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ゴスペルハウスコミュの「宮きよめ」2020.03.28

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ゴスペルハウスメッセージ 2020.03.28
「宮きよめ」マタイ 21:12-14

12 それから、イエスは宮に入って、その中で売り買いしている者たちをみな追い出し、両替人の台や、鳩を売る者たちの腰掛けを倒された。
13 そして彼らに言われた。「『わたしの家は祈りの家と呼ばれる』と書いてある。それなのに、おまえたちはそれを『強盗の巣』にしている。」
14 また、宮の中で、目の見えない人たちや足の不自由な人たちがみもとに来たので、イエスは彼らを癒やされた。


今週の聖書箇所は、「宮きよめ」としてよく知られている、十字架にかかる前の月曜日の出来事です。
イエスさまは前日、ロバに乗ってエルサレムに入城しました。
これは、戦う気持ちのないことを意味しています。
戦士なら、馬に乗るはずです。
その柔和な王のイエスさまが、次の日には神殿で大暴れしているのです。

当時の神殿は、外側から、異邦人の庭・婦人の庭・イスラエルの庭・祭司の庭・至聖所となっていました。
異邦人の庭は、誰でも出入りできますが、婦人の庭から中には、ユダヤ人しか入れません。
イエスさまが宮きよめを行ったのは、この異邦人の庭で行われていた両替商や動物商(いけにえのための)です。

彼らには必要とされる側面もありました。
しかし、彼らは祭司たちと手を組み、あまりにも暴利をむさぼっていたのです。
神殿の中で売っている鳩は、神殿の外のものに比べて15倍も高かったそうです。
また、両替にしても、法外な手数料を神殿に来た人たちからとっていたのです。
それで、貧しい者の味方のイエスさまが怒った。というのも一面でしょう。
しかし今回は、別の3つのポイントから、この宮きよめを見ていきたいと思います。

3つのポイントの1つめ、それは「いのちの尊さ」です。
イエスさまは、彼らの商売を「強盗の巣」と言いました。
「商売の家」とも「泥棒の家」とも言わずにです。
商売や泥棒は、相手の命を奪いません。
しかし、強盗は、目当ての物のためなら、平気で相手の命を奪います。

神殿に人は祈りに来ます。
罪の赦しを得るために来ます。
いのちを得るために来るのです。

しかし、神殿内の商売人にとって、礼拝者は、ただ「金儲けのための道具」だったのです。
いのちの価値が金以下の扱いなのです。
いのちの尊さが侵されていくときに、「いのちのパン」であるイエスさまが怒ったのです。

2つめのポイントは「祈りの場の奪還」です。
商売の行なわれていた異邦人の庭は、異邦人にとって、神殿内で唯一の居場所です。
しかし、そこは、金儲けのため場所、強盗の巣になっていました。

同じ箇所の記述をしたマルコ11章にはこのようにあります。
「また宮を通り抜けて器具を運ぶことをだれにもお許しにならなかった。」(マルコ11:16)
もはや、ここは神殿ではなく、通路・道路・近道に使われていたのです。

イエスさまは、『わたしの家は祈りの家と呼ばれる。』(13節)と旧約聖書を引用しています。
この箇所は、イザヤ56:7です。
「わたしは彼らを、わたしの聖なる山に連れて行き、わたしの祈りの家で彼らを楽しませる。
彼らの全焼のいけにえやその他のいけにえは、わたしの祭壇の上で受け入れられる。
わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれるからだ。」

そうです、「すべての民」なのです。
イエスさまは、この宮きよめで「売り買いする者たちをみな追い出し」(12節)たのです。
ただ商売人を追い出したのではなく、買っているユダヤ人をも含めて追い出したのです。
それは、私たちを含めた異邦人のために、祈りの場所の奪還を意味しているのです。

そのことは、まわりの人たちにもちゃんと伝わっています。
14節にあるように、この大暴れのあと、目の不自由な人たちや足の不自由な人たちがイエスさまのみもとに来ています。
祈りの場の回復がなされているのです。

3つめのポイントは「罪への勝利宣言」です。
イエスさまは、商売人や買い手とともに、鳩も追い出し、または、逃がしました。
捧げものになるべき鳩をも逃がしたのです。
これは、祭壇犠牲の完了を意味します。
なぜなら、数日後には、イエスさまが完全な捧げものとして十字架につくからです。

鳩や羊の犠牲はもう終わった。
私があなたのすべての罪を負って、完全ないけにえとして十字架につき、罪に完全に勝利する。
もうあなた方は罪に定められない。

この宮きよめは、イエスさまの「罪への勝利宣言」なのです。
「その日、万軍の主の宮にはもう商人がいなくなる。」(ゼカリヤ14:21)
ゼカリヤ書巻末の預言が、高らかな勝利宣言として、ここに表されたのです。

この宮きよめは、イエスさまの道徳的な怒りであるばかりでなく、いのちをかけた戦いであったのです。
それは、いのちの尊さのため、祈りの奪還のため、そして、罪への勝利宣言のためでした。

この戦いは、2000年前にだけ有効なものではありません。
今、生きる、あなたのための戦いでもあるのです。
あなたのいのちの尊さのため、あなたの祈りの場の奪還のため、あなたの罪への勝利のために、イエスさまは立ち上がったのです。
柔和な王が、大暴れしたのです。
それは、あなたを愛しているからです。

この愛の中で、今日も生きましょう。

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