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ゴスペルハウスコミュの「寿司・シュハスコ」2021.07.31

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ゴスペルハウスメッセージ 2021.07.31
「寿司・シュハスコ」ダニエル6:16-27

16 それで王は命令を出し、ダニエルは連れて来られて、獅子の穴に投げ込まれた。王はダニエルに話しかけて言った。「おまえがいつも仕えている神が、おまえをお救いになるように。」
17 一つの石が運ばれて来て、その穴の口に置かれた。王は王自身の印と貴族たちの印でそれを封印し、ダニエルについての処置が変えられないようにした。
18 こうして王は宮殿に帰り、一晩中断食をした。側女も召し寄せず、眠ることもしなかった。
19 王は夜明けに日が輝き出すとすぐ、獅子の穴へ急いで行った。
20 その穴に近づくと、王はダニエルに悲痛な声で呼びかけ、こうダニエルに言った。「生ける神のしもべダニエルよ。おまえがいつも仕えている神は、おまえを獅子から救うことができたか。」
21 するとダニエルは王に語った。「王よ、永遠に生きられますように。
22 私の神が御使いを送り、獅子の口をふさいでくださったので、獅子は私に何の危害も加えませんでした。それは、神の前に私が潔白であることが認められたからです。王よ、あなたに対しても、私は何も悪いことはしていません。」
23 王は大いに喜び、ダニエルをその穴から引き上げるように命じた。ダニエルは穴から引き上げられたが、彼に何の傷も認められなかった。彼が神に信頼していたからである。
24 王が命じたので、ダニエルを中傷した者たちが連れて来られて、その妻子とともに獅子の穴に投げ込まれた。彼らが穴の底に達しないうちに、獅子は彼らをわがものにして、その骨をことごとくかみ砕いてしまった。
25 それから、ダレイオス王は、全土に住むすべての民族、国民、言語の者たちに次のように書き送った。「あなたがたに平安が豊かにあるように。
26 私はここに命じる。私の支配する国においてはどこででも、ダニエルの神の前に震えおののけ。この方こそ生ける神、永遠におられる方。その国は滅びることなく、その主権はいつまでも続く。
27 この方は人を救い、助け出し、天においても、地においても、しるしと奇跡を行われる。実に、獅子の手からダニエルを救い出された。」

わが家の聖書かるたの「ら」は、「ライオンを 恐れはしない ダニエルさん」です。
まさに、今週の聖書箇所は、その獅子の穴に入れられたダニエルの場面です。

ダニエルは、バビロン捕囚で捕虜として連れて行かれました。
その後、60年間に渡り、預言者や行政家として活動しました。
バビロンの王・ネブカドネツァル、その子・ベルシャツァル王、メディア人のダレイオス王、ペルシア人のキュロス王と、4代の王の時代です。

ダレイオス王はダニエルを重用し、どの大臣よりも上の地位を与えました。
それで、他の大臣や太守たちのねたみにより、罠が仕掛けられました。
それは、「今から三十日間、王よ、いかなる神にでも人にでも、あなた以外に祈願をする者は、だれでも獅子の穴に投げ込まれる」(7節)という法の制定の提案でした。
ダレイオス王はこの提案を受け、署名したのです。

しかしダニエルは、「日に三度ひざまずき、自分の神の前に祈って感謝をささげていた。」(10節)のです。
それで、獅子の穴に投げ込まれる羽目に陥ったのです。
ダレイオス王は、ダニエルを愛し、重用していました。
なんとか救おうとしましたが、法を重んじるしか手がなかったのです。
「王よ。王が制定したいかなる禁令や法令も、決して変更されることはないということが、メディアとペルシアの法律であることをご承知ください。」(15節)
現代の日本なら、法解釈を曲げてしまいそうな気がしますが、このときは法を遵守したのです。

翌朝早く、王は獅子の穴に向かいます。
そこで、ダニエルの無事な姿を見て、王は、この神こそが神であることを知ったのです。
ダニエルの神という他人事ではなく、自分のこととしたのです。
だれかの信仰が私の信仰に変わった瞬間、だれかの神様が私の神様に変わった瞬間です。
「私の支配する国においてはどこででも、ダニエルの神の前に震えおののけ。この方こそ生ける神、永遠におられる方。その国は滅びることなく、その主権はいつまでも続く。」(26節)と命じたのが、その証拠です。
この命令は、国民が従うだけでなく、王自身も従うものなのですから。

ダレイオス王が、本当の神様に出会い信じるために、ダニエルの獅子の穴の体験が必要だったのです。
ダニエルが見せた体験が、その体験の結果が、王に神様を理解させ、信じさせ、従わせたのです。

私はこれまで、証詞を軽んじてきました。
18年間の礼拝説教の中で、証詞メッセージをしたことは、ほとんどありません。
というか、記憶の限り一度もありません。
それは、「すでに洗礼を受けたクリスチャンへの伝道」という、ニッチな召しを受け取ったということも理由の一つでしょう。
「すでに神様を知っていて受け入れたけど、喜びがわかない、教会に行きたくない、行けない。」という神様の羊に対して、神様はボクを召したのです。

神様とどう出会い、神様とどう向き合い、神様がその人にどう働かれたか。
体験した人には、人それぞれということを知ることはできても、そんなに有益なものとは思えなかったのです。
「すばらしい証詞に感動した」という言葉も時々聞きますが、他人事に感動するのではなく、自分のこととしてほしいと私は願うのです。

神様は、大きすぎて、広すぎて、深すぎて、多面的すぎて、私たちはすべてを見ることも知ることも語ることもできません。
しかし、クリスチャンなら、神様を体験した人なら、完全な一致はしないかもしれないけれども、知っていることだと思っていたのです。

「寿司」と聞けば、ほとんどの日本人が共通理解を持ちわかるでしょう。
しかし、寿司を見たこともない人には、かなり説明が必要です。
「生の魚の身を四角い短冊状に切ったものを、ごはんを細長い俵状にして、その上においた料理」では、半分も伝わりません。
「シュハスコ」と言えば、ブラジル人ならだれでもわかります。
しかし、知らない人には説明が必要です。
「レストランの場合は、肉の大きな塊を、サーベルのような大きな串に刺して、岩塩で味付けしながら焼いたものを、店員がテーブルまで運んできて、そぎ切りにして食べる料理」では、美味しさがまったく伝わりません。
「家庭でのシュハスコを作ることができるのが、夫になるための男の課題」では、意味すら不明でしょう。
「寿司・シュハスコ」という代表的な料理でさえ、知らない人に伝えるには、大変なことです。
サンパウロに住んでいれば、知らない人はいないでしょうが。

知っている人・体験した人には当たり前のことが、体験したことのない人には理解が難しいわけです。
だから、説明が、その人の理解のもとになります。
存在の確認が、その人の求めることのもとになります。

クリスチャンへの伝道をするにあたって、「神様は今いて、今、働いている」という共通理解を前提にして18年間礼拝メッセージをしてきました。
しかし、ここ数週間で、「もとクリスチャン」という人たちに出会いました。
神様に出会ったはずの人たちが、神様の存在を否定しているのです。
私にとっては「寿司もシュハスコも食べたことあるけど、そんな料理は存在しない」と言っているサンパウロ市民に出会うような衝撃でした。

それで、このダニエル書第6章を開いたとき、証詞の必要性に気がついたのです。
ですから、これからは礼拝メッセージの中にも、証詞の要素を少しは取り入れようと思ったのです。
寿司やシュハスコを知らない人に伝えるように、神様を本当に味わったことがない人に伝わるように、私の体験が役に立つのなら、証詞もしようと思ったのです。
神様はたしかにいることを、たしかに今働いていることを、分かち合おうと思うのです。

1995年11月22日のことでした。
塾講師だった私は朝起きると、授業に行くための身支度をしました。
そして車に乗り、そのまま、日本から逃げ出したのです。
授業は楽しく、仕事も順調で、なんのトラブルもなく、前日まではハツラツと生きていました。
しかし、生きるエネルギーがぷつっと切れてしまったようです。
「行き先はどこでもいいから、一番早く乗れる国際便」という滅茶な注文を旅行会社に告げ、私はハワイに向かいました。
派手なスーツを着てスポーツバッグを一つ持った姿で、空港に降りた私は、路線バスに乗ってアロハタワーに着きました。
もと灯台だったタワーには展望台があり、私はそこに登りました。
どれほどの時間が経ったでしょう。
突然、私は、名前を呼ばれました。
確かにはっきりと、名前を呼ばれました。
しかし、振り返っても、外国人の夫婦連れや家族で、だれも私の方を見ていません。
そして、我に返ってみると、その展望台から落ちようとしていた自分に気がついたのです。

神様は、自らいのちを落とそうとしていた私の名前を呼び、死から救い出したのです。
神様のことを何も知らず、聖書も読んだこともなく、教会に行ったこともない私を、神様は知っていたのです。
そして、このハワイ在中に私は、神様を信じて洗礼を受けたのでした。
何度も声をかけてくれて、励ましてくれる、導いてくれる、私の神様がいたのです。
だから、神様がいないなんてことは、考えたこともありません。

獅子の穴とダニエルの体験が神様に扱われ、ダレイオス王の人生に届いたように、
私の神様に扱われた体験が、神様に愛された体験が、あなたの人生に、あなたの心に、あなたの魂に届きますように。
ダニエルの神様が、ダレイオス王の神様になったように、
私を愛する神様が、あなたの神様に、あなたを愛する神様に、なりますように。

あなたのために、お祈りします。

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