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「いのちの風」通信コミュの天理教の聖者

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以下はすでに書いたものです。


いのちの風 ?463―その3 
4月5日(水)発信 大圓(だいえん)


今回のテーマ 

妻子のこと/竜助さんの死/割れ窓理論/天理教の聖者/暗殺者・伊藤博文

(その2からの続き)


人の苦をわが身に負いて今日も座す


行くたびに見ていたのですが、この日もあいりんセンターの床に布団を敷いて野宿者のために無料でマッサージをされている方がおられました。 その方がマッサージをされる前に「はしきをはろうて、たーすけたーまえ、てんりんおーうのみーこーと」と唱えながら手首をくるくると回す天理教の行法をされるのを初めて見ました。 

びっくり。 ああーこの人は天理教の信仰を持っておられる方なのだ、と。 私の母の実家が奈良の天理市で、幼い頃から多くの信者さんたちの姿を見ていました。 



知人の小野元宏さんは日本ウクライナ友好協会会長、文化創造倶楽部代表。 彼は天理大学のロシア語学科出身で、昨年1年間ウクライナへ行かれて天理教の教えの講義もして来られたとのこと。 
また「ことばは命」の本を出されている30年前からの知人の辻慶樹さんも天理のご出身。 
そして「サムシンググレート」を唱えられている村上和雄先生はお父上が天理教支部の教会長であった。 その信仰があったからこそ最先端の遺伝子研究の科学者でありながら、目に見えない世界の重要性を人々に伝えておられる。

村上和雄先生
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%C2%BC%BE%E5%CF%C2%CD%BA&fr=top_v2&tid=top_v2&search.x=1&x=22&y=15



その整体マッサージ師の方は昨年11月頃から釜が崎に来られて、寒風吹きすさぶなかで野宿者への無料の奉仕行をされている。 それだけでなく大きなカンパをいただいてお礼に行ったことがあります。

クリスマスの頃にこの方からカンパがあり、1000個のショートケーキをクリスマスプレゼントとして釜が崎の人々に配りました。 私たちのメンバーも一緒にクリスマスのお菓子や果物を配りました。 この日は皆が炊き出しの列へぐるぐる回りながら何度も入って喜んで色々もらっていました。 1000個など数十万円かかるはず。 マネできないと思いました。 よっぽど執着をとらないとできない行です。



最初見たときは日曜日だけやっておられると思ったのですが、炊き出し仲間に聞くと昨年から毎日、朝から夕方までやっておられるとのこと。 定年退職されて自由になり、この奉仕行に専念されています。 朝日新聞にも取り上げらたらしいです。 凍えるコンクリートの床の上でじっと正座して、酷寒を耐え忍んで、黙々とお客さんが来るのを待っておられる姿。 神々しいかったです。 胸が熱くなりました。 

現代の聖者の一人といっては言いすぎでしょうか。 釜が崎という、世間ではどうしようもないと見下されているスラム地域へこそ、聖者は訪れるのです。 インドのカルカッタで働いておられたマザーテレサも現代の聖者でした。 地獄のなかにこそ天国を作ろうとする人々がいるからこそ、この世は救われているのです。 



地獄を見るな、地獄を語るな、地獄のイメージが乗り移ると、苦の問題を考えないプラス思考の人がいます。 しかしお釈迦さまは「苦」を見つづけられた。 そしてイエスは、未亡人、孤児、さげすまされている人々、売春婦、貧しい者、病んだ者、老いたる者のそばに来られて、彼らをイエスの仲間、そして弟子とされた。 彼ら、この世の地獄で苦しんでいる人々こそ、天国に一番近い道を歩んでいると思われたのではないか。 

その人々のそばに寄りそって生きることこそ、宗教者の務めではないか。 「苦しみを取り除け」と叫ぶことは政治家に任せて、宗教者はその苦しみをわが苦しみとして共に苦しむ。 それこそが与えられた任務ではないか、と思うのです。 どうも政治活動する現代日本の宗教者には疑問を感じます。

(その4に続く)


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