三菱軽自動車友の会コミュの６月２３日発表のリコールについて（No.2774）

６月２３日発表のリコール（No.2774）について、元整備士の視点から概要を解説したいと思います。

今回対象となる車種は、ミニキャブ(バンU6#V～・トラックU6#T～)、タウンボックス(U6#W～)、パジェロミニ(H53A・H58A)および日産ＯＥＭ供給車クリッパー(Ｖ・Ｔ)、クリッパーリオ、キックスに搭載される「４速オートマチック」の車両です。３速ＡＴ・５速ＭＴは対象となっていないようですが、三菱自動車ホームページで車台番号を入力すると、該当の合否が確認できます。

ただし、対策部品が現在製造途中の段階で、全国で準備が整うのが７月下旬を予定しているそうです。準備が整い次第、修理の案内が届くと思いますが、その間でもし異常な振動や音を感じた場合はすぐに走行を止めて、三菱ディーラーに連絡をお願いします。

リコール修理作業は基本的に三菱ディーラーで行います。そのため台数が重なり作業に時間を要しますので、修理には最低１泊２日での預かり、出来る限り来店での入庫・引取にご協力をお願い致します。また、修理が完了するまでは時速６５キロ以上での高速走行を控えてください。最悪の場合プロペラシャフト先端が焼き付き、破断した場合は走行不能・および燃料タンクに損傷を与え、火災に至る可能性があります。

繰り返しになりますが、台数が重なり修理に時間を要しますので、出来る限りゆとりのある期間でお預け頂きますようご協力をお願いいたします。

併せて三菱自動車ホームページもご覧下さい→ http://www.mitsubishi-motors.co.jp/