ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

オンセコミュ"BUNGLE'S_HALL"コミュの【前設定】バルナ・クロニカ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 お世話になります、十海です。
 このトピックは、バルナ・クロニカセッション用の前設定です。

■設定A
 このトピックに記されていること。全てのPLに明かされます。
 この情報に基づいてPCの行動を決めることができます。
 ぶっちゃけ「いじるの上等! むしろいじってプリーズ」と言うGMからの「ネタ振り」と思ってください。

■設定B
 設定BはそのPCだけが知っていること。
 このトピックの作成と前後して、各自に個別のメッセージにて送信しています。オープンにするかどうかの判断はPLに委ねられます。

【全PC共通の情報】
 サガルロンドは大きな町だ。日々大勢の人々が出入りする。ふらりとやって来た流れ者が、いつの間にか姿を消しても誰も気にしない。
 底知れぬ都市の闇に飲み込まれたのか、またぞろ何処にかに流れていったのか。
 気に留める者なんか滅多にいやしない。

 だがさすがに、町の水路から物騒なものが見つかったとなれば話は別だ。
 足が。
 紛れも無く人間の足が一本、ぷかぷかと流れてきたのだ。
 その切り口は刃物で切断されたのではなく、獣の牙で噛みちぎられたかのように、ずたずたに裂けていた。
 ひょっとしたら持ち主は生きているかも知れないが、いずれにせよこの怪我では……。

 不気味な「漂着物」はその後も続いた。
 時には耳だったり、手首だったり。明らかにヒトの体とわかる物だけ数えても、一人分ではないことは明らかだった。

「何か、町の中にいるんじゃないか?」
「野犬か?」

 この期に及んでようやく自警団の団長「ウサギのオルランド」も重い腰をあげる。獣退治に自ら赴くかと思いきや。

「はっきりと行方不明者の届け出が出てる訳じゃないし……今月に入ってからは、まだ発見例もないし」と及び腰。
 お世辞にも積極的とは言えない。

「僕たちは獣退治の専門家じゃないし」
 業をにやした兵士のだれぞが進言した。
「だったら専門家を。狩人を集めればいいじゃないですか」
 かくして、近在の村の狩人が呼び集められた。

 季節は「雪の季節」の半ばにさしかかろうとしていた。


【マラートの場合】
 エルルタンタのマラートの元にも「鉄の自警団」の団長オルランドII世直々の書状が届きます。
「サガルロンドを徘徊する凶暴な獣を退治するため、優秀な狩人である貴殿のお力を是非お貸しいただきたい」と。(優秀ですよね。何てったって収入判定に成功してますから!)
 いつものように乗り合い馬車に乗り込んで、あなたは一路サガルロンドを目指します。

【パラウアの場合】
 メンディリラで結婚式が開かれました。
 嫁いだのは、あなたの養父母の実子………の孫にあたる女の子。
 ココペリの時間はザハールより長い。養父母も、義理の兄弟たちも、もういない。
 あなたは精一杯、腕を振るってお祝いのご馳走を作ります。(何てったって2セット成功です。素晴らしい出来栄えだったに違いありません)
 その甲斐あって、結婚式は大成功。賑わいのうちに無事終わりました。
 宴の翌日、清々しさと寂しさの入り交じった気持ちで厨房に立ち、はたと気付きます。
「わあ、スパイスの買い置き、全部使っちゃった!」
 香草売りの行商が来るのはしばらく先。
 人に頼むにしてもこればっかりは自分の目と花で選ばなければ納得できません。意を決したあなたはサガルロンドへと出かけることにしたのでした。
 
【ラファの場合】
 いつものように、サガルロンドの師匠の元へと教えを請いに行く日がやってきた。
 何となく落ち着かない。
 出発が近づくにつれ気掛かりな夢を見たせいだろう。目が覚めると同時に霞みのように儚く消える程度のあいまいな夢。
 だが胸の奥にわだかまる感情は本物だ。
 不安とかすかな苛立ちを仮面の奥に隠して、あなたはサガルロンド行きの馬車に乗り込んだ。

【ドヴォの場合】
 引っ越し荷物を馬車で運ぶ仕事を請け負った。サガルロンドの北区から西区へ。
「レナト! ああそうだ、やっぱりあなたね、レナトリア!」

 依頼人は故郷の幼なじみの少女ラーナ。

「とうもころしのしっぽみたいな色の髪の毛だな」
「何ですってぇ!」

 そんな出会いだったけれど。

 不死の化け物に襲われた所を旅の冒険者に助けられた
 家族すらも信じてくれなかった思い出を唯一信じてくれた相手。
「俺も勇者になる!」と語った夢を目を輝かせて聞いてくれた。

 成長とともに、その共感と友情は、甘酸っぱい恋の予兆へと変わりつつあった。
 むしろラーナが好意を抱いてくれていたのだけれど……
 結局自分は彼女を置いて町を出てしまった。
 英雄となるために。
 勇者となるために。

 で、結局今もなれてない。
 その間に彼女ははつらつとした少女から、しっとりと美しい女性へと成長し、その傍らには……

「紹介するわ。夫よ」
「結婚したんだ」
「ええ、半年前にね」

 しょっぱい思いを噛みしめて、彼女から頼まれた引っ越しを立派にやり遂げたのだった。

 がっくりする間もなく、乗り合い馬車の御者のピンチヒッターを頼まれる。最近、メンディリラの御者がサガルロンドへと馬車を出すのを嫌がっているためだ。
 サガルロンド発の便を増やしてどうにか補っているのが現状。
 折り返し地点のメンディリラの酒場で、背中を丸めて馬乳酒を飲みながら、件の御者がぼそりと言った。

「だって薄気味悪い噂を聞いたから。獣に噛み砕かれたみたいな、ばらばらの死体が流れてるんだろ? 10も20もぼろぼろと!」

 どれだけ尾ひれせびれがついたのやら……。
 この調子で噂が広がったら、だれもサガルロンドへの馬車を出したがらなくなってしまうだろう。


【導入】
 ラファとパラウアはドヴォの御する馬車に乗ってサガルロンドへと向かいます。
 マラートはエルルタンタから移動。
 上記の「気味の悪い噂」に脅えた御者がサガルロンド行きの馬車を出すのを渋っています。
「メンディリラまでなら乗せてってもいい。だがその先はごめんだ」
 やむなく大荒野街道で途中下車し、そこからは徒歩で東へ。
 城門跡で休憩をとっている時にドヴォたちの馬車が通り掛かり、文字通り便乗する所からシナリオがスタートします。

 質問、確認したいこと、他のPLとの打合せ、ツッコミなど、ありましたらこのトピックへのコメントとしてお願いします。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

オンセコミュ"BUNGLE'S_HALL" 更新情報

オンセコミュ"BUNGLE'S_HALL"のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング