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旧神戸商船大学コミュの昔話 15 航海当直1

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練習船といっても、操船指揮など取らせてくれるわけないですよね。

普通、ブリッジ(船橋)には当直士官とクォーターマスター(操舵手1〜2名)が付いている。

そして、学生二人が、士官のまねごと(サブワッチという)をする。正確には、船の位置を確認したり、他の船の動きに注意する。 例えば、灯台の灯りや、島、岬、山の方向をコンパス(羅針儀=方位磁石)から読み取って、海図で位置を割り出したりする。

今はGPSがあるからずっと便利ですが、昔は自分の位置を航海士がキチンと測っていた。 島が見えない時は、太陽や星から位置を測っていた。

海以外何もない、大洋のど真ん中でも原始的な器具で、位置が出せるから不思議ですね。

また、クォーターマスターが本来舵を取るのだけれども、学生がいる時は学生任せ。オートパイロット(自動操舵機)が付いていても、手動で舵を取る。 汽船の場合は油圧駆動だから一人で舵を取る。波にあわせて船が揺れると、そのたびに少し針路が変化する。1゚もずれないようにするが、たまには3゚くらいずれてしまう時がある。そんな時は、当直士官から「(- -;)コラコラ、ちゃんと舵を取らんか!何処向いている!」と怒鳴られる。

一時間も、コンパスとにらめっこしてれば、いい加減に嫌になる。 くたびれる。 舵輪を握るのは一時間が限界だとつくづく思う。

一時間過ぎると、つぎの当番学生が舵を代わる。

本来のクォーターマスターは船を避けたり、狭いところを通る時など、重要な時だけ舵を取るが、彼らも基本は一時間交替。 当直4時間のうちの1/4の一時間舵を取るので、クォーター(1/4)マスターとはここから呼ばれている。

これら以外にも役目はある。 リーサイド(風下という意味)といわれる気象観測や雑事の当番。ルックアウト(見張り)などであるが、当直中はずっと立ちっぱなし、何処かに寄っかかってもいけない。 座るなんて言語道断です。 どの役目をとっても辛抱です。

一番辛いのは、やはり サブワッチですね。 ああだ、こうだと、士官から4時間、教育、叱りつけや、小言まで、しっかり付き合わされるんですから。

まあ、これが練習と言うことですから、文句は言えませんが、、、

コメント(4)

航海当直は機関の学生も1年の時だけあります。
操舵の実習で、船をまっすぐ進ませる事が出来ず、蛇行させてしまった記憶があります。
舵とってから実際に船が曲がるまで時間遅れがあるためその辺の感覚を掴むまではなかなか上手くいかない。
Ryo<勿論5゚以上あて舵を取るなと言われるのは誰でもあることです。
先日、展示会でシミュレーションソフトを動かしている素人さん。右に左に30゚以上取っていたので、
思わず、「航路から外れてるぞ!」と叫んでしまいました。

リーサイド 好きでしたね。
海水温度はかるときやknotはかるとき・・・・なんかが。対地速度じゃなくてなんていうんでしたっけ???
忘れた。 

操舵は得意でしたね、当時はexclamation ×2

サブワッチしている時、日向灘の漁船のいさり火群に、当直士官が、突っ込んで行け、近くに行ったら、隙間があるんや! といわれて自分は適性がちょっとないのかなと思い、海上勤務は断念しましたわーい(嬉しい顔)

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