ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

現場の外国為替!コミュの市場の5つのテーマ?

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
市場の5つのテーマ2
2.米国の金融政策の見通しと各国の金融緩和政策からの出口戦略

 昨年秋のリーマンショックからの極度の信用不安、そして世界同時不況という大きな荒波を経験したことで、世界のスタンダードは知らず知らずのうちに大きく変貌している。いつの時代でも、非常に大きなショックが世界を変えていくのだろう。
何がそんなに変わったのか?いろいろあり過ぎるのだが、例えばその一つにFRB及び財務省の権力の拡大が挙げられる。政府は米国住宅市場の要であるフレディーマック、ファニーメイという企業を国有化しているほか、GM、クライスラーという、かっての米国を代表する企業を持つほか、多くの金融機関の運命をその手に握っている。FRBの存在も一際大きい。中央銀行の主な政策は物価の安定と経済の持続的な成長への貢献にあるのだが、金融政策事態、すなわち金利を上げたり、下げたりという政策の経済への影響力は年々低下しているように思われる。ところが非伝統的金融政策呼ばれる緊急時の政策の影響はとてつもなく大きい。いわゆるとにかく市場、すなわち金融機関に資金を潤沢に提供することで、市場経済の根本である金融の決済への不安を払拭するのである。こうした点で昨年、次々に積極的な政策を打ち出したFRBの存在感は、日銀などと比較すると遥かに大きい。昨年までは、市場は常にFRBを評価する立場にあった。FRBが市場からの信任を失えば、金利は急騰するし、通貨にもマイナスとなる。ところが、現在ではFRBの信任が市場で話題になることは少ない。FRBによってどうにか市場が支えられているからだ。
一部では市場機能は完全に回復したという声も聞かれるが、私はそうは思わない。確かに為替市場や株式市場など、もともと政府の存在感の低い市場は回復している。しかし資金市場と呼ばれる金融機関が相互に資金の貸し借りをする市場では、相変わらず昨年の影響を受けている。FRBが未だにとんでもない規模の資金供給を継続しているにも関わらず、相変わらず長期間資金を貸してくれる=リスクを背負う金融機関は乏しい。そんな状況であるから、FRBは金融政策の変更には非常に慎重となるだろう。
 ところでバーナンキFRB議長は非常に高い評価を受けている。彼はもともと学者出身であったことから、理論は優れているが、修羅場には弱いだろうと懸念されていたのだが、昨年のとびっきりの危機に対して、極めて迅速かつ柔軟に対応をしたからだ。そんな彼が来年初頭に任期を迎える。市場の一部ではオバマ政権のブレーンであるサマーズさんがFRB議長となるとの噂もあるが、私はバーナンキ議長の再任はまず間違いないと思っている。そのバーナンキ議長が考えていることは、ほぼ間違いなく「金融の機能を損なわない」ことと「経済をデフレ状況にしない」ということの2点であると私は思っている。そう考えるのが、彼のこれまでの政策と一致するからだ。
米国の金融政策はどうなるのだろうか?
私は、FRBは労働市場の回復が持続的なものであると確信され始めれば、現在のFF金利を引き上げることに躊躇しないと思う。しかし、その時でも金融機能、信用機能への配慮から、いわゆる非伝統的な手段については極めてゆっくりと停止してくと考えている。つまりTAFなどの資金供給のファシリティは金額を減額しながらも、ストップしないはずだ。
世界のスタンダードは変わり、小さな政府から大きな政府が常識となり始めている。そして政府やFRBの手厚い保護を長期間受ければ受けるほど、民間金融機関、そして市場そのものがそのことに慣れ、それを前提としてしまうし、既にそうなっている。
つまり出口戦略とは単に金融緩和政策から脱却するということ以上に、経済や市場に与える影響が大きくなっており、それは将来の市場のボラティリティを高める難しい問題へと成長しているのである。
こうした問題の深い国の通貨は売られやすくなるだろう。私がユーロの先行きを懸念している根拠はまさにここにある。次回はユーロの先行きを考えてみたい。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

現場の外国為替! 更新情報

現場の外国為替!のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング