極上大魔神Z 　コミュの最終回のシナリオの原案よーん♪

私、花子が太郎と出会ったのは今から２５年前。
高校一年生の春。
同じクラスに太郎がいた。

たぶん、二人ともお互いに一目惚れだったと思う。
背も高くないし、特にかっこ良くもない太郎に
なぜ一目惚れだったのかは、今でもナゾ。

１５歳から２０歳まで、私たち二人はお互いの気持ちを
好きという気持ちを持て余しながら、お付き合いしてた。

私は子供で、好きとか愛してるなんてよくわからなかった。
でも、太郎に対する気持ちは、他の誰に対する気持ちとも違う
ということだけは、感じてた。

このままずーっと一緒にいるんだろうなーと思っていたのに
別れは突然やってきた。

２０歳のとき、結婚したいと言ったら猛反対された。
特に私の母に。
反対されただけではなく、太郎との付き合いも止めるように言われ
母に逆らうという選択が全くない私は、それを受け入れてしまう。
それがどういう意味なのかよく理解しないままに。

太郎とお別れしてから、いろんな人とお付き合いをしてみた。

太郎みたいな人を探せ！って感じ。

左利きだったから、左利きの人と。
Ｏ型だったから、Ｏ型の人と。
背が低かったから、背の低い人と。

でも、違う。
どの人もなーんか違う。

３０歳になるころ、もう本当に二度と太郎には会えないのかな
と、思い始めていた。

結婚もしたいのになー太郎みたいな人はいないなー
と思ってたとき、一郎と出会った。

一郎は背が低くて、Ｏ型！
左利きは、この際まあーいっか･･･

ってことで、出会って５ヶ月目に一郎と結婚。

４年ほど一緒に生活をしたけれど、いろいろあって離婚。

この結婚から学んだこと･･･
出会ってすぐに結婚を決めないこと！

９月に離婚した１ヶ月後、高校の時の友人から
「結婚するから二次会に来て」と手紙が来た。

その友人は太郎と共通の友人。
「会えるかも！」とちょっとワクワク。

よかったー！離婚しておいて！
私ったら！素晴らしいタイミング！

でも、結婚する友人に離婚したとは言えず、
人妻ということで二次会に出席。

太郎は彼女を連れてきていた。
まっ、これは想定済み。

太郎はまったく私のほうを見ようとせず、
一言も言葉を交わさないまま、二次会は終わった。

集まった同級生の友人から「年末に飲み会するからおいでよ」と誘われる。
太郎もきっと参加するはず！

待ちに待った飲み会。
みんなに離婚の報告をして、太郎とも一言二言言葉を交わした。

やーっぱりこの人！

なぜかわからないけど、本当によくわからないまま
お互いにそう思って、結婚を決めた。

すぐ入籍したかったんだけど、女の人は離婚後６ヶ月は入籍しては駄目
という法律があるので、３ヶ月待っての入籍。

前回の結婚で学んだことが、生かされていないような気もしたが･･･

今年で結婚６年目。

離婚の危機もあったけど、何があっても、どうしても太郎でなくては駄目！
という気持ちは衰えをしらず、年々増していっているような気もする。