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今週の経済誌コミュの日経ビジネス1月9日号

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セブン&アイ、ミレニアム統合は「人口減統合」の始まり


2005年は人口減元年でしたが、冒頭タイトルのいう「人口減再編」は今後盛んになりそうな予感がします。

小売流通業の中ではいわゆる勝ち組に見えるセブンが最近攻め急いでいる背景にも、今後50年間は続くとも予測される現役世代(消費意欲の旺盛な世代)の人口減が大きな要因であるみたいです。

今後25年で現役世代の2割近くが減少するとの予測は、確かに巨大小売業者にとって脅威ですね。

今回、コンビニが百貨店を飲み込むと言う衝撃的な出来事の割に、鈴木セブン会長からも具体的な相乗効果は余り語られていませんが、むしろ先の読めない人口減時代に向けて、機動的に使える一つの駒として持株会社の下にぶら下げつつ、それぞれのノウハウを融合して新しい業態の創出を模索する狙いが大きいようです。

同じコンビニではローソンがコンビニの枠内で100円ショップやナチュラルローソン等の業態をぶら下げる戦略をとっています。こちらの方が消費者ニーズの変化に対する小回りがきく反面、革新的なアイデアという面ではセブンの方が可能性が高いのかなとも思います。

どちらが成功するのか。面白いところです。

コメント(7)

セブンの鈴木会長のインタビューですが論点が拡散していて、そしてそれらの論点はいずれもそれなりに説得力があるがゆえに、結局、何が言いたいのか、日経ビジネスの記事だけでは明確にはわかりません。

それが紙面の問題なのか、あるいは「具体的な相乗効果」は語られていないのではなく、そもそも統合後の「新しい業態」については出たとこ勝負というか、創発性にかなり委ねているところがあって明確なイメージをあえて持たないのか、どちらか、と。下名は後者ではないかと思うのですが、このようなあいまいな、然しながら、大規模な経営統合を今後、株式市場がどのように評価するのか、興味があるところです。

今回の統合をマーケットから考えると、人口減少社会との関連でいうと、旧西武百貨店というチャネルを通して「富裕層(あるいは非日常)」に対して働きかけ、スーパーやコンビニを通して(どちらかというと)「”中の下”層(或いは日常)」に対して働きかけるという全方位外交的な戦略への転換かとも思いました。ここで生じるシナジーは記事の中でも触れられていた間接費の削減とかがメインでしょうね。ブランドとしてそれぞれすでに際立っているのであえて統合しないほうがいいような気がします。西武百貨店で買えるから意味があるわけで、それをあえてコンビニでも買える様にするメリットは本当にあるのでしょうか?

また、イオンとの業態比較において「効率的にキャッシュフローを稼ぐコンビニ事業が中核に構えているかどうかの違いがバランスシート格差につながっている」という指摘は納得しました。今回の統合の全体像を理解するにはむしろこの点を重視する必要があるのかもしれません。
>西武百貨店で買えるから意味があるわけで、それをあえてコンビニでも買える様にするメリットは本当にあるのでしょうか?

ちょっと同感ですが、コンビニから百貨店で扱っているものの取り寄せが可能になれば時間がない時に助かります。まぁこれはネットで探してもいいですが、しっかりと探せない時は便利かなぁとも思います。

 誌にはありませんでしたが、あたらしいEマネーを百貨店で使ってポイントがたまればコンビニで使ってもらうと言う線もあるような気がします。


 
このニュースは衝撃的でしたね!
朝、ポストの前で日経を読み耽ってしまいましたよー。

僕もS&Iの戦略に可能性を感じます。
総合スーパー(イトーヨーカ堂)+コンビニ(セブンイレブン)と百貨店(そごう+西武)とでは商品政策がまったく異なるでしょうから、仕入れの共同化といった直接的な相乗効果は見込めなさそうですが、業態の栄枯盛衰が小売業の宿命。

仮に総合スーパー業態が復活する日が来るとしてもそれは遠い未来のお話。一方、頼みの綱であるセブンイレブンは既存店の前年割れが続いています。コンビニ業界の市場は既に飽和状態。セブンイレブンなら、もう暫くは未進出の地域へ出て行ってシェアを食いながら成長していくことは可能でしょうが、それも限界がありそう。
コンビニ業態だけに頼ったままであれば成長がストップする決算日がくるのはそう遠くない未来だったでしょう。

復活したミレニアムRを買収した時点で既に、少なくともグループ経営に対する「業態によるリスク」を大幅に軽減させることに成功しました。
これからは、S&Iの徹底的な数値管理ノウハウを移植し、そごうと西武の利益の底上げを図るでしょうし、おそらくそれに成功するでしょう。

一方、コンビニ業態ではNBの値下げ対象の範囲を拡げていき、生鮮コンビニ業態を牽制しながら様子を見ていく。それでも、生鮮コンビニ業態の強さが変わらないようであれば、いよいよS&Iもこの業態に参入するでしょうね。
そのとき、キョウデンがショップ99を売ってれればそれがベストなんでしょうが、その可能性ってどうなんでしょう。
いずれにせよ、いざ本気で生鮮コンビニにゼロから参入しようと思えば、S&Iなら楽勝でしょう。有数の総合スーパーと食品スーパー、それに最強のコンビニを既に持っているんですから。

ローソンの1000店(数はうる覚えです。間違ってたらすいません)構想は、どうしても時期尚早な気がしてしまうんですよね。
しかし、2番手のコンビニしか持っていないローソンとしては、他に選択肢がなかったのかも知れないですね。S&Iの後にこの業態に参入しても勝ち目はないでしょうから。
そう考えると、業態リスクを軽減させるという意味でローソンも間違ってはいないということになりそうです。

そんな感じで、僕はこのニュースにS&Iの貫禄を感じました。
>そんな感じで、僕はこのニュースにS&Iの貫禄を感じました。
同感です。

確かに、今回のインタビューからは統合効果は出たとこ勝負の感はありますが、この規模でそれができるのがいまのセブンの強さでもあるような気がします。

シナジー効果は当面は間接費の削減がメインとなるんでしょうが、全体のパイ自体が2割も減少するリスクが控えている中、単なるシェア維持戦略でも利益は2割以上減るので、間接費削減以外のシナジーもかなり期待していると思います。

チョコさんのご指摘の通り、コンビニの利益率も下降傾向になってきており、敢えて利益率のかなり低いイトーヨーカ堂との統合を実現しスケールメリットを追求したのも、もう一度今までのやり方を見直し、「コンビニやスーパーのものを百貨店のノウハウで売る」というところに全社的な販売促進を期待しているようにも思えてきました。

コンビニから、あのこだまする乾いた挨拶が消える日がくるかも知れません(笑)
投稿した後、林さんのご意見を読み、なるほどそういう見方もあるのかと思いました。

僕も同感です。百貨店で売るものをコンビニで売ることに大きな意味はないですよね。最近のセブンイレブンのPBはかなり高価格帯の商品が多いですから、西武やそごうのブランドを利用した新商品なんかも出てくるかも知れませんが、それはあくまでもおまけですからね。仕入れの共同化などによるメリットはほとんどないでしょうから、商品政策という点から今回の統合を評価することは出来ないですね。

そごうと西武のブランドは暫くの間は絶対に残すでしょう。コンビニや総合スーパーとの統合はあり得ないですよよ。コンビニと総合スーパーですらブランドは統合させないんですから、百貨店と統合するなんて考えられない。

けど、買収される前からあった話だとは思うのですが、素人考えではそごうと西武を統合させるという議論はあっても不思議ではないと思います。実際どうなんでしょう?もし統合するとなれば名前は銀行みたく「西武そごう」とくっつける?あるいは「ミレニアム」?それともまったく新しい名前?

百貨店のブランド力で売上は確保した上、S&I得意の合理化で経費を圧縮。これにより、将来は今以上のキャッシュを稼いでくれる百貨店という新業態(ロビンソン百貨店って今もグループでしたっけ?(笑)だったら厳密に言えば違いますが)を手に入れることで、グループとしての業態リスクを軽減させる。
また、百貨店のノウハウは、イトーヨーカ堂で最大の不振要因となっている衣料品のマーチャンダイジングの見直しに寄与してくれるかも知れません。イトーヨーカ堂では最近、衣料品も高級品の品揃えを強化しているようですから。
横入り失礼します。肝心の記事をまだ読んでおらず、
印象ばかりで申し訳ありませんが、同じ業界の人間として一言。

鈴木会長は、これまでは主張と施策が
明快・一貫・徹底していることで知られていましたが、
最近の言動にはどうにも違和感を覚えます。
価格で競争している訳でないとのこれまでの主張を覆して
ドリンクを値下げし、しかも半端な所で止めてみたり、
「今更コンビニだけでもないだろう」というような、
コンビニという業態を事実上1人で創り出し、
それを発展させることに30年を費やしてきた氏からすれば、
全く信じられないような言葉も飛び出しています。

今回の買収については、
30年間ずっと、コンビニの無限の可能性を信じていた氏が、
ここに来て初めて限界を感じ、焦っているのかもしれない、
あるいは単に、歳を取って
自己顕示欲や拡大化志向が強くなっただけなのかもしれない
(IYバンク銀行をセブン銀行に改名したり、
グループ企業の看板を7&Iに統一したりする意味が今もわかりません)
というのが、私の素朴な感想です。

セブン(というか鈴木会長)の特徴として、強い自前主義がありました。
クオリティに妥協しないためと、成功した時の利益を全て外に逃がさないためでしょう。
例えば、PBパンの工場を作ったり
(他チェーンはメーカーに独自包装の商品を頼んでいるだけで、質はNBパンと同じ)、
銀行を作ったり、他にも様々なことをしてきましたし、
今は自前の電子マネーを準備しています。
高齢化社会にも、宅配推進によって対応しようとしています。
なのに、先の見えない将来に備えて他業態を買収、
などというのは、「らしくない」んですよね。
Jos醇P さんのご指摘、僕もかなり同感する部分が多いです。
僕は数年前まで小売業専門の経済出版社で仕事をしていましたので鈴木会長の言行は多少なりとも注意深く観察してきたつもりです。
鈴木会長は最近、「らしくない」ですよね。

一番、納得できなかったのはやはりセブンの飲料値下げでした。だって1年前までは、「コンビニは値下げしないのだ!」と言い続けてきてた人ですからね。今のところ、この件に対し氏の言葉で語られたインタビューなどは目にした記憶がありません…。
ご存知の方がいらっしゃれば、是非教えて欲しいです。
(あと、SC参入について鈴木氏はどうコメントしているのでしょうか…。何かコメントしているかも知れませんが、僕が見逃しているかも。)

しかし、その一方で、「常に客の求めるものを先読みしろ!(仮説&検証)」「過去の常識に囚われるな!」「常に変化に対応しろ!」とも言い続けてきた人なので、外部環境が変化するなかで客がコンビニに求めるものが変化してきたのを受けた戦略の転換というふうに解釈することも可能なのかなぁなどと考えていました。

今週月曜発売の「週刊東洋経済」にも今回の買収に関する記事と鈴木会長のインタビューが出ていますね。
このインタビューでもやはりカード戦略以外、納得できそうな具体的なシナジー効果については語られていません。
しかし、「過去とはまるっきり違う形になる。見本や手本などどこにもない」と発言するあたりは、鈴木氏らしいコメントかなとも思います。

一方、東洋経済の記事によれば、今回の買収による投資効率は年率10%だとのこと。(買収金額2000億円に対し、西武とそごうの純利が年間246億円)
単純な投資と考えると十分もとは取れそうです。

いろいろ書いているうちに、今回の買収で抱く違和感はやはり鈴木会長の「らしくなさ」に起因しそうな気がしてきました。
今回名乗りを上げたのがイオンの岡田社長であれば、具体的なシナジー効果はS&Iと大きな差はないにも関わらず、もう少ししっくりきたのかなぁという気もします。

どうなんでしょう…?

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