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種田山頭火コミュの山頭火の日記『其中日記(四)』

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【山頭火の日記・『其中日記(四)』】初めに、「其中一人として炎天 山頭火」とある。『其中日記(四)』には、昭和8年7月11日から昭和8年7月14日までの日記が収載されている。

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【山頭火の日記・日ざかりのお地蔵さま】昭和8年7月11日の日記に、《椹野川にそうて散歩した、月見草の花ざかりである、途上数句拾うた。昼食のおかずは焼茄子、おいしかつた。此頃は茄子、胡瓜、胡瓜、茄子と食べつづけてゐる》とある。この日の日記に、「日ざかりのお地蔵さまの顔がにこにこ」の句があり、防府市大道下津令の久保宅前にこの句碑がある。
お地蔵様が、「山頭火さん、何をそんなにいらついているのです。この強い日の恵みがあるからこそ、自然のあらゆるものは生かされているのです。ちょっと傍らで休んで、周りをゆっくり見渡してごらんなさいよ」と、聞こえた気がして我に返る山頭火。あらためて笠を脱ぎ、お地蔵様に頭を下げ、しばらく横の木陰で一休みとなる。
【山頭火の日記・裏山の蜩(ひぐらし)】昭和8年7月11日の日記の続きに、《ゆふべの窓からはじめて裏山の蜩(ひぐらし=かなかな)を聞いた。とても蚊が多いから、といふよりも、私一人に藪蚊があつまつてきて無警告で螫すから、まだ暮れないのに蚊帳を吊つて、その中で読書、我儘すぎるかな。或る日はしづかでうれしく、或る日はさみしくてかなしい、生きてゐてよかつたと思ふこともあれば、死んだつてかまはないと考へることもある、君よ、孤独の人生散歩者を笑ふなかれ》とある。この日の日記に、「心中が見つかつたといふ山の蜩よ」「今から畑へなかなか暮れない山のかなかな」の句もある。
【山頭火の日記・改訂された掟三章】昭和8年7月13日の日記に、《掟(改訂)一、辛いもの好きは辛いものを、甘いもの好きは甘いものを任意持参せられたし。一、うたふもおどるも勝手なれども、ただ春風秋水のすなほさでありたし。一、威張るべからず、欝ぐべからず、其中一人の心を持すべし。其中庵主 右三章 山頭火しるす》とある。以前(6月23日)の日記に張り出された、「其中庵来訪者の掟三章」を改訂したものだ。

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