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現場の外国為替!コミュの最近の相場動向(ここからが正念場)

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最近の相場について簡単にコメントしたい。

私は昨年末から、以下の3点を主張してきた。

「ドル安は根強くドル円が93円台になったときに、すぐに89円台まで戻る可能性が高い」
「09年3月から大きな調整もなく上昇している株高は違和感があり、米国株を中心に早晩崩れる」
「米国の昨年12月の長期金利の上昇(一時4%)は行き過ぎで、金利は反転して低下する」

2010年になり1ヵ月間を振り返れば、ほぼ予想通りの展開で推移している。もちろん結果的に的中しただけで、内容は「中国の金融引き締め、貸出規制」であったり、「オバマの金融機関への様々な牽制」であったり「ギリシャ問題が深刻化」などの年初からいろいろな問題が発生している。

まず為替であるが、非常に面白いことに最近は昨年までの鉄板の方程式の作用が鈍くなっている。それは「米国の長期金利低下=ドル安」と「株式市場の下落=円高」という方程式である。

全く機能していないわけではないが、その効力は明らかに鈍い。米国の長期金利は昨年末の4%近辺から最近では3.5%後半まで下落した。株価もNYダウは10,067.33ドルと1万ドル割れが目前だ。S&P500も昨年7月以来の3週連続下落となり、3か月ぶりの安値圏で推移している。

そんな中、ドル円は93円台から89円30銭台まで円高が進んだあと、90円台に戻しているし、ユーロドルは1.45台から1.38台まで大きくユーロ安ドル高となっている。ドルはその他の通貨に対しても上昇している。この結果、ユーロ円やポンド円、AUD円といったクロス円は円高傾向が際立っている。

この展開は実は、リーマンショック後にも一時的に見られた。つまりは「後ろ向きのドル高」というものである。投資家が極端に先行きに慎重になったり、大きなダメージを被ると、海外から資金を引き揚げて、いったん米国に戻す展開になる。そのフローが一時的なドル高を生むのである。

経済が回復してきて、世界の貿易が活発化すると、ドル安基調になる。皮肉なことだが、最近のドル高は世界経済の先行きが不透明になってきている裏返しのドル高である可能性が高い。
そして、今回は更にギリシャ問題を中心とする「ユーロ問題」が起こっている。従ってユーロ安が特に目立つのである。


では、これからどのような展開が予想されるのだろうか?
リーマンショック後の一時的なドル高の後、市場では再びドル下落の展開となった。特に円はその傾向が顕著だった。
ドル円はとりあえず89円30銭をつけることで、チャート的にも第一段階の目標を達成し、その達成感で円高が進みにくい雰囲気がある。しかし一方で反発力も鈍く91円台になかなか届けない。上値が重いようだと、再び89円台を中心とした取引となるだろう。そして次のターゲットは88円25銭近辺となる。

日銀の追加金融緩和観測や菅財務相の円高けん制発言などもあり、87円台からの一段の円高進行に慎重にならざるを得ないが、この市場の不透明感が払しょくされなければ、再び85円割れトライの展開が最も可能性のあるシナリオとなる。

問題は株価である。この動向が為替の動向にも大きく関わってくる。株安=円高の方程式は一時的に弱まっているが、株高=円安の方程式はかなり生きている。
ここからの1〜2週間は今後の流れの上でも正念場になることは間違いない。

株価については、明日コメントしたい。

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