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マナーのABCコミュのキヨさまの質問から「袱紗・風呂敷について」

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クローバーキヨ様より袱紗についてのご質問が在りましたのでえんぴつ書き込みたいと思います。



先ず、袱紗・風呂敷とは何なのかご存知でしょうか?

キヨ様であれば、キットもう〜ご存知の事とは存じますが、一応おさらいです





袱紗は元々、塵埃除けを目的に貴重品の収められた進物の上に掛けられていた風呂敷状のものです。
その後に贈答を運ぶ際に道中での日除けや塵埃除けに用いられるようになりました。

現在では塩瀬の一枚ものの布地の物から、裏地付きの絹布で四方角に房付が付いたものに変わってきています。
更に織りの物まで出現してきて、本来の用途から少々奇をてらったものに進化しているように思います。

織りの物より、塩瀬の紋付の袱紗が上格ですので、お間違えなく!!




風呂敷とは、読んで字の如く
風呂に行く場合に下着や様々な物を包んで行き、その風呂敷を広げてその上で着替えをして、またその風呂敷に脱いだ衣服を包んだのです。
その用に利用されていた大降りな四角い布のことなのです。






さて〜 今使われている袱紗の種類は・・・

1 【掛けふくさ】 広蓋(卒業式等の証書を入れて校長先生の前の演題に届けられる、黒塗り盆)に掛ける房付きのふくさ

2 【小風呂敷(手ふくさ)】 切手盆(黒塗りの金封紙が調度乗るぐらいの長方形の盆)に慶弔金を収めた金封を包むふくさ

3 【台付きふくさ】 簡易の切手盆(祝儀盆)とセットになったふくさ

4 【金封ふくさ(はさみふくさ)】  金封を挟み入れる財布状のふくさ などがあります。




と・・・言う事で
袱紗にしても風呂敷にしてもそれ自体が重要な意味のあるもので無い事を理解をしておいて頂きたいと思います。


その上で、様々な慶弔用品を販売しているショップや作法を伝えているマナー教室では慶弔の袱紗の取り扱いに難しい理由付けをしているようですが、
私には良く理解が出来ないのです。


私の習ってきた会でも袱紗や風呂敷の色や柄に付いての格はお教えを頂きましたが、
包み方はあくまでも塵除けと伺ってきましたので考えてる顔

ー(長音記号2)慶弔どちらも同じように包み、
先様についてから、所作の手間を取らずにスムーズに動ける事を良しとして習ってきました。

↑上記に袱紗・風呂敷のたたみ方(包み方)を書いておきました。
 一応金封紙を「献辞」(御礼とか御香典等)が左に来るように
 自分の名前が右に来るように置きます。
 それからは、図のとうりにたたんで下さい。  参考までに手(チョキ)




また、私が良く手元に置き利用致しております、
古き時代の武家礼法を幼少期より身につけられ、長じてはロンドンの大学で学ばれ
大学において「文化史」「美学」「哲学」「礼法」「礼法史」の教鞭をとっておられました、故山根章弘氏の著書の中にもそのように記されています。


その本の一説より・・・(そのまま書き写します)

贈り物を手渡しする場合、正式には奉書をかけ水引や熨斗を付けたものをお盆にのせて、その上に袱紗をかけ、それを更にふろしきに包んで持参して、先方のお部屋に通ったら、風呂敷を解いて、袱紗を上に掛けたまま品物を差し出すのが礼儀にかなった作法だと思い込んでいる人が多いが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜日本の古礼法書には、どこにも「袱紗」の作法は記されていない。お金や品物を檀紙(だんし)や奉書で「折形」の包みをして、それを三方やお盆に乗せるだけで贈進の礼は尽くされる。茶の湯で「茶袱紗」を使うようになってから、これを流用して少し大きめの「掛袱紗」を品物の上に掛けて持ち歩くようになったのは、そう昔の事ではないようである。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜「ふくさ」とは「絹の小さな風呂敷」の事だと定義されているから、品物の上に掛けたり包んだりする為の布である。風呂敷の代わりである。風呂敷に包んだ物を他人に差し出す場合には、〜〜〜〜〜必ず風呂敷を解いてから、中の品物を差し出しているではないか。袱紗は風呂敷代わりなのだから、この小風呂敷(袱紗)は外して紙で折り包んだ品物だけを差し出すのは、礼として当然のことであろう。







↑ 上記の文献からも、また私の教え習った会の教えからしても、贈り物を包んでいる「折形」
神様の居わす国その国の神に通じる「かみ」を「おって」「むすぶ」事の方が重要であり
塵除けの包みに付いてはさほど重きを置かなくても良いように思います。

が・・・ 作法もマナーも生き物exclamation ×2
「進物」「贈進」が明治時代のデパートの陰謀(笑)わーい(嬉しい顔)により「贈答」となり、今では頂いたら返すが当たり前となったように、

もし〜 そのように考えるなら様々なマナーや作法の会、慶弔物品ショップの伝えるものが主流と成るのなら、それもまた正しいのかもしれませんネ手(チョキ)

コメント(2)

ありがとうございました 

先日の小笠原流礼法の勉強会で 先生に謝礼をお渡しするときに
これも勉強と 渡し方を教えていただいたのですが 袱紗は道中物だから渡すときにははずして渡すものです と いわれ
道理は納得したのですが いままで 間違った認識をしてたのかなあ と あとで皆で話したものですから お尋ねをしてみました
 包みをそのまま渡して 相手が懐紙などを包んで返す
 解いて台付き袱紗の上にのったまま 袱紗ごと渡す
こんな、認識がありました
また ネットで探した折方と 違っていたものですから はて? と おもいまして

おさらいです
  風呂敷や袱紗は解いて中身だけをお渡しする
これを覚えておけば、包み方はどうであれなんとか いける ってことですね
 
【キヨ様〜】

そうですね〜ほっとした顔
それが基本と思うのですが

しかし時代は進みマナーの型と言われるものだけが、やたら理屈も分からず煩雑になる。。。

沢山の常識が、結構デパートやお店のキャッチコピーによって新たに作られるものなんです。



例えば上に書いた「贈答」もそうですし、「御中元」が庶民にとって一般的になったのもデパートのコピーから〜

喪服の帯が名古屋帯になったのも、名古屋の呉服屋の宣伝が・・・



それこそ、それらは時代と共に生きているのですネ!!

世の中の常識であったりマナーであったり、ドンドン進化していきます手(チョキ)

でも〜
あんまり煩雑にして欲しくないナ〜 冷や汗
だから、マナーや作法と言うと嫌われるンヤW〜

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