版発行
※「女性セブン」連載・1973年05〜08月

→画像はウェブ上からダウンロードしたもの。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」では、セブンコミックス版「愛ぬすびと」「愛たずねびと」の2冊セットで¥25,000程度の値が付いているようだ(エラーコミック?)。単品なら¥5,000程度で見かけたことがある。
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「愛たずねびと」★絶版★(未入手)

○全01巻
中央公論新社/中公漫画叢書
※1979年01月初版発行
※「女性セブン」連載・1974年09〜12月

→画像はウェブ上からダウンロードしたもの。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」では、セブンコミックス版「愛ぬすびと」「愛たずねびと」の2冊セットで¥25,000程度の値が付いているようだ(エラーコミック?)。単品なら¥5,000程度で見かけたことがある。
「プロジェクトPOS〜ある事業部の挑戦〜」★絶版★

○全01巻
中央公論新社/中公漫画叢書
※1989年05月初版発行
※「夕刊フジ東日本版」連載・1988年03〜06月

→松下電器自転車事業部長に任じられた男のオーダーメイド・バイシクル開発に掛ける情熱とロマン。固い内容ではあるが、一気に読ませる。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、¥1,000〜1,500程度でたまに見かける。
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「タカモリが走る」★絶版★

○全02巻
中央公論社/F.F.ランドスペシャル
※1990年07月第1巻初版発行〜
※中公コミックスのF.F.ランド「ブラック商会変奇郎」〜「UTOPIA/最後の世界大戦」etcに、1988年〜1991年までタイトル作品の巻末に並列掲載。

→同じ作者のシリーズ企画化された単行本(F.F.ランドスペシャル)であるとはいえ、他作品の単行本の巻末に連載するという変則的な形で発表された作品。単行本も「F.F.ランドスペシャル」と銘打たれている。A氏としては異例のシリアスな動物もの(ギャグでは「ビリ犬」などがあったが)で、丸々と太った表情豊かな子犬、タカモリが可愛い。でも前脚のデッサンが時々間違ってたりする(肘部の間接が逆に折れている)。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、セット売り¥2,000〜3,000程度。
「怪物くん」★絶版★

○全13巻
小学館/てんとう虫コミックス
※1980年08月第1巻初版発行〜
※「少年画報」連載・1965年02月〜1969年05月
※「週刊少年キング」連載・1967年06月〜1969年05月

→他にも数社から単行本、文庫本、愛蔵版等がリリースされている。小学生の頃はワクワクしてTVアニメ版を観ていたが、子供心にもどこかヘンテコ、かつ、であるがゆえに魅力的なマンガであった。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、1冊¥100〜300程度。
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「忍者ハットリくん」★絶版★

○全08巻
小学館/てんとう虫コミックス
※1982年01月第1巻初版発行〜
※1964年11月〜1968年03月「少年」・1964年11月〜1968年03月「少年」連載。その後、1981年頃から月刊コロコロコミック、学習雑誌、てれびくんに連載。僕は“着ぐるみドラマ版・ハットリくん”の世代であり、その奇妙な世界がウッスラと記憶に残っているニンニン。シンゴちゃんのは観てません。ハイ。

→他にも数社から単行本、文庫本等が出ている。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」「BOOK OFF」等で、1冊¥100〜300程度。
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「新 忍者ハットリくん」

☆F.F.A.ランド
○全08巻
ブッキング
※2004年01月第1巻初版発行〜
※1964年11月〜1968年03月「少年」・1964年11月〜1968年03月「少年」連載。その後、1981年頃から月刊コロコロコミック、学習雑誌、てれびくんに連載。

→他にも数社から単行本、文庫本等が出ている。
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●購入ガイド/
新本で購入可能。「まんだらけ」「BOOK OFF」等で、1冊¥100〜300程度。
「オヤジ坊太郎」★絶版★

○全02巻
大都社/スターコミックス
※1975年12月初版発行
※「週刊少年キング」連載・1975年02月〜1976年08号

→他にもF.F.ランドやF.F.A.ランドなどがリリースされている。A氏お得意の“変身モノ”の一典型であり、テーマは手塚治虫の「不思議なメルモ」と同じであるが、メルモちゃんと違って魅力あるキャラづくりに成功しているかといえば微妙である。
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●購入ガイド/
F.F.A.ランドなら新書で購入可能。古本なら「まんだらけ」等で、F.F.ランド、F.F.A.ランド版共に¥100〜500程度。このスターコミックス版は見たことがない。
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「無名くん」★絶版★

○全02巻
リイド社/SPコミッス
※1971年12月第1巻初版発行
※「リイドコミック(創刊号より)」連載・1971年12〜1976年03月

→他にもいくつかの出版社からリリースされているが詳細は不明。F.F.ランド、F.F.A.ランドには含まれていないと思われる。「オヤジ坊太郎」が子供→大人であったのに対し、こちらは平凡→セレブへの変身。基本構成は4ページモノの短編・ナンセンスギャグであり、雰囲気は「さすらいくん」に似ているが、時折16ページものでシリアスなタッチの「劇画無名くん」が混ざっていて愉しい。また、本編の合間に同じく「リイドコミック」に1974年08月から掲載された、A氏のゴルフ・エッセイ「パーマンGOLF」(文・イラストA氏)が収録されている。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、全巻セットなら¥3,000〜4,000程度で極たまに見かける。
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「さすらいくん」★絶版★

○全04巻
中央公論新社/中公コミック・スーリ
※1992年04月第1巻初版発行
※「週刊明星」連載・1973年12〜1981年04月

→A氏作品には「黒ベエ」や「フータくん」から脈々と続く“宿なし”の系譜があるがこれもそのひとつ。掲載紙の「週刊明星」といえば言わずとしれたアイドル雑誌であるが、そこにA氏作品というミスマッチがいい。しかし、本人もその辺は考えたのか、本作は絵柄も洒脱な、いわゆるナンセンスマンガ。これほどベタ部の少ないA作品は他にないと思われる。最初は2ページものという超短編であったが、後に4ページものに昇格。8年もの長期連載の割には全4巻というボリュームはそのせい?小池さんと同キャラの「添乗さん」やA氏自慢の変コレクション“自動蝿採り機”も登場する。一説によるとアニメ化されて「笑ゥ〜」と同じくTBS「ギミア・ぶれいく」内で放映されたらしいが、まったく記憶にない。見てみたい。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、バラ売りなら1冊¥200〜300程度、全巻セットなら¥3,000程度でたまに見かける。
「ビリ犬」

☆F.F.A.ランド
○全01巻
ブッキング
※2002年06月初版発行
※「ぼくら」連載・1969年01月〜10月、「たのしい幼稚園」連載・1969年01月〜12月

→ディズニーの「ダンボ」をモチーフにしたと思われる(?)“空飛ぶ犬”が大活躍。対象年齢が低いなりにも、随所にAテイストが感じられるフェティッシュなシーンが挿入されている。
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●購入ガイド/
新本で購入可能。「まんだらけ」等で、1冊¥200〜300程度。
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「フータくん」★絶版★

☆F.F.ランド
○全00巻
中央公論社/中公コミックス
※1986年08月初版発行
※「週刊少年キング」連載・1964年04月〜1965年07月(百万円貯金編)、1965年07月〜1966年05月(日本一周編)、1966年07月〜1967年05月(なんでも会社編)
※「別冊少年キング」・1967年01月・02月・04月(フータくん)

<併載/第01巻>
■週刊F.F.ランド/
・“「フータくん」ガイダンス”(コラム)
・“フータくんって何者”(コラム)
・併載「超特作:異色時代まんが/十手の十一」(サブコミック)

→F.F.ランドの単行本は雑誌的な作りで、情報コーナーやコラム記事、サブコミックが収録されている。家を持たず、学校に行っている気配もないA氏お得意の子供・放浪キャラが100万円貯めて世界旅行に行くべくいろいろはバイトに手を出すつー寓話。少年漫画しろここに感じるエコノミックさは後のユスリ屋や猿、変奇郎などに繋がっていくものだろう。ストーリーの端々に、目で遊ぶゲームやコラムが載っているのがご愛敬。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、1冊¥200〜300程度。
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「怪人二十面相」

☆F.F.A.ランド
○全02巻
ブッキング
※2004年10月第1巻初版発行
※「少年」連載・1959年02月〜1960年05月

→江戸川乱歩原作のマンガ化。ご存じ二十面相と明智小五郎の対決。原作の内容からしてオドロオドロしい画風を期待したが、実際はまだ足塚茂道のタッチを色濃く残す(?)、余りにも健全な少年マンガ。相当古い作品だし、しょうがないといやしょうがないが。乱歩といやA氏の異色短編当時のタッチで「鏡地獄」「人間椅子」「芋虫」とか見てみてー。
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●購入ガイド/
新書で購入可能。「まんだらけ」他、古本屋等でバラ売りなら1冊¥200〜300程度。「BOOK OFF」なら¥100程度。
「藤子不二雄ホラー・ファンタジー劇場/ヒゲ男」★絶版★

○全01巻
奇想天外社/奇想天外コミック
※1978年08月初版発行
※「ビッグ・コミック」他連載・1971年05月〜1973年02月

→収録作品はすべて別編集の単行本や文庫本で手に入るが、ここには「禁じられた遊び」のオリジナルバージョンが掲載されている。同作品は、コンビニコミック版の「不気味な5週間」の第1週目のエピソードとして、人種差別性が高いとの判断で外されたと思われるオリジナルの「毛のはえた楽器」と差し替えられているが、これは内容を修正された上で再収録されているのである。オリジナルバージョンには知恵遅れと見られるフランケンシュタインのような大男が主人公の少女の友達として出て来るが、コンビニ収録版では、この大男の存在は「毛のはえた楽器」同様に差別的であるという意味でだろうか、跡形もなく削除されている。こちらを一読して可もなく不可もなくという味気ない印象を持ったのは、この大男というスパイスがキレイに取り払われていたからなのか、ということがオリジナルを読んでよく分かった。
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●購入ガイド/
「まんだらけ」等で、¥1000〜¥2000半ばくらいでたまに見かける。

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