コーエン兄弟期待の新作ウエスタンです。
ジョン・ウエインがオスカーを獲得した「勇気ある追跡」（1969）の
リメイクでもあります。
冒頭、ピアノのテーマが流れてきます。聞き覚えのあるメロディーです。
父親を殺された少女マティを語り部にして、彼女の視点から物語は始まります。
“・・悪しき者は追われずとも逃げる・・”旧約聖書の言葉が、スクリーンに
現われ、目の前には砂塵舞う西部の町が広がります。
『おっ・・』と思わず引き込まれます。実に心憎い演出ですね。
彼女が犯人を捕らえるために保安官を用心棒に雇い、追跡を開始するのです。
この少女は父の仕事を手伝っていたようで、なかなか商才があり、大人相手に、
馬や必要な資金も調達します。
マティ役の、ヘイリー・スタインフェルドは撮影当時13歳だとか・・・
早速、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされましたが、「ザ・ファイター」の母親役
メリッサ・レオに獲られてしまいました。まあ、とにかく期待の新人です。
旧作では、こちらはキム・ダービーが演じていました。
我々世代には重要作品「いちご白書」でしたね。
一方、ジョン・ウエインが演じた保安官コクバーンをジェフ・ブリッジスが
演じます。昨年、「クレージー・ハート」でオスカーを獲得し、年々円熟味を
増してきましたが、まさに、適役ですね。
この二人に、別件で犯人を追うテキサスレンジャーのマット・デイモンが加わり、
まさに役者がそろいます。
こちらは旧作では、カントリー歌手のグレン・キャンベルが演じていました。
当時、「ジェントル・オン・マイ・マインド」「ウイチタ・ラインマン」等
大ヒットを連発していた人です。
彼の歌に出てくる“フェニックス”“ウイチタ”“ガルベストン”そして
“アルバカーキ”等々の地名は、当時耳馴染みの在る都会のニューヨークや
サンフランシスコと違い、『うーん、アメリカって広いな・・・』と
思わされたものでした・・・
悪役：トム・チェイニー役は、ジョシュ・ブローリンです。
不敵な面構えの持ち主ですが、今回は小悪党的な役柄に徹しています。
音楽はカーター・バーウエルです。コーエン兄弟作品では毎度お馴染みですね。
最近は「しあわせの隠れ場所」「トワイライト〜初恋」、「キッズ・オールライト」も控えています。
派手さは無いのですが、スパイク・ジョーンズやコーエン兄弟の作品以外でも、
光る作品を担当していますね。
因みに、旧作では、大御所エルマー・バーンスタインでした。
ひょんな偶然から、犯人に出くわすマティですが、そこからは二転三転し、
一気にクライマックスへ・・・驚きの結末が・・・
さて、見てのお楽しみです・・・
ラストにとっておきの唄が流れます。
冒頭のピアノのテーマです。
聖歌で「Leaning on the everlasting arms」です。
歌っているのは、アイリス・ディメントというカントリー女性歌手。
What a fellowship, what a joy divine,
Leaning on the everlasting arms;
What a blessedness, what a peace is mine,
Leaning on the everlasting arms.
Leaning, leaning, safe and secure from all alarms;
Leaning, leaning, leaning on the everlasting arms.
O how sweet to walk in this pilgrim way,
Leaning on the everlasting arms;
O how bright the path grows from day to day,
Leaning on the everlasting arms.
Leaning, leaning, safe and secure from all alarms;
Leaning, leaning, leaning on the everlasting arms.
筆者は、キリスト教徒ではありませんが、心洗われたような・・・
ジョン・ウエインがオスカーを獲得した「勇気ある追跡」（1969）の
リメイクでもあります。
冒頭、ピアノのテーマが流れてきます。聞き覚えのあるメロディーです。
父親を殺された少女マティを語り部にして、彼女の視点から物語は始まります。
“・・悪しき者は追われずとも逃げる・・”旧約聖書の言葉が、スクリーンに
現われ、目の前には砂塵舞う西部の町が広がります。
『おっ・・』と思わず引き込まれます。実に心憎い演出ですね。
彼女が犯人を捕らえるために保安官を用心棒に雇い、追跡を開始するのです。
この少女は父の仕事を手伝っていたようで、なかなか商才があり、大人相手に、
馬や必要な資金も調達します。
マティ役の、ヘイリー・スタインフェルドは撮影当時13歳だとか・・・
早速、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされましたが、「ザ・ファイター」の母親役
メリッサ・レオに獲られてしまいました。まあ、とにかく期待の新人です。
旧作では、こちらはキム・ダービーが演じていました。
我々世代には重要作品「いちご白書」でしたね。
一方、ジョン・ウエインが演じた保安官コクバーンをジェフ・ブリッジスが
演じます。昨年、「クレージー・ハート」でオスカーを獲得し、年々円熟味を
増してきましたが、まさに、適役ですね。
この二人に、別件で犯人を追うテキサスレンジャーのマット・デイモンが加わり、
まさに役者がそろいます。
こちらは旧作では、カントリー歌手のグレン・キャンベルが演じていました。
当時、「ジェントル・オン・マイ・マインド」「ウイチタ・ラインマン」等
大ヒットを連発していた人です。
彼の歌に出てくる“フェニックス”“ウイチタ”“ガルベストン”そして
“アルバカーキ”等々の地名は、当時耳馴染みの在る都会のニューヨークや
サンフランシスコと違い、『うーん、アメリカって広いな・・・』と
思わされたものでした・・・
悪役：トム・チェイニー役は、ジョシュ・ブローリンです。
不敵な面構えの持ち主ですが、今回は小悪党的な役柄に徹しています。
音楽はカーター・バーウエルです。コーエン兄弟作品では毎度お馴染みですね。
最近は「しあわせの隠れ場所」「トワイライト〜初恋」、「キッズ・オールライト」も控えています。
派手さは無いのですが、スパイク・ジョーンズやコーエン兄弟の作品以外でも、
光る作品を担当していますね。
因みに、旧作では、大御所エルマー・バーンスタインでした。
ひょんな偶然から、犯人に出くわすマティですが、そこからは二転三転し、
一気にクライマックスへ・・・驚きの結末が・・・
さて、見てのお楽しみです・・・
ラストにとっておきの唄が流れます。
冒頭のピアノのテーマです。
聖歌で「Leaning on the everlasting arms」です。
歌っているのは、アイリス・ディメントというカントリー女性歌手。
What a fellowship, what a joy divine,
Leaning on the everlasting arms;
What a blessedness, what a peace is mine,
Leaning on the everlasting arms.
Leaning, leaning, safe and secure from all alarms;
Leaning, leaning, leaning on the everlasting arms.
O how sweet to walk in this pilgrim way,
Leaning on the everlasting arms;
O how bright the path grows from day to day,
Leaning on the everlasting arms.
Leaning, leaning, safe and secure from all alarms;
Leaning, leaning, leaning on the everlasting arms.
筆者は、キリスト教徒ではありませんが、心洗われたような・・・
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