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「いのちの風」通信コミュの千の風になって/自由訳・般若心経

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今週は防火管理者の講習などで2日間朝から晩まで外出していますので、今回は2回に分けて送信いたします。

この文章も前に日記にかいたものです。


いのちの風 ?466−その1 
4月25日(火)発信 大圓(だいえん)

今回のテーマ 

千の風になって/自由訳・般若心経/中共によるおぞましい臓器移植


いつもありがとうございます。 今日の通信は天国と地獄の両方の内容です。 この世では両方を見なくてはいけないのです。 

先日神戸での兵庫・生と死を考える会・主催の講演会「千の風になって」へ行ってきました。 講演者はこの「 千の風になって」を本にされ、またこの詩を曲にした新井満さん。 そして聖路加病院の日野原重明先生でした。 

まず行なわれた新井さんの講演で千人もの聴衆は感動で胸震わせていました。 JR事故の遺族の人もいたでしょう。 家族を病で亡くした人も多くいたことでしょう。 大阪・生と死を考える会の仲間も多く来ていました。 


この本も曲のCDもベストセラーになりましたが、そこへ至る誕生の経緯を語られました。 同じ内容がyahoo検索で見つかりましたので、以下に転載いたします。

千の風・写真動画 
http://1000winds.com/toppage.html
コラム・千の風 
http://www.washimo.jp/Report/Mag-Sen-no-Kaze.htm


そしてこの「千の風」の「風」が、私の「いのちの風」通信の「風」の意味です。 「風」は神の息であり、地球の呼吸であり、魂であり、人と地球との一体化を意味するものです。 これから何回かに分けてこの講演内容を書いていきます。


「千の風になって」  作者不詳 自由訳詩・新井満

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています
  秋には光になって 畑にふりそそぐ
  冬はダイヤのように きらめく雪になる
  朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
  夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています
  千の風に 千の風になって
  あの大きな空を 吹きわたっています
  あの大きな空を 吹きわたっています


風となりこの世とあの世吹き渡れ


「千の風になって」は、いかにして生まれたか?  By 新井満
                                
私のふるさとは新潟市です。この町で弁護士をしている川上耕君は、私の幼ななじみです。 彼の家には奥さんの桂子さんと3人の子供たちがいて、とても明るく幸せな家族生活を営んでいました。 ところがある日、桂子さんはガンにかかり、あっというまに亡くなってしまいました。 後に残された川上君と子供たち3人のおどろきと悲しみは尋常ではありません。 絶望のどん底に蹴落とされたのも同然です。 なぐさめの言葉を言う以外、私にできることはありませんでした。 しかし、そんなものが何の役に立つはずもありません。

桂子さんは、地域に足をつけた地道な社会貢献活動を行う人でもありました。 たくさんの仲間たち が協力して追悼文集を出すことになりました。 「千の風になって-川上桂子さんに寄せて-」という文集です。 文集の中で、ある人が「千の風」の翻訳詩を紹介していました。私は一読して心底から感動しました。 よし、これを歌にしてみよう。そうすれば、川上君や子供たちや、あとに残された多くの仲間たちの心をほんの少しくらいはいやすことができるのではなかろうか……そう思ったのです。

何ヶ月もかけて原詩となる英語詩をさがし出しました。 それを翻訳して私流の日本語訳詩を作りました。 それに曲をつけて歌唱したのが、この度の「千の風になって」という歌です。 私家版のCDを数枚だけプレスし、そのうちの1枚を川上君のところに送りました。 CDは桂子さんを偲ぶ会で披露されました。 集まった人々は一様に涙を禁じ得なかったそうです。 そして泣きながらこの歌を歌ってくれたのだそうです。


お互いは滅びる存在いとおしき


この「千の風になって」の講演のなかで、新井満さんは最新刊の自著「自由訳 般若心経」 朝日新聞社 1050円。 風景写真と詩が融合している、黄色い表紙の本。

「自由訳 般若心経」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022500786/ref=ase_mixi02-22/249-2719257-4131528

その内容について語られたことをテープ起ししました。 私の今の人生にずしーんと来ました。

  
『般若心経とは生きる人のためのお経である。 決して死者のものではない、また葬式のためのものでもない。 生きている人へのお釈迦さまの言葉でありメッセージである。 よりよく生きるための人生哲学であり、生き方のハウツー本である。 このお経は「空の哲学」を教える。 この世の中が「空」であることがわかれば苦しみや悲しみから脱出できる。 

「色即是空」とはあらゆるものが変化し、そして滅びるものと説く。 「平家物語」の「祇園精舎の鐘の音、諸行無常のことわりをあらわす」や「方丈記」の「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。 よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。 世の中にある、人と住みかと、またかくのごとし・・・」。


この日本文化のテーマの底に流れているのは「空」であり「すべては滅びる」である。 しかしその先の「空即是色」の意味が本当には訳されていない。 

それは「変化し滅した結果、【生まれ変る!】」ということだ。  死と再生、いのちのつながりを伝えてくれているのだ』 この本のエッセンスを音楽をバックにして朗読されました。


つながれて生きるいのちのありがたさ


『お釈迦さまが「悟りに到る究極の智慧とは何か」と語りかけようとされた。 その時に横にいた観音さまがすっくと立ち上がり、お釈迦さまの代わりに一番弟子の舎利子にその智慧を説いたという構造に、この般若心経はなっている。 インドの山奥のきれいな空気の丘の上で、数百人の修行僧が集って聞いている姿を想像しながら聞いてください。

『舎利子よ このあなたのことだ。 この世に存在する形あるものの一つである、あなたのことだ。 あなたが座っている地面にころがっている小石や、彼方に見えるヒマラヤ山脈と同様、あなたもまたこの世に生まれてきた。 今あなたを取り巻いている虫や花や魚や鳥と同様、この世に生まれてきたあなたとは、一体どのような存在なのか。 


それはあと何年、あと何時間生きられるかもわからない つかの間の存在。 今は生きているがあっという間に滅び去ってしまう、かげろうのような可哀想な存在だ。 だがな、舎利子よ。 つかの間の存在ではあるけれど、あなたは意味もなくこの世に生まれてきたわけではない。 無数の様々な原因と条件が寄り集まって生まれてきた。 

つまり生まれる意味があったからこそ、生まれてきたのだ。 そのことを思うと 不思議な気分になるね。 そうなんだ。 今生きているあなたとは奇跡のような存在であるといっても過言ではない。 まことにありがたい存在でもあるのだよ。 舎利子よ、かげろうのようなつかの間を生きている私たち生き物とはなんとせつない存在だろうね。 しかしたとえ、つかの間であっても、そのようないのちをいただいている私たち生き物とは、なんとすばらしいだろうね。 


しかもあなたがたった一人でこの世を生きているわけではない。 他の人間たちはもちろんのこと、あなたはあなたを取り巻いている虫や花や魚や鳥や無数のいのちと共にこの世をなしている。 そのなかのたった一つのいのちが欠けてもこの世は成り立たない。  彼らはあなたの親であり子供なのだ。 そしてどのいのちとも深い絆で結ばれていて、助けたり助けられたりしながら生きているのだ。 その絆を大切にしなさい。 

そしてあなたがこの世に生まれてきた「意味」を考えなさい。 なぜ自分は生まれてきたのか。 舎利子よ、なぜあなたはこの世に生まれてきたのか。 それは「役割」を果たすためなのだ。 自分以外の他者と人間以外の無数のいのちのために何ができるか。 あなたでなければ果たせないあなただけの役割を果たすために、あなたはこの世に生まれてきた。 舎利子よ、もう一度言おう。 こだわりを捨てて生きなさい。 そして、いただいたいのちに感謝しながら、自分の役割を果たしなさい』

                           (その2に続く)

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