岐阜市加納丸の内の国指定史跡「加納城跡」で８日、発掘調査の一般公開が行われた。
昨年１１月２６日から行われている発掘調査では、本丸の大手櫓(やぐら)門跡を確認、位置を特定した。門は江戸時代の絵図などに記載されていたが、遺構そのものが出土したのは初めて。
櫓門は門の上に櫓（建物）を載せ、そこから迎撃できる構造。門は幅１１メートル、奥行き６・６メートル、高さ３・５メートルと推定され、両側の石垣表面には、見栄えを良くするための砂岩が積み上げられている。
参加した市民ら約１５０人は、市教育文化振興事業団の恩田裕之主任の説明に熱心にメモを取るなど、歴史ロマンに耳を傾けていた。同市加納永井町の主婦広江勝代さん（７０）は「ご先祖様が出入りしていたと思うと感慨深い。市は、こうした史跡や空間を大切にしたまちづくりに取り組んで欲しい」と話していた。
加納城は、関ヶ原の戦い（１６００年）直後、徳川家康が大阪方の抑えの城として、本多忠勝に築城を命じたとされる。初代城主は家康の娘婿の奥平信昌。
詳しくはこちら
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昨年１１月２６日から行われている発掘調査では、本丸の大手櫓(やぐら)門跡を確認、位置を特定した。門は江戸時代の絵図などに記載されていたが、遺構そのものが出土したのは初めて。
櫓門は門の上に櫓（建物）を載せ、そこから迎撃できる構造。門は幅１１メートル、奥行き６・６メートル、高さ３・５メートルと推定され、両側の石垣表面には、見栄えを良くするための砂岩が積み上げられている。
参加した市民ら約１５０人は、市教育文化振興事業団の恩田裕之主任の説明に熱心にメモを取るなど、歴史ロマンに耳を傾けていた。同市加納永井町の主婦広江勝代さん（７０）は「ご先祖様が出入りしていたと思うと感慨深い。市は、こうした史跡や空間を大切にしたまちづくりに取り組んで欲しい」と話していた。
加納城は、関ヶ原の戦い（１６００年）直後、徳川家康が大阪方の抑えの城として、本多忠勝に築城を命じたとされる。初代城主は家康の娘婿の奥平信昌。
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