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現場の外国為替!コミュの欧米五中銀の協調とその効果

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◎欧米5中銀、短期金融市場安定へ協調
*【ニューヨーク12日時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は12日、欧州中央銀行(ECB)、カナダ中央銀行、英イングランド銀行、スイス国立銀行の各中央銀行とともに、資金需給が逼迫(ひっぱく)している短期金融市場の安定化に向けて連携すると発表した。米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン焦げ付き急増をきっかに信用収縮懸念が強まる中、金融システム維持のために、欧米中銀が異例ともいえる協調行動を取る。


(羊)

昨夜は、こんなニュースに市場は大きな動きとなった。ちなみに、一昨日はfomc声明文で、FRBが予想外にタカ派的なコメントをして、市場が望むほどの利下げをしない可能性を示唆し、株価が大きく下落したことで、為替市場は久しぶりに、キャリートレード巻き戻しの思惑から大きく円高が進行した。ドル円は112円台から110円前半へ、ポンド円は228円から225円割れとなった。

ところが、昨夜のこの欧米5中銀の協調活動のニュースで、サブプライムの後遺症に関する不安感は大幅に払しょくされ、投資家のリスク力の向上=円安の動きとなっている。それも非常に力強く、ドル円はわずか1日で112円台を回復し、ユーロ円は165円、ポンド円は229円台に達している。

この中銀による協調は、確かに効果がある。それも心理的な効果は抜群だ。これは強力な点滴となるため、市場が危篤状態になることはなくなったのだ。問題の解決が図られるわけではなく、強力な薬の投与により、年を越せることになったのだ。
ただし、株価についてはこのニュースは微妙である。この中銀の協調活動で市場心理が回復した場合、来年以降のFRBの利下げ予測が修正されるかもしれないからだ。教科書的には利下げ=株高となるため、利下げ期待の後退は、株高材料にはならない。しかも、米国民間銀行からは厳しい決算が出るとのコメントが相次いでいるのだ・・

しかし、為替相場は好感している。為替市場で投資家のリスク力が低下し、大幅な円高に進む地合いの指標は4つある。1つは株価の動向、2つ目はLIBOR等のクレジット不安の動向、3つは為替市場の変動率、4つは新興国の動向である。
今回の措置により、ストレートに?を安定させる。また?の変動率の低下、?の新興国の安定にも寄与する。微妙なのは?だけだ。

従って、このニュースは短期的には間違いなく円安要因となるだろう。

しかし、この?〜?で最も目立つのは?の株価動向でもある。?が膠着程度なら良いが、このニュースの後も大幅に下落してくるようだと、市場の不安心理は台頭し、円安も限定的となる。

いづれにしてもドル円はレンジの上限をトライしている。112円60銭が当面のターゲット。それを打ち破れば、底堅さは増して113円70銭へ向けた動きが加速していきそうだ。一方で112円60銭を越えなければ、株価をにらみレンジ取引となるだろう。

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