ゴスペルハウスコミュの「Reforge You - 主があなたを打ち直す」2025.11.22

ゴスペルハウスメッセージ 2025.11.22
「Reforge You - 主があなたを打ち直す」イザヤ2:1-5

1 アモツの子イザヤが、ユダとエルサレムについて見たことば。
2 終わりの日に、主の家の山は山々の頂に堅く立ち、もろもろの丘より高くそびえ立つ。そこにすべての国々が流れて来る。
3 多くの民族が来て言う。「さあ、主の山、ヤコブの神の家に上ろう。主はご自分の道を私たちに教えてくださる。私たちはその道筋を進もう。」それは、シオンからみおしえが、エルサレムから主のことばが出るからだ。
4 主は国々の間をさばき、多くの民族に判決を下す。彼らはその剣を鋤に、その槍を鎌に打ち直す。国は国に向かって剣を上げず、もう戦うことを学ばない。
5 ヤコブの家よ、さあ、私たちも主の光のうちを歩もう。

2025年も残りおよそ40日。
いよいよ来週からアドベントが始まります。
クリスマスのための備えの時、救い主イエスさまの誕生を待ち望む備えの時です。
アドベントの前の週、今週はイザヤ書2章1-5節を通して「Reforge You - 主があなたを打ち直す」というテーマで御言葉を開いていきましょう。

アドベントはイエスさまの誕生を待ち望む備えの時ですが、この箇所は「終わりの日」（2節）、つまりイエスさまが再び来られる時のための御言葉です。
この御言葉があなたに何を語るのか、期待して味わっていきましょう。

イザヤはイエスさまより700年ほど前の預言者です。
その頃、イスラエルの民のエルサレムには混乱と不正がありました。
偽物の神を拝む偶像礼拝、神様以外を頼みにする占い、信じることよりも金や権力を頼みにする人々。
まるで、現代の私たちの社会を映すような姿、暗闇の力が支配する姿です。
そんな中で、神様はイザヤに「Reforge You」の御言葉を与えられたのです。
神様のReforge（打ち直し）は、暗闇のど真ん中から始まったのです。

「主の家の山は山々の頂に堅く立ち、もろもろの丘より高くそびえ立つ。そこにすべての国々が流れて来る。」（2節）とあります。
水などの液体は、高いところから低いところに流れるはずです。
低いところから頂に向かって流れることはありません。
物理の法則を超えた、人間の常識を超えた、そのような流れがここに記されているのです。
それは、Reforgeが人の知恵や想定の中で起こるのではなく、全知全能の神様の力、不思議で無限な力の中で起こることを示しています。
神様を受け入れること、神様の計画や言葉を受け入れることは、あなたが努力して手に入れるものではなく、神様にReforgeされること、それを受け入れるところから始まるのです。

あなたの暗闇のど真ん中からReforgeが始まり、神様の御心によって人の力では及ばないReforgeが起こるのです。

そして4節にこのようにあります。
「彼らはその剣を鋤に、その槍を鎌に打ち直す。」（4節）
剣や槍は人を傷つけ、人を殺す道具です。
人を悲しませ、いのちを奪うものです。
それに対して、鋤や鎌は畑を耕し、収穫するためのものです。
いのちを育て、いのちを守り、与えるものです。
同じ材料から、用いられる目的が正反対のものを生み出す。
それが神様のReforgeです。
剣や槍のような武器を捨てさせるのではなく、その材料をもとに、いのちを守り、いのちを与えるものにReforgeする。

あなたは今の姿、今の性質、今の個性を捨てて、画一的な人格になることを求められているのではありません。
神様はあなたの個性を受け止めて、あなたに新しい目的、使命を与えるのです。
これが神様のReforgeです。
あなたの弱さが人への優しさに、あなたの不安が祈りの心に、あなたの怒りが誰かを守る力に、あなたのプライドが寛容に変えられるのです。
あなたの欠点が強ければ強いほど、そのままでは自分も他者も苦しめます。
しかし、欠点の強さが、Reforgeされたものの強さに変えられるのです。
あなたはあなたのままでReforgeされ、輝けるという希望がここにあるのです。

あなたの暗闇のど真ん中からReforgeは始まり、あなた自身の力では到底できないことを、神様の力によってReforgeが行われます。
そして、神様はあなたに新しい生きる目的を与えるのです。
「ヤコブの家よ。さあ、私たちも主の光のうちを歩もう。」（5節）と、神様はあなたを招いておられます。
イエスさまの十字架によって、あなたはヤコブの家の祝福を受け継ぐ者とされたのですから。

神様はあなたの現実をご存じです。
そしてその現実のただ中で、あなたを打ち直し、新しくしようとされています。
アドベントを迎えるこの時、あなたの最も弱い場所を、神様のReforgeにゆだねましょう。
主の光の中を歩む一歩を、あなたが確かに踏み出すことができますように。