精神の基礎体力 Q(+)コミュの2022年へ向けて

精神の基礎体力は、さまざまなストレスにもめげず
自分の思いを持ち続け、その思いを現実化するため
に必要なのが、この基礎体力なのだというイメージ
を持っていました。

そして、スタート時に思い描いていたのは15年後、
20年後の世界。その時に必要な力を、今のうちに身
に付けておかねばと。

もうすぐ、15年後である2022年を迎えます。
ちょっと前の日本人は、肉食べれば体力がつくと信
じていたというか...精神力は体力ではないですし、
瞑想、修行、苦行、努力で..という考えもあります
が、もう2020年になるので。
21世紀バージョンで精神力を鍛える理想の方法は?
という視点で考えていきたいと思います。

”手間隙かかる事を継続できる力”
今の時代、最も欠けているのがこの力であり、それ
が精神の基礎体力だと思います。

決して派手ではない、きらびやかでもない。
格好良くないし、褒めらないかもしれない。
誰も認めてくれないかもしれない。

例えば、子育てに必要な、地道な努力に似ていると
思います。

正解を正しく、早く覚えるのが今までの学校で、答
えのない教育をしてこなかったところです。

子育てや物つくりに最も必要な基本は、それらのプ
ロセスを愛し楽しめる事だと感じます。
そして、万人に通じる一つの正解、一つのマニュア
ルがある世界では我々は生きていない...。

2011年3月11日を境に、多数派・主流派に属してい
ることで安心し、長いものには巻かれろ、事実を直
視せず無視、見て見ぬふりをするなど、今まで通り
の現実を生きる人達と、何か違う、何かおかしいと
立ち上がった人達という感じで二分化しているのが
今の日本。

"想定外"という言葉が自然に通るような世の中にな
りましたが、万が一の事が起こった時、国が、人々
の生活が、未来がどうなるかをきちんと考えること
ができる人達が行うのが本来の政治です。
ただ、"正解"を正しく覚えてきただけの、実生活で
の現場知識がない人達があーでもない、こーでもな
いと論じていてできることではありません。

幼児の育て方、スーパーやコンビニでの物価、料理
や掃除、通勤ラッシュ、電気代や水道代、そういう
ものを肌で感じている人でなければ無理です。

一滴の水、100円の重さを知っている。
これが世の中を変えていくために必要な力。
精神の基礎体力です。

このコミュは、日常の出来事をアップする新聞、雑
誌ではないですので、2007年から2022年までの流
れとして捉え、古いトピも今も、同じ視点で見てい
ただければと思います。

TVで流れる情報、ネットで見る情報をそのまま現実
として受けとる人達には不必要な精神の基礎体力。

作られた情報、映像がまぎれこんでいたとして、我
々には見分ける事ができるでしょうか？
どうやってそれに気付く事ができるでしょうか？
我々の本当の現実とは、いったいどこにあるのか。
自分がものを見ている、ということにはかなり無頓
着で、通勤時、帰宅時に見ているようで見ていない
のが実際に生きている本当の場所です。

そこを行き交う人々が、一緒に今を生きている人達。
その人々の表情を観察してみてください。
TV、雑誌、ネットで実際の世界を知っているつもり
にならず、自分の目でリアルな世界をみてください。
2020年、精神の基礎体力のスタート地点。
J.F.ケネディの言葉をお借りします。

子供達の健康、教育の質の高さ、遊びの楽しさはGN
Pには含まれない。
詩の美しさ、市民の知恵も、勇気も、誠実さも、慈
悲深さも。要するにこういうことだ。国民の富を測
るはずのGNPからは、私たちの生きがいの全てが、
すっぽり抜け落ちてる。GNPに勘定されないという
ことは、言い換えれば経済の観点からは"無駄"とみ
なされることだ。

この"無駄"の部分を考えるために必要なのが、精神
の基礎体力です。

そういう方が、一人でも多く増えればと願います。
今の日本のあり方が、世界のあり方につながります。