格闘依存症〜FIGHT MANIACS〜コミュの今日はGAORAで深夜０：００より10/25に開催された全日本キック−６０トーナメント決勝戦が放送されます。お見逃しなく☆ということでオイラの観戦レポート（携帯バージョン）も公開します☆

えっと、管理人さんの許可が降りたので遠慮なくいきますｗ格オタさん、どうもありがとうございます！！！


ということで、本日深夜０：００より10月25日に開催された、開幕戦に引き続き、最高の興行となった全日本キック"浪漫 〜 Kick Return 〜 Kickboxer of the best 60 Tournament 決勝戦"がGAORAで初回の放送があります！！！！

全日本キック初の代々木進出となった今回の興行はGAORAも力を入れていて、なんと普段よりも長い、3時間に拡大して放送されます！！！

現在の日本キック界−60最高峰のトーナメントの結末はもちろん、MAXルールでの山本優弥ｖｓ尾崎圭司の一戦、そして日本vsタイの−５５最高峰のワンマッチ、藤原あらしｖｓワンロップ・ウィラサクレックの伝説の一戦とこれを見逃しては一生後悔するレベルの試合が満載！！！

CSやケーブルでGAORAと契約されてる方は絶対観るべき興行ですのでお見逃しなく！！


と、ここでその最高の興行についてオイラが書いた簡易レポートを公開します（笑）えっと、結果をまだ知らなくて結果を知らずに大会を見たいって人はこの後はスクロールしないことをお勧めしますｍ（＿＿）ｍちなみにこれはリアルタイムで携帯で打った試合感想ですので、またいつか改めてちゃんとした観戦己を書くかもしれません☆

全日本キックがどういうものかよくわからない人はオイラの観戦記で興味もってくれたら嬉しいこと限りなしです＾＾





＜第１試合　リザーブファイト　６０ｋｇ契約　３分３Ｒ延長１Ｒ＞
●［Ｊ−ＮＥＴライト級４位］ファイヤー原田（レグルス池袋）
（延長１Ｒ判定　１−２　※１０−９、９−１０、９−１０）
○［ＷＦＣＡ世界ライト級王者］梶原龍児（チームドラゴン）

まさに技術ｖｓ魂って試合。ファイヤーはひたすらフックとローで前に出る。梶原はアウトボクシングでジャブからワンツー、アッパーとヒットさせていく。ヒットしてるのはやはり技術がある梶原だが、ファイヤーは魂を込めたフックもヒットしまくる。

本戦判定は１-０でファイヤー優勢のドロー。まあこれは仕方ないかな？印象では前に出てフックを当てていたファイヤーだが、梶原もヒットしてたしな。

延長戦はこれぞドローしかつけようがない殴り合い。若干梶原のパンチが多かったか？？

スプリットの末梶原が勝利。マストだから仕方ないが・・・しかし、熱すぎだぜ！！ファイヤー！！！

ちなみにファイヤーの人気は半端なかったでつ(笑)


＜第２試合　トーナメント準決勝　６０ｋｇ契約　３分３Ｒ延長１Ｒ＞
○［全日本フェザー級王者］山本真弘（藤原ジム）
（３Ｒ判定　３−０　※２９−２７、３０−２７、２９−２７）
●［全日本Ｓ・フェザー級王者］石川直生（青春塾）

真弘はなんで今回こんな挑発してんの？？

試合は真弘が石川を圧倒。スピードが全く違う。キョリを取ってるのに一瞬で詰めるスピード。石川は序盤こそミドルがよかったと思ったが、カウンターを合わせられて１Ｒから石川ダウン。

２Ｒはクリンチワークで若干石川もペースを掴みかけてたかもしれないが、これも組む際に真弘のワンツーが入ってて、正直イーブン。

３Ｒは完全に真弘が石川を翻弄。ハイからワンツーさらにハイ。石川は中盤からダメージで組みに行ってる感じ。しかし真弘の速すぎるワンツーが入りまくり、腰が何度も落ちた。

ということで真弘完勝。いや〜この復活ぶりはマジ凄いわ。こりゃダントツで優勝しそう・・・

しかし石川はこのトーナメントいいところなしやったな・・・


＜第３試合　トーナメント準決勝　６０ｋｇ契約　３分３Ｒ延長１Ｒ＞
○［ＷＰＫＣ世界ムエタイ・ライト級王者］大月晴明（ＡＪＫＦ）
（３Ｒ判定　３−０　※３０−２６、２９−２６、３０−２６）
●［全日本フェザー級１位］前田尚紀（藤原ジム）

前田はキッズリターンからハイロウズで繋いで入場。野良犬の魂を継承してる感じ！

試合は１Ｒは互角。お互いクリーンヒットはないが、大月の爆腕の恐ろしさは出ている感じ。前田はローで大月の足を何度も流した。

２Ｒ、大月の爆腕ぶりは凄い。ガード越しのフックで前田をよろめかせ、ボディーも強烈。しかし前田はワンツーとローで前に出るとワンツーが何度も大月の顔を捉え、大月は下がりまくり。しかし爆腕炸裂！！フックがテンプルに入り前田ダウン！！！逆転。

３Ｒ、開始から前に出た前田だが、フックをカウンターでくらいいきなりダウン。打ち合いに行く前田だが、これは大月有利で、ペースは大月に・・と前田のバックハンドブローで大月がカット！！ドクターチェック後前に出まくる大月。フックからハイとロー。前田は爆腕相手だからか８月みたいに思いきりよく打ち合えない。ダウンこそなかったし、前田も返してたが、大月が前に出て攻めまくってタイムアップ。

ダウンの差だけだが、しかし大月の爆腕はホント恐ろしい・・まだまだ衰えず、一発でひっくり返せる最強の切り札を持っている感じ。
決勝戦、真弘のスピードがやはり翻弄するかもしれないが、この爆腕がある限り、試合はわからない。

しかしこの試合で大月はカットという代償を負ってしまった・・・



＜第４試合　日本ｖｓ．ロシア国際戦　７５ｋｇ契約　３分３Ｒ延長１Ｒ＞
○［全日本ミドル級王者］中村高明（藤原ジム）
（３Ｒ　０分３２秒　ＴＫＯ　※ドクターストップ）
●キセレフ・キリル（ロシア／ＫＯＹＵジム）

中村の奥さんに萌え〜(笑)

試合は１Ｒ開始からいきなり跳び膝で中村がダウンを奪うとジャブからワンツー、ローからクリンチして膝と肘。至近距離でフック、肘を浴びせた中村はさらに膝をアゴに入れダウンを奪う。その後肘と膝のメッタ打ち。しかし仕留められず。

２Ｒは中村は攻めあぐねている感じ。組んでいくも、フックを貰い、中間距離じゃジャブを貰っている。もちろん中村もジャブからワンツーやローを打っているが・・・ラスト中村はワンツーからミドルを食らう。

３Ｒワンツーから組んで肘を浴びせると大量出血で中村が勝利。

ま、思ったよりいい試合ですた(笑)中村は今日の朝の８時に娘さんが産まれた様子。おめでとう〜！！！子供も産まれ、試合に勝ってホクホクやね。



＜第５試合　Ｋ−１　ＷＯＲＬＤ　ＭＡＸルール　７０ｋｇ契約　３分３Ｒ延長１Ｒ＞
○［全日本ウェルター級王者］山本優弥（青春塾）
（３Ｒ判定　２−０　※３０−３０、３０−２９、３０−２９）
●［０７年Ｋ−１　ＭＡＸ日本３位］尾崎圭司（チームドラゴン）

休憩明け、いきなりMAXのテーマが流れ出す。そんなアピールすることか？？

尾崎女性ダンサーを引き連れて入場。しかし・・・一人なんか太いのがいるな(笑)演出がうざいから優弥頑張れ(笑)

１Ｒは様子見。尾崎の方がよくワンツーで先手取ってたがクリーンヒットはないし、優弥もローがよかった。

２Ｒから優弥がローとフックを的確に当てて優勢になっていく。尾崎は回転系の技を出して誤魔化してたが、明らかにヒットは優弥。

３Ｒはひたすら打ち合いに。ただやはり的確なヒットは優の方が多い。尾崎は回転系の技でごまかしてるだけ。ヒットしてない。

この内容でドローはないわー・・・優弥が勝って良かったよ。結果は優弥の２-０で勝利！

-７０トーナメント出ないかな？？



＜第６試合　日本ｖｓ．タイ国際戦　５５ｋｇ契約　３分５Ｒ＞
○［全日本バンタム級王者］藤原あらし（Ｓ．Ｖ．Ｇ．）
（５Ｒ判定　３−０　※５０−４９、４９−４８、４９−４８）
●［Ｍ−１バンタム級王者］ワンロップ・ウィラサクレック（タイ）

ワンロップが倒さなきゃならない相手らしいがそれは違うぞ(笑)それより先に米田だ(笑)

あらしは入場曲変わった・・・

１Ｒからワンロップは飛ばしてくる。矢のようなストレート。刈るようなロー。切り裂く肘の連打。前蹴りであらしは吹っ飛ばされ、肘を打たれまくり。しかしクリーンヒットは意外にない。ガード上げまくりがよかったね。

２Ｒワンロップはやはり恐ろしい攻撃力で肘、ハイとローを打ってきてクリンチであらしを振り回している。そしてハイを後頭部に当ててしまう。しかしここからあらしは左ミドルそしてフックをヒットさせるとワンロップはクリンチ。あらしはひたすらフック、ミドルでワンロップは嫌がってクリンチ！！つうかあらしペースじゃね？？

３Ｒあらしミドル、ボディー、ボディーへのストレート、と攻めまくり。肘も狙っている。つうか、ワンロップは手が出てない！！完全にあらしペース！！

４Ｒ、あらし圧力かけまくり。ミドルをヒットさせ、ボディー、フック。クリンチでも膝をヒットさせてるのはあらし。完全にあらし。

５Ｒ、ワンロップ手がでず。あらしが終始追い詰めてミドルやハイ、ロー。ストレートなどを打ち、あのワンロップを完全に翻弄！！

ヤバい！！あらしが完全にワンロップを翻弄！！！こんな結末ってあるのか！！？？判定こそ１ポイント差しか付かなかったが内容はそれ以上のものだった！！

適正階級であのワンロップがついに敗北。真弘を沈め、元気、石川も倒せなかった。米田もリベンジ出来ずに惨敗。そんな最強に土をつけたあらし。これに感動せずにいられるだろうか？？この歴史的な瞬間にオイラは最前列で立ち会うことが出来た。それだけで、今日は最高のベスト興行なのさ。

しかしマジであらし最高すぎ！！試合後、声援を送ったら向いてくれたよ〜☆



＜第７試合　トーナメント決勝戦　６０ｋｇ契約　３分５Ｒ延長１Ｒ＞
○［第２試合勝者］山本真弘（藤原ジム）
（５Ｒ判定　３−０　※５０−４７、５０−４７、５０−４６）
●［第３試合勝者］大月晴明（ＡＪＫＦ）

大月、傷のせいか、どうもビビりながら戦ってる感じ。ローを多用して、フックを打たず・・・

１Ｒは真弘も踏み込めずに様子見のラウンドに。しかし２Ｒ、大月のローに合わせたフックがヒットして大月がダウン！！前に出るしかない大月はフックで前に出ていくが、当たらない・・・

３Ｒ、大月は前に出ていくが真弘もスピードを活かして、ジャブやフックを当てていき、大月はペースを掴めない。

４Ｒ大月は前に出ていく。ローは悪くないんだが有効打ではないな〜・・・真弘ジャブを的確にヒット。さらにフックのワンツーを浴びせて大月を追い込んでいく。

５Ｒ、大月は大振りで、真弘はコンパクトに打っていく。ガムシャラに前に出るが崩せない大月。真弘は後半流しているか？ラストバッティングで真弘がカット。しかし仕留められない・・・

判定はもちろん真弘。しかしダントツの強さだったな〜・・・真弘・・・まさかここまで復活するとは・・・

ま、でも正直あんまり展開的には面白くナインやけどね(笑)真弘はなんつうか最後の流しが彼の全てって感じで・・・ま、強かったよ！おめでとう！真弘！！



興行を観てて感じたのは、やはり全日本キックは他のキック興行に比べて、圧倒的に大衆向けの興行なんだな〜ってこと。これは悪く言ってるわけじゃない。要するに、キックを初めて観る人、格闘技を観たことない人が観たとしても楽しめる興行だと言いたいだけ。演出などもそうだけど、試合内容も見ていて大衆向けって感じがした。選手のキャラも立っていて、試合もわかりやすい。まあ今回はKOは少なかったが、試合としてはわかりやすい試合だったと思う。

ただ残念だったのは後楽園ホールじゃ圧倒的にキックが栄えているわけなんだが、これが後楽園ホールの域を超えたらまだまだ世間には伝わってなかったという事実・・・７割くらい？６割くらい？スタンド席は埋まってなかったし、オイラは最前列で見てきたわけだが、最前列も空席があった。平日の代々木だから仕方ないといえば仕方ない結果なのだが・・・しかし１年半前の修斗は満員だったのを考えるとやはりビックプロモーションの影響は凄いんだなと思う。やはりビックプロモーションの力を借りなきゃ後楽園ホールレベルを超えることは出来ないのだろうか？

今回の全日本キックは非常に面白かった。そしてあらしのワンロップ越えには感動した。しかしどうも全体的に薄味って印象もあるんだよな〜・・・少なくとも濃い興行には思えなかった。誤解してほしくないけど、オイラは今日の全日本キックも最高に面白かったと思ってるよ。ただ・・・う〜ん、どういうふうによかったかと聞かれると・・・どうもうまく言えないというか・・・前回が良すぎたせいで、いろいろ思うところがあったからか、なおさら決勝興行に対する思いの少なさにビックリしているというか・・・今日は観に来て本当によかったと感じているのに・・・なんかホント矛盾してるな・・・（苦笑）

いやまあとりあえずやっぱり全日本キック最高ってことで！！ｗ（なんじゃそりゃｗ）


最後に今日の興行を作り上げてくれた選手たちに感謝の思いを述べたいと思う。

またしても自分を、−６０のキックの素晴らしさを自分の手で魅せることが出来なかった“未完のプリンス”石川直生
“野良犬”の魂を受け継ぎ、前回のようにダウンしながらも最後まで試合を捨てずに打ち合った“戦う修行僧”前田尚紀
落日の王者は優勝という復活劇を飾ることは出来なかったものの、その爆腕はまだまだ健在だった“爆腕”大月晴明
そして長きに渡るスランプから脱出し、そのスピードを活かして圧倒的な強さでトーナメント優勝を飾った山本真弘

オイラたち格オタに夢を魅させてくれてありがとう。


最後に一人。

圧倒的な下馬評を覆し、“最強の切り裂き魔”ワンロップ・ウィラサクレックを完全に翻弄して勝利という伝説を作り上げた“日本バンダム級最強の男”藤原あらし

オイラは最強相手に完封勝ちをしたこの試合を・・・そして伝説が行われた今日という日を決して忘れない・・・。感動を本当にありがとう！！！藤原あらしこそ最高だぁ〜！！！！！！