1993年に初開催されたK-1 GRAND PRIX '93に参戦し、当時のキックボクシング界TOP2であったピーター・アーツを判定で、モーリス・スミスを左ハイキックでKOし一躍注目を浴びる。その後、巧みな試合運びと、速く正確なコンビネーションを駆使してK-1 GRAND PRIXを1997年、1999年、2000年、2002年と4度制覇。この記録は今も破られてはいない。突出した技術の高さから、畏敬の念を込めてミスター・パーフェクトと呼ばれる。また、勝利後に彼が踊るダンスは「ホースト・ダンス」と呼ばれて親しまれた。
無差別級のK-1において、当初ホーストは体格の面で他の強豪に比べて大きく劣っていた。しかし計画的なウェイトアップにより、スピードを維持したままヘビー級の体を造り上げることに成功した。ちなみに軽重量級トーナメントの「K-2 GRAND PRIX」の初代にして最後の王者である。
2002年10月5日、K-1 WORLD GP 2002 開幕戦でボブ・サップに敗北したが、セーム・シュルトの欠場により決勝大会に出場。準々決勝でサップと再戦するもKO負け。勝利したサップの右拳中指骨骨折により準決勝に進みレイ・セフォーにKO勝ち、決勝でもジェロム・レ・バンナにKO勝ちし、4度目のK-1優勝を果たした。
2006年5月13日、K-1 WORLD GP 2006 in AMSTERDAMにおいてオランダでの引退試合を行う。だが、対戦予定だったボブ・サップが契約問題のこじれから試合直前になって試合をボイコットしてしまったため、地元テレビの解説として来場していたピーター・アーツとの対戦に急遽変更になり、判定勝ち。
2006年7月30日、K-1 WORLD GP 2006 札幌大会での発表で、9月に行われるグランプリ開幕戦を経て12月2日のグランプリ決勝大会で優勝し、「ファイブ・タイムス・チャンピオン」になった上での現役引退を目指すと宣言した。
そして、2006年12月2日、K-1 WORLD GP 2006 決勝戦に出場。1回戦では、ハリッド"ディ・ファウスト"と対戦。小柄でスピードがありパンチが得意なハリッドに対して、リーチの差や的確なタイミングのローキックを活かし、判定勝利。準決勝では2005年末にTKO負けしたセーム・シュルトと対戦し、今度は3ラウンド戦い抜いたものの、シュルトに有効な攻撃を与えることができずに判定負け。この試合を最後に現役を引退した。