Andreは過去の作品でもマルチインスト奏者ぶりを発揮していたが、本作では更に殆どの楽器をみずから演奏。そして演奏のみならず、Andreの声が実にいい。Andreの長身ぶりを思い出す、実にゆったりと暖かい声。アルバムタイトルは"...de árvores e valsas"。" ...about waltzes and trees"という意味。そう。まるで彼自身が大きなワルツの木のようだ。風にゆれ光を浴び影を落とし、葉を茂らせ枝には鳥たちが集まり、樹下では様々な生き物たちが育まれては眠ってゆく。その決して同じでない繰り返しを見つめては、また己も、何処かに何かを置いて行き、そして何処かへ知らぬ空へと伸びてゆく。