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ゴスペルハウスコミュの「羊飼いのクリスマス」2024.12.28

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ゴスペルハウスメッセージ 2024.12.28
「羊飼いのクリスマス」ルカ2:8-20

8 さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。
9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。
11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
12 あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」
13 すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。
14 「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」
15 御使いたちが彼らから離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは話し合った。「さあ、ベツレヘムまで行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見届けて来よう。」
16 そして急いで行って、マリアとヨセフと、飼葉桶に寝ているみどりごを捜し当てた。
17 それを目にして羊飼いたちは、この幼子について自分たちに告げられたことを知らせた。
18 聞いた人たちはみな、羊飼いたちが話したことに驚いた。
19 しかしマリアは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
20 羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

今年のアドベントからクリスマスにかけて、ゴスペルハウス礼拝では、御使いが人に語りかける聖書の場面をいくつも開いてきました。
ザカリヤ(と妻エリサベツ)への子どもの誕生の予告(ルカ1:5〜)、マリアへの受胎告知(ルカ1:26〜)、マリアの夫ヨセフに夢の中で(マタイ1:18〜)、そして今週の聖書箇所は、羊飼いへの御使いの言葉です。
ザカリヤとエリサベツは、正しい人でした(ルカ1:6参照)。
マリアは、鈍感と呼べるほど純粋な人でした。
ヨセフは、正しい人で、かつ、愛の人でもありました。

そして、羊飼いは、「悲しさを知る人」です。
羊は、視力が弱く、特に強い武器もなく、しかも頑固な性格の生き物と言われています。
羊飼いは、そんな羊たちに、一頭一頭に名前をつけ、手をかけて、心を注いで、愛情をこめて、守り育てます。
ここまでは、まるで人間の子育てと同じですね。
しかし、育てられた羊は、多くが殺される運命にあります。
食料として食べられることもありますし、神様にいけにえとして捧げられることも多いのです。
毎年、過越の祭のときには、いけにえとして殺された羊の血が、川のようになって流れるといいます。
それほど殺されても、それは完全ないけにえではないので、次の年も、その次の年も、繰り返されるのです。

羊飼いは、自分たちの仕事のむなしさと、愛を注いだ羊を失う悲しさを、噛み締めなければならない人たちなのです。
そして、感謝も称賛もされず、安息日を守ることもできないため、疎外感にも苛まされます。
「いつか救い主が来たなら、罪のいけにえとして殺される羊もずっと減るだろうに」と願いながらも、あきらめてもいるのです。
悲しくて、悔しくて、むなしくて、とてもやりきれない、それが羊飼いなのです。

そんな羊飼いのところに、御使いがやってきました。
そして、羊飼いたちへ向けて、神様のメッセージを伝えたのです。
「あなたがたのために救い主がお生まれになりました。」(11節)
ここには、御使いと羊飼いと羊しかいません。
ですから、「あなたがた」とは、羊飼いのことです。
「あなたがた羊飼いの悲しさも悔しさも、神様によって慰められます」ということなのです。
神様は、羊飼いたちの悔しさを、羊飼いたちの涙を、ぬぐってくださるというのです。
「すべての顔から涙をぬぐい取り」(イザヤ25:8)の言葉は、羊飼いの人生に成就したのです。

そして、御使いは続けます。
「あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」(12節)
悲しみを知る羊飼いのために、確かな証拠まで、神様は用意しているのです。

さらに御使いは賛美します。
「地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」(14節)
先ほども言いましたが、この場面には、御使いと羊飼いと羊しかいません。
なので、地の上にいるのは、みこころにかなうのは、羊飼いのことなのです。
羊飼いが羊たちに注いだ愛も、流した涙も、噛み締めた悔しさもむなしさも、全部神様のみこころにかなうものだというのです。

彼らは、御使いの言葉どおりに飼葉桶の中の赤ちゃんイエスさまを見つけました。
そして、喜びの知らせを人々に、救い主の誕生を人々に、伝えたのです。
救い主にあって、その喜びを伝える者、キリスト教伝道者第一号に、彼らはなったのです。
これが、二千年前の羊飼いのクリスマスのできごとです。

彼らは、御使いに会えると考えていたでしょうか。
自分たちのために救い主が生まれると、予想していたでしょうか。
自分たちが、みこころにかなう者だと自覚していたでしょうか。
だれよりも早く救い主に会えると、期待していたでしょうか。
自分たちの悔しさや悲しさが、神様に届いていると思っていたでしょうか。
救い主の喜びを伝える第一号になると、夢にでも思っていたでしょうか。
どれも、彼らは考えていませんでしたし、予想もしていませんでしたし、希望を持ってもいませんでした。
しかし、神様にとって、それは必然のことであったのです。

2024年のゴスペルハウスの年間聖句、「人の歩みは主によって定められる。人はどうして自分の道を悟ることができるだろう。」(箴言20:24)の言葉のとおり、人は自分の道を悟ることはできないのです。
羊飼いの人生の歩みは、神様によって、定められたのです。
二千年前の羊飼いだけでなく、聖書の中の登場人物たちも、そうでした。
弱さや悲しさや不甲斐なさを噛み締めていた人が、取り立てて能力があるわけでもない人が、神様によって道を与えられてきたのです。
ノアも、アブラハムも、イサクも、モーセも、ギデオンも、ダビデも、多くの預言者たちも、そうでした。
新約聖書で言えば、イエスさまに出会った人たち、十二弟子も、癒やされた人たちも、取税人の頭であったザアカイも、迫害者であったパウロも、そうでした。
数え上げれば、きりがないほどの多くの人たちが、神様によって道を与えられてきたのです。

聖書時代以降の歴史上の人物も、多くその体験をしました。
そして、現代にも、そのような人がいるのです。
それは、他でもない「あなた」です。
年間聖句の「人」を「あなた」に変えてみましょう。
「あなたの歩みは主によって定められる。あなたはどうしてあなた自身の道を悟ることができるだろう。」
これが、神様があなたに与える人生への約束です

あなたの悲しさや悔しさは、神様に知られています。
そのうえで、あなたの人生に、あなたが予想も希望もできないような、すばらしい道を神様は用意しているのです。
それは、あなたの悲しさやむなしさを癒やし、あなたの周りの人々へ喜びをもたらすものです。
あなたの人生の本当の意味を、あなたの人生の本当の価値を、与える道です。
そう、二千年前の羊飼いのように。

今すぐ理解できなくても、構いません。
マリアのように、「心に納めて、思いを巡らして」(19節)ほしいのです。
羊飼いのクリスマスのできごとは、人生の意味も価値も変えるできごとは、あなたのためにも用意されているのですから。

【参考聖書箇所】
☆ 涙をぬぐわれる神様
イザヤ
25:8 永久に死を吞み込まれる。神である主は、すべての顔から涙をぬぐい取り、全地の上からご自分の民の恥辱を取り除かれる。主がそう語られたのだ。
黙示録
7:17 御座の中央におられる子羊が彼らを牧し、いのちの水の泉に導かれる。また、神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。」
21:4 神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。」

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