ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

「いのちの風」通信コミュの?「アロハオエ」と亡国のハワイ−2

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
うっかり忘れていました。


いのちの風 ?472―その3 
6月13日(火)発信 大圓(だいえん)


今回のテーマ 

詩「フット・プリント」/「アロハオエ」と亡国のハワイ/東郷平八郎元帥

(その2からの続き)

  
我が祖国その民であること恩寵なり


ハワイが「太平洋の楽園」として欧米社会に知られるようになるのは、18世紀末、クックが発見してからです。 クックを先頭としハワイに来島した白人たちは、「楽園」にさまざまな伝染病を持ち込みました。 

船乗り、貿易商、キリスト教宣教師といった外来者とともに、麻疹、結核、コレラ、ハンセン病、梅毒などが上陸し、抵抗力のない先住ハワイ人を襲ったのです。 クックが来島した頃30万人だったハワイの人口は、1872年には5万7千人にまでに落ち込んでいます。 伝染病に加えてアルコール飲用も人口減に拍車をかけました。
 


ハワイ諸島を白人の武器で統一したカメハメハ大王はサトウキビ等の輸出など、国内産業の発展に尽力し、ハワイ王朝の基礎を築きました。 しかし輸出相場の変動、疫病の蔓延などにより、国力は徐々に低下していったのです。 

この間に日本人や中国人など多くの外国人をサトウキビ農園の労働移民として受け入れることになりました。 しかし白人の農園主たちが実力をつけ、王権を強化しようとした王女リリウオカラニが王位につくと、親米派の白人クーデターが起こり、女王は宮殿に幽閉され王位を奪われ、1898年にはハワイはアメリカに合併されました。 

「アロハオエ」がたたえる悲しみは、侵略者に踏みにじられた先住ハワイ人の悲しみでもあったのです。

明治14年 カラカウア王(リリウオカラニ女王の前の王で実兄)は、来日し明治天皇に日本皇室と将来のハワイ王位継承者カイウラニ王女の婚約を提案しましたが結局は果たせなかった。 この提案はハワイがアメリカ合衆国の領土となることを防ぐためだったのか? そしてその後カラカウア王はアメリカ訪問中に急死している。 暗殺だったのか?



アメリカは南北戦争が終わって国内が統一されると、西部開拓の魂は今度はさらに西の太平洋へ向かいました。 そして独立王国だったハワイを奪い取り、スペインとの戦争でフィリピンを勝ち取り植民地としたのです。 そしてめざすは中国。 その前に立ちはだかったのが日本だった。 

中国市場の争奪戦で日本と激突するのは目に見えていました。 そのためにアメリカは日本を仮想敵国をみなしてこれを攻略する「オレンジ計画」というものを作成しました。 日米戦争のシナリオはすでにできていたのです。

日米必戦論と「オレンジ計画」、日米戦争やむなし
http://www.ichinomiya.gr.jp/web/HTML/OrengePlan.htm



この「アロハオエ」は祖国を失うということがどんなに悲惨かということを訴えている。 日本も、もしかしたら敗戦によってアメリカかソ連の領土に併合されて日本国はこの地上から消滅していたかもしれないのです。 

今私たちが日本語で話ができることにさえ感謝しなくてはいけない。 その教訓をふくめて、亡国の経験のない平和ボケ民族の日本は「アロハオエ」に秘められた亡国の哀しみを肝に銘ずべきです。



歌の題名の「アロハ」は愛する、「オエ」はあなた。 リリウオカラニ女王はクリスチャンであり、彼女にとって「オエ」とは神、ハワイの人々、そして祖国を意味した。 「神を愛する」という神への信仰を表現している言葉でもあるためにキリストの幕屋の「生命之光」の番組が取り上げたのです。 祖国への愛を心にいだいてほしい、という意味も込めて。

(その4に続く)


コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

「いのちの風」通信 更新情報

「いのちの風」通信のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング