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「いのちの風」通信コミュの伊藤博文/日出ずる処の天子

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その3の転載を忘れていました。
以下はすでに書いたものに、少し手を加えました。


いのちの風 ?459―その3 
3月8日(水)発信 大圓(だいえん)


今回のテーマ 

朝に紅顔/生と死の教育/叔父の遺志を継ぐ/伊藤博文/日出ずる処の天子

(その2からの続き)


毎月希望者が内外の偉人についての研究発表をしている会合「先人に学ぶ人間学塾」という学習会があります。 一年前にここでは私は「東郷平八郎」について発表しました。 左巻きもいる会合で私はかなりアマノジャクで、左巻きの嫌いな軍人や明治の政治家を選びました。 東郷さんを学んでみてその後の考え方に非常に参考になりました。 そして今年の十月には「伊藤博文」について発表する予定なのです。


伊藤公については賛否両論があり、また幕末・明治に活躍した偉人のなかでも特別大きな業績を上げておられます。 大日本帝国憲法、教育勅語、最初の政党内閣など、今に至る日本の基礎を作られたにもかかわらず、ほとんど注目されることがありませんでした。 しかしどのような国でも伊藤公のような初代首相や初代大統領は後世まで語り継がれる存在です。 

しかし伊藤公について書かれた伝記や評論は少なく、批判的なものが左巻きや韓国・北朝鮮側から出ているのみです。 彼は日韓併合に大反対していたにもかかわらず、日韓併合の黒幕として彼の存在を抹殺しようとしているのが日本の歴史学会です。 



伊藤公という日本第一級の偉人が外国の悪評に乗って無視されていることに、日本国民の一人として我慢できません。 伊藤博文を知らずして明治日本とそれ以降の大日本帝国は理解できないでしょう。 伊藤公については台湾・朝鮮・植民地統治問題から大東亜戦争まで行きますので幅は広くなります。 

彼は今も議論される歴史・政治問題の元に関係した人物として、今の時代に再びよみがえらせ、検討すべき政治家としてその意義をとらえています。 私人としてのゴシップなどはあるでしょうが、明治日本の基礎を築いた偉大な先人の一人として、彼の功績を発掘して顕彰していきたいのです。 また「戦後の宿題」を伊藤博文を通して解明できればと、思っています。



伊藤公は現在までの記録では日本で一番若い首相経験者です。 四十四歳。 明治元年の五年前に英国へ密留学して、語学の才能がありました。 英語力と、広く西洋世界を知っている知識、とが伊藤公のその後の人生にプラスになったと思います。 

彼は決して民族主義的尊皇攘夷にはなっていません。 平和友好を望んで日清・日露戦争には反対でした。 日露戦争へと導かせてしまう日英同盟には反対で、日露協商を望んでいた。 日露戦争反対の彼を海外外遊させている間に、政府が日英同盟を締結してしまった。  

彼は幕末から明治維新へと導いてくれた吉田松陰や高杉晋作など先人の恩に対して責任を感じていました。 戦争によってこの明治国家を瓦解させてはいけない、と痛感していた。 日清・日露戦争に勝利して、本当に薄氷を踏むように明治国家は生き残ったのです。


 
伊藤博文についての伝記で現在簡単に入手できるものはほとんどPHP文庫「伊藤博文」だけです。 この表紙カバーの裏に彼の人柄の本質が書かれています。 

「かって吉田松陰は、伊藤は斡旋家であると見抜いた。 これに答えるように伊藤は生涯を通して外交政策を貫いた。 彼の人間性を称えるならば、清廉潔白な政治家であったことである。 多くの政治家が貪婪(非常に欲深い)の病にかかっても、彼は金に淡白で、政治を金儲けの道具にしなかった。 同時に、晩節を汚すことがなかったのである」。



1871(明治4)年11月、岩倉遣外使節団の副使として欧米諸国を巡歴。 そして12月、サンフランシスコ市長歓迎のパーティーで伊藤は、日本側を代表して英語で、
「現在の日本は地平線から出たばかりの太陽である。暁の雲から出たばかりの太陽は光が弱く、色も薄い。 だが、その太陽はやがて中天までくると、全天に輝きわたる。 これと同じように、日本もまもなく世界に雄飛し、日の丸の旗は尊敬の念をもって世界に人々から見られるようになるだろう」
と日の丸を指しながら演説をし、喝采を浴びた。 若々しく昇る青雲のこころざし。 新生国家日本の意気軒昂たる思いを吐露する演説である。 



まるで千年前の「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙なきや、云云」との書を中国の隋に送った新生日本国。 その若き指導者・聖徳太子のこころざしを彷彿とさせる演説である。 

百年前、そして千年前に掲げられた、そのような明確な独立国家としての独立自尊のビジョンがないがために、現在の自民党政府の体たらくを呼んでいる。 先週聞きました櫻井よし子さんの講演でも同じ思いを語っておられました。 彼女の対中共観が中心だったお話は次回に書かせていただきます。

(終)

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