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心を震るわす言葉たちコミュの【小説の言葉】

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小説のくだりにある言葉を紹介します。

作者名と作品名必需です。

コメント(80)

ようこそ!これからヨロシクデス!

 マーク・トゥエイン氏の作品や言葉にいいモノたくさんありますね^^

 心を震わす言葉は国境や民族、文化を越えると信じています。
<<【私から愛したい。】”恋の姿勢”藤堂志津子>>

ひと言で述べるなら、「”自然体”におなりなさい」。

「人目を気にするからですよ。あなたが他人の目を気にする前に、すでに人々はあなたの性格や考え方が漠然とながらわかっている。

 わかっていても、あえて口にはださない。なぜならあなたに失礼になるし、もしかしたら意外なところで、あなたを傷つけてしまうかもしれないから。

 他人は、あなたが自然体でないことさえ、とうに見破ってしまっています」

 私たちはどうしても自分中心の発想に傾きがちであり、他人はわからないであろう、ここまでは見抜けないだろうと、つい他人をあなどってしまう。

 だが、ひと様はとっくに、あなたというひとを知っている。そう考えれば、おのずと肩の力がほぐれ、おかしな気取りからも脱皮する。
自然体って簡単なようでとても難しいです。

気づかないうちにどこかに力が入っているのでしょうか?

眼を閉じて深呼吸をしたら、少しは自然体に近くなれるかも
<<【一瞬の光】” 白石 一文>>

大切にされることは、自分を大切にすることー
香折の言葉が蘇ってくる。
あのとき香折に言おうとして言えなかったことが、急速に形になっていくのを感じた。

私はあの時、本当は言いたかったのだ。
 俺はお前を大切にしたいのだ、と。
俺にとってはお前を大切にすることが、何よりも自分を大切にすることなのだ、と。

自分を愛さない限り、人を愛することはできない。
しかし、誰かを自分以上に愛した時、人は初めて、本当に自分を愛することができるようになるのだ、と。
【きららの指輪たち】藤堂志津子

「高木さんも、おばあさんもこの街からいなくなって、なにもかも消えてしまうのよねえ
人生って、蜃気楼の連続みたい・・・・
美しくて、綺麗な一瞬があって、それが消滅して、またしばらくすると、うっとりと見とれるときがあって、でもそれもまたいつか破れる・・・」

朝子は返事のしようがなかった。

 史子が心の奥にかかえ、味わっているものの重さとはかなさを想像するとき、どんな言葉も無責任な第三者の台詞でしかない。
 言葉は大切だけれども、むなしいものでもあった。
>言葉は大切だけれども、むなしいものでもあった。

自分の言葉に心を乗せて責任を持つ。
例え他人の言葉や名言を借りたとしても、責任という主体性がなければその無責任な言葉が相手を傷つけ、自分を陥れるだけ..。

本当に人が独りで苦しみに耐えようとしている時は、他とのつながりを絶とうとするのだと思う。

だから、相手が会話を求めてきた時は真心のこもった言葉で応えたいものですな
意図的に言葉に表さない、または言葉にできない
まるっきりケースが違いますが、
無言も言葉の一つ、という解釈はどう思いますか?
>JimmyJazzさん

それが解る人、解らない人がいると思います。
以前の私なら「空気読めよ」「頭悪いなぁ」と思っちゃっていましたが、きちんと言葉に出さなければ解らないこともあるし。と思います。

相手次第というところでしょうか?

間接的、例え話でピン!と来る人もいれば全然自分のことだと認識しない人もいるし。

「〜どう?」と答えを求めないと、解っていても言い出せない人もいるし..あっ、これが無言の言葉か!?(笑)
<<【風にまかせて女のほんね】”私の歳月”藤堂志津子>>

 私の自分探しは十代から始まっていた。詩作をとおして、それを知ろうとも、もがいたけれど、結局、それは私の抽象的・観念的な思考の偏りを深めたにすぎない。

・・・・・・・・

 私はいつのまにか自分探しなるものに疲れはてていた。根源的な問いかけ「自分とは何か」など、どうでもいいではないか。
 「自分とは何か」を追求する過程で、私は勝手に夫を傷つけ、むりやりに別れ、なんという傲慢な生き方をしてきたのだろう。
 ひとを傷つけてもなお平然と許される人生などあっていいはずはないのだ。

・・・・・・・・・・・

 入社して一年後に部下を持たされた。大学をでたての、まさしく「自分探し」のまっただなかにいる若いひとびとだった。
 自分のかつてを見ているようで、仕事を教えるよりも、精神的な支えにわずかでもなれればいいと、上司としての私の方針はすみやかに決定した。

・・・・・・・・・・・・

 自分探しはとても大切だけれど、あるときは自分へのこだわりをほうりだして、その瞬間の風の流れに添ってみるのも、新しい発見に発見につながることもある、と私自身の経験から、かろうじて言えそうである。

 そして三十代から急に変わるのではない。十代、二十代の積み重ねをどう活かすかが、三十代の課題ではないだろうか。すなわち、ずっと自分探しをしてきて、三十代になってそれを具体化させ、実行に移していく。
 さらに四十代になった今の私はこうも言いたい。三十代の失敗は四十代に取りもどせるはずだと。
>せんかさん

 毎日、風にまかせて女のほんねを探していました。
なかなか見つからなくてせんかさんにUPしていただいて本当に嬉しいです。

 自分探しはとても大切だけれど、あるときは自分へのこだわりをほうりだして、その瞬間の風の流れに添ってみるのも、新しい発見に発見につながることもある、と私自身の経験から、かろうじて言えそうである。

重い言葉ですね

風の流れに添ってみると言えるようになるまで、人はどれくらいの時間を費やさなくてはならないのでしょう
そうなりたい
ならなければいけないと強く思います。

人は進化していくものですね
多くの失敗を通して数々の事を学んでいく
前へ前へ進んで行ける
一日一日の積み重ね、感謝の思い
それらを大切に年輪を重ねるように
成長していくのかもしれません
追記

自分というものに、何年間もさんざんむきあってきたではないか。飽きているのではないか、自分に対するこだわりは。
<<【風にまかせて女のほんね>>

これ、最近実感しています。そう思えたら気持ちが楽になった。決して逃げてるのじゃない。さんざんしてきたから。

そしたら、打算なく相手にしてあげれることを考えられるようになりました。
<<【男の勘ちがい女の夢ちがい】”占いがなければ生きられない”藤堂志津子>>

さあ自由に、オープンに、どんどんおやりなさい。

だが、いくらそう激励されても、悲しいことに、この国自体にしてからポリシーがなく、ましてや二十代のギャルたちに哲学があるはずもない。

哲学のない親に育てられ、わけの分からん教育制度にはめこまれ、若者文化とおだてあげられながら、その実体は巨大な消費者育成のマスメディアにからめ取られ、情報はわんさかと入ってくるのに、その取捨選択ひとつできない。

そう、哲学がないうえに、情報だけ次々とやってきて、二十代ギャルは、いっそう混乱してしまう。おのれの頭脳だけでは、もはやさばききれなくなる。
<<【バイバイ】 鷺沢 萠>>
自分の気持ちの行き場を決めてしまうだなんて、勝利にはできない。絶対にできない。気持ちは固定してはいないものだ。
流れて動き、変わっていくのが当たり前のものだ。それを知っているから「気持ちの行き場を決める」だなんて怖ろしいことは、自分には絶対にできないだろうと勝利は思う。
ー人間なんて、信じるもんでねえぞ。ー
突然、祖父の声が久しぶりに蘇った。
人間なんて信じられるものではない、ということにどこかで気付いてはいながら、それでも人が人を信じたい、信じようと思ってしまうのは、とどのつまり寂しいからだ。寂しさによって生じた欠落感を何かで埋めたいと思うからだ。
『自分に正直であるためには、
自分自身を水のようにさらさらにほどいてしまえばいい』

【僕のなかの壊れていない部分/白石一文】
>チヅルさん
はじめまして
私も今度、白石さんの【僕のなかの壊れていない部分】を読みたいと思っていました。
 自分自身を水のようにほどくですか〜こんな風に表現すると
自分に正直になることも出来そうですね
おお!新人さんの書き込みだぁー!!かなりうれしす。
どんどんupしてください^^
>ミンミンさん、せんかさん

はじめまして。
ごあいさつ抜きですみません。

upした言葉は、
普段他人の前で正直になれない、というか
正直な自分はどこだと見失っている自分に響いた言葉なんです。

でも水のようにさらさらにほどくって、、
むずかしくて、実はまだまだ飲み込めていないんです(笑)
<<【なんくるない】”足てびち”よしもとばなな》
あの日幸せだった私たちを思い浮かべたら波音や光と一緒に、欠けてしまった人の面影ばかりが浮かび、今はまだ目の前が真っ暗になる。しかし時の波が少しずつつらい思い出をけずって、いつか全てを光の中にかえすだろう。
闇を見て、また光が降り注いで、想い出を抱いて・・・うんざりするほどくりかえして喜びも苦しみもまたどこかへ消えていくサイクルの中で、立ち止まることも許されない人生の、私たちは単なる奴隷だ。
 なのにどうして、こんなにもいいものだと思えるのだろう。

《【ハゴロモ】よしもとばなな》

人の、意図しない優しさは、さりげない言葉の数々は、羽衣なのだと私は思った。
いつのまにかふわっと包まれ、今まで自分をしばっていた重く苦しい重力からふいに解き放たれ、魂が宙に気持ちよく浮いている。
>ミンミンさん
コメント遅れました。
最近感じることがあります。
「優しさ」って意識するものなのか?ということに。
「優しくしたい」と思う時点で人工的な優しさなのか?
無意識にしてあげる「優しさ」が自然な優しさなのか??

どちらがいいのか判断していきたいと思います。
《【パイロットフィシュ】大崎 善生》

人は、一度巡り合った人と二度と別れることはできない。なぜなら人間には記憶という能力があり、そして否が応のも記憶とともに現在を生きているからである。
 人間の体のどこかに、ありとあらゆる記憶を沈めておく巨大な湖のような場所があって、その底には失われたはずの無数の過去が沈殿している。何かを思い立ち何かを始めようとするとき、目が覚めてまだ何も考えられないでいる朝、とうの昔に忘れ去っていたはずの記憶が、湖底から不意にゆらゆらと浮かび上がってくることがある。 
 それに手を伸ばす。
湖に浮かべられたボートから、手を伸ばす。しかし、ボートの上から湖の底が見えたとしてもそこに手が届かないように、沈殿している過去を二度とその手に取ることはできない。
 どんなに掬っても掬っても、手の中には空しい水の感触が残るだけで、強く握ろうとすればするほど、その水は掌から勢いを増して零れ落ちていく。
 しかし、手に取ることはできないけれど、記憶はゆらゆらと不確かに、それでいて確実に自分の中に存在し、それから逃れることはできないのだ。
>ミンミンさん

パイロットフィッシュは私の中でも大切な一冊です。

この文書を読むと、記憶というものは時に残酷だと感じます。
二度と手に取る事はできない過去と共に現在を生きていく。
忘れたい事も、忘れたくない事も。
>チヅルさん

パイロットフィシュとてもいい本ですね

本当にチヅルさんの言う通りですね

人間が感性の集合体から記憶の集合体になっていく
これよんだら、新しい何かを掴めそうな気がする..。かならず読みます!
大崎さんの作品三冊買ってみました!これから楽しみ
<<【一無庵風流記】”聚楽第”隆慶一郎>>

 まつの注文を果たしながら尚且つ男であるためには、天下人秀吉を殺すしかなったのである。それが痛いほど判った。


 そのくせ慶次郎は、まつには一言もそんなことは不可能だとは云わなかった。

 ちょっと悲しそうな眼をして、「ああ、いいよ」そう云っただけだった。

 あの悲しそうな眼の色を理解すべきだったのである。

 ・・・・・・・・・

 何も告げることなく即座に死を覚悟した慶次郎の優しさが心の底からこたえた。

 これこそ男の窮極の優しさではないか。
>せんかさん

これぞ究極の優しさですね
《【アジアンタムブルー】大崎 善生》

「僕は今、もしかしたら本当の優しさを手に入れようともがいているのかもしれないと思うことにしているんだ。そして、もしかしたらそれは君にも同じことが言えるのかもしれない」
「私にも?」
「そう」
「どういうこと?」
「憂鬱の中から生まれてくる優しさ」
「憂鬱の中から?」
「そう、その中からしか生まれてこない、苦しみもがきながら身をよじるように、体の一部がねじきれるような痛みの中からしか手にすることのできない優しさ」
「私も?」
「そう、君も。それを手にするためにこんなに苦しんでいる。でももしそれを手にすることができれば、この苦しみは無駄にはならない。そうだろう?」
・・・
「アジアンタムブルーを乗り越えた株だけが、冬を超え、活き活きと生きていく。そうなればこっちのもので、その後は二度とアジアンタムブルーは訪れない。」
<<【あの日、あなたは】”あとがき”藤堂志津子>>

 心の快適さを支えるのは、月並みだけれども、結局は「自由」ではなかろうか。

 独りで気ままに生きる「自由」もあるけれど、私が漠然と思い描く「自由」には、必ず他者からの愛情や友情が付随している。

 そして、その他者もまた「自由」であって欲しい。

 心の快適さを得る一番の近道は「おのれのほどを知る」「自分の身の丈を知る」ことかもしれない。

 「分相応」という言葉が、最近あまり使われなくなったけれど、私はこの言葉を日常の一部にいまだに埋めている。

 たとえば、友人の思いがけない言動に出会う。そんな人ではなかったはずなのに、と戸惑ったり、哀しんだりする。

 けれど見方を少し変えると、そう言わしめた自分がいる。それが自分の「分」であり、その「分」に「相応」しての友人の言動ではないだろうか。
《孤独か、それに等しいもの【シンパシー】大崎 善生》

たとえば一冊の本を読めば、一冊分の知恵がつく。
ビールを一本飲めば、ビール1本分の幅ができる。
・・
その考えはマッチ棒を積み重ねて塔を作っていくことに良く似ていた。
一本のマッチ棒が重なれば必ず塔は高くなる。
際限のないその積み重ねが人格を形成していくのだ
>ミンミンさん

私はまだ読んだことがないのですが、
大崎さんらしい表現ですね。

このコミュニティに入った事自体、
私にとってはマッチ棒をひとつ積み重ねた気がします。
>ミンミンさん

「パイロット」を読んでいる途中なのでまだ「孤独か、」までいっていません。そのあとに「アジアン」もあるしねb

未読の本がたまってある。うれしいことです。

>たとえば一冊の本を読めば、一冊分の知恵がつく。
>ビールを一本飲めば、ビール1本分の幅ができる。

これに似たようなこと。以前に考えたことがあります。近々【己心の言葉】でupしますネ。


>チヅルさん

>このコミュニティに入った事自体、
>私にとってはマッチ棒をひとつ積み重ねた気がします。

ありがたい言葉です。ゆっくりといろいろなことを吟味したくて作ったコミュですので。

是非「参加」ではなく「参画」してくださいね^^これからも
>すうさん

はじめまして!

大崎善生さんと鷺沢萌さんのことなら、このコミュの「ミンミン」さんがスペシャルですヨ^^v

彼女にどんどこ聞きましょう
>くろねこさん

隆慶一郎さんの書く男性像。そして女性像。どちらも好きです。

「やまとごころ」感じるんですよね。

>すうさん

不毛なのは<毎日>ではなく<わたし>だった。

これに気がつければいつでも再出発可能だと思いますね。
こらからも素敵な言葉ください
えらい久々にのぞきにきました。
のぞきにきたら、大好きな『死ぬこととみつけたり』の好きな方のカキコがあったので、便乗させていただきます。


75>くろねこさん
いつもこの小説の事を思い出すとまっさきに頭に浮かぶシーンです。



『死ぬこととみつけたり(上巻)』 �老聴賚挫� 新潮文庫版 p184−185

その時、築地の上から、火縄の臭いが立つのを、杢之助の獣並みの鼻が捉えた……。

〜〜中略〜〜

「斎藤杢之助である」
突然、一町四方に轟き渡るような大声で杢之助が喚いた。

〜〜中略〜〜

「卑怯であろう。顔も見せず獣のように鉄砲で撃ち殺すつもりか。貴様、それでも鍋島武士かッ」
<<【肩ごしの恋人】唯川恵>>

「そうよ、私は、欲張りな女よ。あれも欲しいしこれも欲しいの。それのどこが悪いのよ。人はいつだって、もっともっとと欲しがる生きものでしょう。今あるもので満足しちゃったらそこでおしまいでしょう。だいたいさ、私みたいな女を嫌いになるのは、自分が欲しがっても手に入れられないからじゃない。負け惜しみよ」

・・・・・・

「私は、自分の気持ちに正直なの。欲しいものは欲しいの。それをごまかしたりできないの。言い換えれば純粋ってことよ。そうよ、私は自分の気持ちに純粋に生きてるのよ」

その時、カウンターの奥まった席から小さな笑い声が聞こえた。

「何よ」

るり子は顔を向けた。

「いいや、別に」

男もまた顔を向ける。酔っているせいもあってよく見えない。

「あなた、今、笑ったでしょう」

「そうかな」

「笑ったわ、確かに笑ったわ。失礼だわ。私の純粋のどこがおかしいのよ」

「困った人だね、絡むつもりかい?」

「仕掛けたのはそっちだわ」

「じゃあ言わせてもらうけど、君は完全に見当違いをしている」

美しい男だ。

「どういうことよ」

「あれも欲しいこれも欲しいっていうのは、自分の気持ちに正直なんじゃなくて、単なる欲望を抑えられないだけさ。理性ってものがない点、サル以下だね」

怒りで思わず頬が紅潮した。

「サ、サルですって」

「純粋っていうのは、あれもいらないこれもいらない、欲しいものはただひとつ。そういうことだろ」

・・・・・・

「女の気持ちの何がわかるっていうのよ。ホモのくせに、女のこと、わかったような口きかないでよ」

「ホモだろうと、ノンケだろうと、純粋を語るに何の支障がある?」

「あるわ、おおありよ」

「じゃあ説明してみろよ」

るり子の唇が震えた。けれども、口にできる言葉など、何ひとつ持っていなかった。

男は、軽蔑に似た目を向けた。

「君、今、本当は僕の意見をもっともだと思っているだろう」

「まさか、そんなわけないわ」

言い返しながらも、るり子は思わず視線を膝に落とした。

「攻撃するしか自分を守る方法を知らないのは馬鹿のやることだ」

私が馬鹿だということは、私が誰よりも知っている。たいがい綺麗と馬鹿はセット売りだ。賢くって綺麗な女はタチが悪い。そんな女よりずっと愛敬があるではないか。

けれど、馬鹿はいつまでも馬鹿のままなのだった。そうして、綺麗は消耗品だ。どんどん原価償却されてゆく。

るり子はカウンターにうっぷした。

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