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ニーベルングの指環コミュのうれしい驚き − キールのリング・サイクル始まる

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今日2018年6月26日(火)キールのリング・サイクルが始まりました。
皆さんご存知ないかもしれませんが、キールはハンブルクから北に列車で1時間、ドイツの北端の町で人口約24万人。シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州の州都ではありますがこんな小さな町でリング・サイクルを行うこと自体が驚きです。ソリストたちも聞いたことのない人たちです。私も半信半疑でチケットを買いました。今日の「ラインの黄金」は平土間6列目(オーケストラ・ボックスのため2列がつぶされているので実際は4列目)で真ん中に近い席。サイクルで買っているので割引がありますが€29.45(約3,800円)。サイクル全体で€107.80(約14,000円 ただし「神々」は13列目で€19.45)と実に安い。「ライン」と「ワルキューレ」の際の2泊の3星ホテル代が21,000円なのでその安さが分かろうというものです。
ところが今日の「ラインの黄金」、今年観たキールを含め4つのサイクルのうちで最高に楽しめたのです。オーケストラはドレスデンにも、ミュンヒェンにもカールスルーエにもかなわないのですが、ソリストたちのバランスの良さ、質の高さ、そして演出の面で一番良かったのです。ちなみに指揮はゲオルク・フリッツGeorg Fritzsch、演出はダニエル・カラセック Daniel Karasek。残念だったのはフロー役で出演予定だったタカダ・トモヒロさんが出演しなかったこと。
少し時間はかかりますがこの「キール・リング」の詳細については私のブログで紹介してゆきますので興味のある方はご覧ください。
とにかくこんな小さな町で、こんなに素晴らしい「リング」が上演されることに驚きます。今後もできるだけドイツ地方都市の「リング」を観て回ろうと思っています。

コメント(2)

素晴らしかったKIELのリング
本日キールの「リング・サイクル」は大成功裏に終了しました。「ラインの黄金」は最高、「ワルキューレ」の第1幕も最高、その他は普通と言っておきましょう。
今回は本当にどんな程度のどんな演出の「リング」になるのか、料金も激安なので観てみようという程度の気持ちで行ったわけでしたが、うれしい大誤算でした。登場する歌手たちも全く聞いたこともない人々です。ところがヴォータンを歌ったトーマス・ホールなどは最高のヴォータン歌いと言って過言でなかったのです。またブリュンヒルデのキルシ・ティホーネン、ジークムントのマグヌス・ヴィジリウスそしてジークリンデのアグニスツカ・ハウザーなども一流と言われる人とそん色がありませんでした。変わったところでは「ワルキューレ」のフリッカを歌ったアニヤ・ユングはド迫力のフリッカでしたし、エルダ、フロースヒルデ、第1のノルン、「神々」のヴァルトラウテを歌ったタチア・ジブラーツェ、それとグンターを歌ったトーマス・ベローも注目です。さらにジークフリートのブラッドリー・ダレイは悪いところもありましたがすごいところをたくさん見せてくれました。スーパースターだけを使っている劇場は料金も高く、歌唱・演技が硬直することもあります。
今回の公演で残念なことが2つありました。1つは出演の予定されていた高田智宏さんが出演しなかったこと、もう一つは今回のサイクルを観た日本人は私だけだったことです。キールにはまた来るつもりです。皆さんも勇気をもって地方劇場の「リング」を観てはいかがでしょうか?

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