商品先物取引研究会コミュの7/9 ゴム

７月９日１４；３５　上海ゴムの後場　　上海ゴムの前場引けから比べて、９月３６５元安→４３０元安、１１月４６５元安→５４０元安です。後場になって更に軟化しているが、今日の上海ゴム市場は、朝から安定して安い。虎より

７月９日１３；５５　　東京ゴムは下値抵抗線上で止まる　　昨日は、先限の下値抵抗線である３４３～３４４円の下値抵抗戦場で持合っていたが、後場後半から下値抵抗線を割り込みラスト１時間で一気に下に走った。本日は、１１月限の下値抵抗線である３３２円ラインで攻防中です。先月、高値からその日の内に２１円幅下落して形成した安値であり、先月中盤～後半の安値でもある１１月限の３３２円が下値抵抗線となっている。抵抗ラインとは、最も抵抗しやすく反発しやすいラインですが、ここを割り込むと下に走るラインでもある。最も難解な相場の急所となる下値抵抗ラインで本日は攻防中です。虎より

東京ゴム１１月限の一代足
（上記の東京ゴム１１月限の一代足に本日の値動きは記載されておりません）

７月９日１２；５０　本日前場の工業品銘柄のファンド手口　　大手ファンド系機関店のＭ社は、本日前場でガソリン(秘密)、灯油（秘密）、ゴム(秘密）、白金８００枚売りです。会員の皆様にはメールにて内容をお送りしております。参考にしてください。虎より

７月９日１２；４５　
中国タイヤ輸出に赤信号、中国輸出オフロードタイヤに上乗せ関税が本決定
【ワシントン８日ロイターＥＳ＝時事】米商務省は８日、中国の輸出業者から出荷されたオフロードタイヤについて、政府からの補助金により米国内で生産コストを下回る不当な価格で販売されていることが調査により判明したとして、「クロ」の本決定を下した。国際貿易委員会（ＩＴＣ）が８月にこれを承認すれば、最大２１０％超の関税が課されることになる。　問題のタイヤの米国輸入は２００５年の１２４０万本から０６年には１５００万本近くに増加。米商務省は０７年８月に反ダンピング（不当廉売）関税を暫定措置として課し、昨年の輸入量は１３７０万本に減少した。本決定では、多くのケースで税率が暫定措置から引き下げられたが、なおも２１０．４８％の反ダンピング関税と５．６２％の相殺関税に直面する中国業者もある。　この問題は、オフロードタイヤを製造する米チタン・タイヤ・コーポレーション（アイオワ州）などが対応を求め提訴。ブリヂストンの米国法人もこれを支持していた。

この度、中国から輸入されたオフロードタイヤなど中国産安売り安売りタイヤに上乗せ関税が米国で本決定した。米国の中国産タイヤ締め出しが始まった。中国でのタイヤ生産は、低コストにより低価格を実現させてきた事が、中国を天然ゴム消費世界一にまで押し上げてきたが、ここにきて米国で中国産の安売りタイヤに上乗せ関税が本決定した事により、今後の中国産タイヤ生産はかなりの減少を余儀なくされる。その事は、中国タイヤ生産拡大が今までの天然ゴム価格上昇をさせてきただけに、米国での中国産タイヤへの関税措置決定は、天然ゴム相場上昇期の終焉を意味する。そして、世界的な自動車販売不振が追い風となり、今後のタイヤ生産高が世界的に減少することとなる。天然ゴムの大半が自動車タイヤに使われているだけに、天然ゴム需要が世界的に減少傾向方向に転換する時期を迎えた。虎より

７月９日１２；３０　上海ゴムは安定して安い　上海ゴムの９月は４１０元安、１１月は５３５元安、１月は４８０元安で、前場寄付きより今に至るまで安定して安い。虎より

７月９日１１；０５　　
ゴム価格高騰によりゴム盗難増加（マレーシア）　　
「マレーシアでは、今年前半だけで４１件のゴム盗難が起きている。昨年１年間でゴム盗難が１０件です」。とピーター・チン大臣が伝えた。大臣は、マレーシア政府がゴム窃盗を抑制されないままにされるならゴム産業のマイナス影響であることから、固い態度を取ると言いました。この問題を克服するために、すべての小自作農の登録制を実行しました。「身分証明書を所有している正しい小自作農と認可された人々だけがカップ塊とラテックスをディーラーに販売するのが適任です。」と、大臣は言いました。認可されたゴムディーラーがまた、看板を登録しなければならないので、小自作農は非認可されたディーラーに誤って売れません。

日本でも銅相場が高騰すると、銅線盗難が多発した。今のマレーシアでは、ゴム高騰によりゴム盗難の利益率が高い事からゴム盗難が多発している。盗難者にとってそれほど魅力的となっているゴム価格高騰は、同時にゴム生産者の生産意欲向上を促している。先月のインドが、理想的な天候と著しい生産意欲向上で生産高４２，６％を達成した理由がよく理解できる。まさにジョージソロスの「将来を予測して相場が動くのではなく、相場はたえず行き過ぎる。そして行き過ぎた相場が将来の経済を構築する」の通りです。この行き過ぎたゴム高の弊害としてゴム盗難も増加し、それ以上にゴム生産意欲が向上する事でゴム生産高が増加する。ゴム高の弊害は「ゴム高＝ゴム生産増加→ゴム価格下落」です。マレーシアは、政府の森林農園計画でゴム農園投資に投資課税排除が適応される事から、ゴム農園投資が加速している。このゴム高による弊害であるゴム生産増加傾向は、これから徐々に明確となる。虎より

７月９日１０；００　　　　
より大きな増産体制が整っているゴム事情（マレーシアの森林農園計画）
(今月のマレーシア政府による森林農園計画とゴム農園投資に対する大臣発言です。）
「ゴム価格が記録的な高値にきた事から、大型農園会社は山の多い内陸部へゴム農園拡大を意欲的に進めている」、とマレーシアのピーター・チン大臣は言いました。現在の高値では、大型農園会社はパーム油農園よりゴム農園が利益率が大きくなり始めており、土壌成分が肥よくでない山間部や内陸部では、パーム油栽培よりゴム栽培が圧倒的に有利になると見ている。ガノデルマ病で死んだパーム油の木をゴムの木に転化する動きも進んでいる。山間部や内陸部では急斜面が多くパーム油栽培には適していないが、ゴム栽培には適している事からも、山間部や内陸部の開拓にはゴム栽培が優先されているとチン大臣が伝えた。「現在の高いゴム価格では、1ヘクタールあたりの投資収益が高いマージンの土に植わっているパーム油のものよりゴム栽培のほうが利益率が高いです。」とチン大臣は、クアラルンプールでの最近のインタビューでビジネスタイムズに言いました。大規模パーム油農園会社の経営者は、ゴム栽培では端役のプレーヤーですが、山間部や内陸部の森林農園計画では、ゴム農園開発においてと投資課税控除を得ることができるとピーター・チン大臣は言いました。またピーター・チン大臣、は、ゴムの植わっている領域が、今後5年間で急拡大すると予想しております。「サラワク州政府には、田舎の開発プログラムで、新ゴム植え付けのための指定された30,000haがあります。」と、大臣は言いました。「今年、Development Authorityマレーシアの1,000haで新しい植え付けを実行します。それは別として、Risdaはゴムを移植しながら、実行する課税のお金を使用しています。」「毎年、彼らは20,000haの周りで移植します。」と、大臣は言いました。大臣は、また、高いゴム価格が、ゴム樹液採取器が彼らの生産を増加させるのを奨励していると言いました。大臣は、「マレーシアでは、昨年のゴム生産よりかなり多い今年のゴム生産が予想できます。」と付け加えた。

タイやインドネシアやマレーシアの輸出産業の中核は、パーム油栽培とゴム栽培が上げられる。パーム油栽培には、肥よくな土壌成分と平坦な土地が必要になる。平地の農園開拓は一巡しており、これ以上拡大するのが難しくなっている。そのために、マレーシア政府は、更なる外貨獲得の手段となる農園拡大を山間部や内陸部に期待しており、森林農園計画を進めている。この森林農園計画は、ゴム農園拡大に投資課税控除を与えて、パーム油大規模農園主にゴム農園投資を推進している。利益率においてもパーム油栽培よりゴム栽培が大き苦なってきたことから、これからゴム農園拡大が飛躍的に進む。ゴム生産第２位のインドネシア政府も、「５ヵ年計画」でゴム生産世界一を狙っている。インドネシアやマレーシアやインドにおいては、ゴム農園拡大計画が進んでおり、これからかなりのゴム生産拡大が期待される。虎より