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☆日本語教師☆コミュの「〜し〜し」と「〜て〜て」

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 東京で日本語教師をしているものです。
先日、「〜し〜し」の文型を導入し、以下の二つの文の違いについて、学生から質問を受けて、説明を試みたのですが、学生に納得してもらえませんでした。


1.Aさんはやさしいし、歌も上手だし、ダンスも出来ます。
2.Aさんはやさしくて、歌が上手で、ダンスができます。

 僕は、1の場合はAさんはやさしいです。それだけじゃありません。歌も上手です。それだけじゃありません。ダンスも出来ます。の意味だと言ったのですが、2のて形でつなげた場合との違いがわからないと言われてしまいました。
 そこで、日本人がこの文型で言う時は、誰かの長所をあげるときなんかに、思いついた順にいうのだとかって、説明を加えたのですが、十分でないような気がしています。
 おそらく、今後僕が教えた学生は、日本語を話す時、この文型を使って言うべきところで、この文型を使ってくれないような気がしています。ちゃんと理解出来ていない文型は使うのをためらうものですから。
 この表現の仕方は日本人がよく使うものですが、うまくこの「〜し〜し」のニュアンスが伝わる教え方ってないでしょうか。 

コメント(11)

「〜し、〜し・・・」は、相手を説得する場面で、理由を列挙する時によく使います。

誰かの長所を述べたてるという以外でも、

おもちゃを欲しがる子どもが母親を説得する時。

母:なんで、そのおもちゃがほしいの?
子:○○が持ってるし、ないと話が合わないし・・・




用例としては、こんなのがありました。

「ちっちゃい子供達もいるし、真似しちゃうし危険だからそういうのはやめたほうがいいよ。」

「土曜日になったら耳鼻科に行こうと決めていたけどやることたくさんあるし、寒いし、面倒くさいし。 だから外出たくないんだけど〜。 行ったとしても、待合室は混んでいるだろうし、風邪を引いている人がいたりして、移っちゃったら困るし」


ということで、いいわけの場面?にも使えるということでどうでしょう。
物の列挙のときは「〜と〜と」、例示は「〜や〜や」。
この考え方を 応用してみては?
エリナさん。コメントありがとうございます。
そうですね。確かにいいわけとか、理由を述べる時とかに使いますかね。
質問してきた学生には、〜し〜しのほうが、て形より主観的なんだと言って、
済ませてしまおうかと思っています。
ラオス阿部さん。コメントありがとうございます。
確かにその考え方は応用できそうですね。
つまり、〜て〜ては、すべてを列挙していて、〜し〜しは、とりあえず思いついたのだけを列挙したって感じでしょうか。
主観的と説明して、使うようになるのでしょうか。

>おそらく、今後僕が教えた学生は、日本語を話す時、この文型を使って言うべきところで、この文型を使ってくれないような気がしています。

”この文型を使って言うべきところ”=場面をピンポイントで提示したらいいのではないですか?
一日本語学習者として、自分個人の感想を話します。

?「優しいし、歌が上手だし、ダンスもできる」

これは、Aさに関する情報を列挙する文型だと思いますが、
ここで、私が重要だと思うのは、それを聞いた人はどんなシーンを想像するかということです。

この文型使用のバックグランドには、

「話し手と聞き手が共にAさんの長所を知っている」(あるいは、聞き手もAさんの長所は知っているだろうと、話し手はそう考えている)という条件が必要ではないかと思います。

そして、話し手は列挙しようとする事項を連想しながら聞き手に伝える。その目的は、聞き手に同じことを思い浮かばせることです。

つまり、「〜し、〜し、〜し」は、経験共有を促す機能を有する文型だと考えられます。



?「〜て、〜て、〜て」の場合はどうでしょう。

話し手が列挙事項を知っていても、聞き手はそう共感できない。聞き手にとって、Aさんの長所は新情報です。

少なくとも、「〜し、〜し、〜し」と比べて、上記のような機能が弱い感じを受けます。

ただ、「〜し、〜し、〜し」にせよ、「〜て、〜て、〜て」にせよ、その選定は、使い手が習得した体内言語システムによります。上記?と?は、逆に使う人もきっと居るでしょう。


ちなみに、
多くの文型は、そのバックグランドに複雑な事柄が絡んでいます。しかし残念ながら、実際にクラスの中で例文を出す時は、その複雑な事柄からは場面の断片しか学習者に挙げられないので、最終的には、学習者自分でその「バックグランド」を補完しなければならない。

こういう場合は、例文をたくさん出すことは、「バックグランド」の補完に手助けをする手段の一つとも考えられます。
ちょっとだけコメントします。私の言語感覚では、次のような使い分けをしているような気がします。

「〜し、〜し、〜し」は、書き言葉としては使わない。話し言葉として使う。親しい人と話しているときに使う。
「〜て、〜て、〜て」は、話し言葉として使う場合は少しフォーマルな場面で使う。書き言葉として普通に使う。
学習者にとって簡単な理解法として、

「〜し、〜し、〜し」は、前に来る文についての理由の羅列です。

「〜て、〜て、〜て」も理由の羅列として使えるが、この場合、最後に「から、ので」をつける必要があります。でないと、「理由を並べる」機能が弱まってしまいます。

「〜し、〜し、〜し」の場合、「から、ので」は不要。

という見方ではどうでしょう。
まだ養成講座に通ってる学生ですが、
私の記憶と感覚から、コメント失礼します。

〜し、〜し、は、まず前に動詞か形容詞で大きく違うと思うのですが、
動詞だと、〜して、〜して、のてを省いて、書き言葉的にしてると思いますが、
形容詞の場合は、〜(だ)し、〜(だ)し、は他にも沢山あるのですが、代表的例や、順位の高い幾つかを出してるのだと、思いますし、たしか習った気がします。

また、形容詞+〜(く)て、〜(く)て、の場合は、
だから〜 などの理由を説明してると思います。

つまり、1は、Aさんの長所の例をあげてて、まだまだ素晴らしい所は他にもあるんだけど的要素を含んで、
2は、だから素敵なんだ。とか、だから好きなんだ。などの理由が複数の場合の言い方ではないかと、感じます。

ご参考までに、失礼します☆
いきなり「〜し、〜し」で答えるのはおかしいですね。

「おもしろくて、すごい人ですよ!」
それから、
「〜し、〜し」(その何がおもしろいのか、すごいのかを並列)
だったら、違和感ないと思います。

動詞の場合、「〜たり、〜たり」との違いもポイントだと思います。
(学習者、かなり間違えております…)

と、つい最近の学習者の間違いからフィードバックしたばかりです…。

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