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湯本高校野球部を追うコミュの草むしり

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 湯本の今シーズンの公式戦全日程が終了した。地区予選で敗れて春のセンバツ出場を逃した新チームは、国体開催記念大会で延長の末に光洋に1―2とサヨナラ負けを喫した。少しずつはよくなっているが、力不足は明らかだった。 新チーム結成後、清水監督が練習の核としているのが走ること。暇さえあれば走れ、走れで、選手たちも歯を食いしばってメニューをこなしている。さらにパワーをつけるために食事の量を増やし、大木や鍬、スコップなどを使っての体力づくりと取り組んでいる。
 
 湯本は部活動が盛んでスポーツ関係では剣道、女子柔道が実績を上げている。その練習を観察していると、走る量が半端ではないことに気づかされた。「ベースボールは走るスポーツだというのに日本古来の武道の選手たちに走る量で負けている」という現実に愕然とし、「甲子園をめざすということはどういうことなのか」ということをあらためて思い知らされたのだった。
 「心も体もスマートな湯本の生徒たちを武骨でピンチに動じない選手にするにはどうすべきか」。それには単調で厳しいトレーニングにどれだけ耐えられるか、それに負けない体力をつけるかがポイントといえた。清水監督は保護者会に頼んで弁当箱を大きくしてもらい、昼食は教室ではなく部室や体育教官室の近くで食べさせることにした。
 選手たちにもその意図が浸透し始め、少しずつではあるが体重が増えてきた。ガッシリとした躯と強靱な筋肉、そして鋼のような精神をつくることが、監督と選手たちの約束になった。

 新人戦で磐農と勿来工に敗れて自信をずたずたに切り裂かれたあと、清水監督はナインにグラウンドの草むしりを命じた。毎日1時間ずつ全員で草をむしり、ランニングをした。湯本の野球グラウンドは雑草一つない鏡のような神聖なグラウンドになった。「勉強も野球もする。真摯にいまと向き合う」。その積み重ねから甲子園が見えてくる。

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