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いわない◇Ollie◆コミュのメンテナンス偏:?ベースワックス初級偏

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え〜反響が薄いので、メンテナンス偏は今回が最後にしましょう。

ワックスといっても色々あって選択に困ったことありませんか?
ショップの店員にお勧めを聞いても、スプレー式を進められたり、ホットワックスも興味はあったけどなかなかとっつきずらいと思っていた方も、時間はかかりますが、アイロンさえあれば作業自体は難しくは無いので始めてみてはいかがでしょう?きっと滑りが一変しますよ。

まずはソールの種類について簡単に説明しましょう。
現在販売されているソールには大きく分けて、エクストリューテッド、シンタード、グラファイトの3種類あります。
材質についてはすべてポリエチレンですが、製造方法によって性質が変化します。

エクストリューテッド

押し出し製法によって作られるソールで最も安価だが、ワックスの浸透性が悪く、滑りは悪いが、ワックスを入れて無くても耐久性が高く、メンテナンスが嫌いな人や初心者向けのソール。

シンタード

焼結(Sintering)製法によって作られるソールで昔からアルペンスキーレーサー達の使用モデルに採用され評価されていた高性能ソールです。
製造にコストがかかり割高になるが、エクストリューテッドよりもワックスの浸透性がよく、滑りが長持ちする反面、ホットワックスをしていないシンタードはエクストリューテッドよりも滑りが悪く、劣化も早いため、オフシーズン中にベースを作り、滑走後に毎回滑走ワックスをすることを前提にして作られたソール。
メンテナンスをしない人にとっては宝の持ち腐れに・・・。

グラファイト

シンタードをベースとしているが製造過程でグラファィト(黒鉛)を混入させて、静電対策を行ったもの。(静電気もすべりを悪くする要因です)
シンタードよりも高価で、たまにグラファイトワックスによりグラファイトを補充する必要がある。
静電気の影響が大きいパウダー、レーサー向け。
 
とまあ、大きく分けて3種類と書きましたが、シンタードは分子量によってさらにグレード分けされ、分子量が多いほどワックスの恩恵が受けやすく、高価で、劣化の早いソールということになります。

ソールのメーカーはIMS PLASTIC社のP−TEX、ISO SPORTS社のIS、CROWN PLASTICS社のDura Surfなどが有名ですね。

では具体的な作業方法にいきましょう。


1.ソールのクリーニング

まず、サイディングやビベリングで発生した削りくずと古いワックスをワックスリムーバーで除去します。


2.スクレパーを研ぐ(写真左)

写真のようにペーパーに当て木をしてスクレパーを研ぎます。
使っているとすぐに切れなくなってくるのでマメに研ぎましょう。


3.クリーニングのためのワクシング(エクストラベースのピンク又は純パラ)

アイロンのスイッチを入れ、温度を90度に設定します。
90度という設定はメーカーの指定温度120度よりも低いですが、120度で直接アイロンを当てるとソールを焼く可能性が高くなるばかりでなく、ワックスの劣化速度も速くなるため90度に設定しています。

まず、ベースワックスのピンクを固形のまま直接ソールに塗ります。
これを生塗りといい、直接アイロンがソールに触れることを防ぎ、ソールを保護するために毎回行います。
生塗りの後、ワックスをアイロンに当てやわらかくしてからソールに厚塗りします。

つぎに、アイロンを当ててワックスを溶かします。(写真中央)
1箇所でアイロンを止めないようにアイロンを早めに動かしワックスを溶かしながらソールを暖めてやるようにします。
全体的に均一に温まるように気をつけましょう。
全体にソールが温まったらはじめにアイロンを当てたところに戻り、30cmくらいの幅を2秒くらいかけてアイロンを動かし、ワックスをソールに浸透させます。

全てかけ終ったらそのままワックスが固まるまで冷却します。
ワックスが固まったら、丸一日、日陰の涼しいところで保管し、翌日スクレパーで削ります。(写真右)

削りカスが出なくなるまで削りましょう。
温まったソールにワックスを入れ、冷えて組織が縮まりゴミなどと一緒にワックスがソールから出てきます。(肉眼ではあまり見えません)
それをスクレイピングすることによりゴミと一緒にワックスを除去するわけです。

削った後は乾燥したタワシでこすり、削り残しをかき出します。
ここまでの作業が通常での1サイクルです。


4.ベースワクシング(ピンク→バイオレット→ブルー各6回。エクストリュー
テッドの場合は各3回)

クリーニングと同様にワックスを生塗りし、アイロンをかけます。
ワックスは徐々に浸透し、徐々にピンクが入らなくなってきます。
ペーパーを使用する方法では一回のアイロンで浸透するワックスの量が少なく、各色10回は必要になりますが、直接アイロンを当てる方法ではペーパーを当てるよりも倍はワックスが浸透します。
ですから各色6回ですみます。

通常では1回につき、1サイクル行いますが、アイロンの温度を低く設定しているためワックスの劣化が遅く、3回に1回の割合でスクレイピングします。
ワックスは冷える時にソールの組織が縮まるためにソールから出てくると説明しましたが、その際の圧力によりより奥の組織にまでワックスを浸透させる力が働きます。

これを何回にも分けて行い、徐々にワックスを固くする事によりより奥までワックスを浸透させます。

ベース入れはジーズンオフに入れ、シーズン中はクリーニングと滑走ワックスしか入れません。

シーズン中にベースバーンを起こさない為にもがんばりましょう。
ピンク→バイオレット→ブルーの順番で各色6回(3回アイロンかけてスクレイプ、ブラッシングを2セット。計6セット)行いソールに入るワックスを満タンにします。
ソールがエクストリューテッドの場合は1セット×3色程度で良いでしょう。
シンタードでは18日間かかる計算ですね。

 
5.コーティング(エクストラベースのグリーン)

ベースワックスが満タンになったあとはグリーンを2回ほどかけてワックスが出て行かないようにコーティングします。
シーズン中ソールからワックスが出て行ってほしくはないですからね。
その保護の目的で入れるのがグリーンです。

こいつは今までのワックスとは違って劇硬です!
アイロンの温度を120度に設定(メーカー推奨は140度)し、クッキングペーパーを挟んでてかけます。(ソール焼け防止)
これは2回ほどで良いでしょう。
スクレイピングも大変ですが、短い幅で少しずつかき出すとやりやすいです。


6.つなぎのワックス

ベースワックスの後は滑走ワックスを入れますが、グリ−ンの後にSSF49を入れてもすぐに滑走ワックスが出てなくなってしまいます。
滑走ワックスは効率よく出て行くのを目的としていますので1泊位のツアーでもワックスが持つように調整してやる必要があります。
そのためにつなぎのワックスをいれ、ベースワックスと滑走ワックスをつないですぐに無くならない様にします。
そのためにエクストラベースのブルーを1回入れ、保存のためスクレイプしないままにしておきます。

これでオフシーズン中の作業は終了です。
ソールカバーをして、ビンディングは外したまま、日陰の涼しい場所でシーズンインまで保管しましょう。
お疲れ様でしたー。

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