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ゴスペルハウスコミュの「救い主・イエスさまの誕生-クリスマス2024」2024.12.21

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ゴスペルハウスメッセージ 2024.12.21
「救い主・イエスさまの誕生-クリスマス2024」ルカ2:1-7

1 そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストゥスから出た。
2 これは、キリニウスがシリアの総督であったときの、最初の住民登録であった。
3 人々はみな登録のために、それぞれ自分の町に帰って行った。
4 ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
5 身重になっていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。
6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、
7 男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。

クリスマス、おめでとうございます。
今日の聖書箇所は、イエスさまのお誕生の場面です。
降誕劇や絵本などで、何度も見たシーンですね。
ゴスペルハウスのクリスマス礼拝では、もう20回くらいメッセージしてきた箇所でもあります。
住民登録のためにごった返したベツレヘムの町で、宿屋に入れてもらうことができなかったマリアとヨセフが、家畜小屋に滞在している間にイエスさまが生まれて、布にくるまれて飼葉桶に寝かされた。
これが、大まかなあらすじです。

マリアとヨセフが住んでいたナザレの町からベツレヘムまでは、150km以上の道のりがあります。
妊娠後期のマリアには、大変な移動です。
二千年前には、自動車も電車もないのですから。
しかし、正しい人ヨセフは、ローマ皇帝アウグストゥスの勅令に従いました。
「妻は身重だから勘弁してくれ」とか「バレなきゃいいんじゃない」とは考えなかったのです。

アウグストゥスは、ローマの初代皇帝です。
アウグストゥスは「尊厳あるもの」という尊称で、名前はガイウス・ユリウス・カエサル・オクタウィアヌスです。
彼の権力は絶大で、人間でありながら神様のような権威を示していました。
もちろん、人が神様になることはできませんが。

なぜ、聖書は、ルカは、アウグストゥスのことを記したのでしょうか。
聖書には、その理由が書いてありません。
私は、2つの理由があると考えます。

1つ目は、イエスさまのお誕生が、歴史上で疑いのない事実であることを示すためです。
作り話ではないことを示すためです。
住民登録は、14年ごとに行われていたといいます。
ですから、皇帝がアウグストゥスで、シリアの総督がキリニウスで、最初の住民登録というのは、はっきりと年代が特定されるのです。
救い主のお誕生の確かさを、ルカはこの福音書の宛先のテオフィロへ、また、神様は全人類へ、告げたのです。

2つ目は、人間が人間の上に立ち、神様のような尊厳を与えられた時代に、救い主が生まれたということを示すためです。
人間が神様のように崇められ、神様は人間が作り出したものにされていた時代と言ってもいいでしょう。

ベツレヘムで、泊まる場所がなかったヨセフとマリアに、宿屋の主人は悪いことをしたでしょうか。
また、その宿屋に滞在している客たちは、ヨセフとマリアに悪いことをしたでしょうか。
その答えは、いずれも「ノー」です。
彼らは、規則や状況に従っただけです。
自分の正当な権利を主張し、仕方ない状況を受け入れただけなのです。
「もう、部屋はいっぱいだし」「おれたちは、ちゃんとお金払ってるんだから」「君たちより、先に宿屋に入っているから」「住民登録は、いつまで続くかわからないし」など、理由はいくらでもできます。
それで、出産間近のマリアには、マリアをいたわるヨセフには、生まれてこようとするイエスさまには、「彼らのいる場所がなかった」(7節)のです。

強い人が決めた権利が弱い人や出遅れた人を苦しめても平気で、人間が神様のように振る舞うことが横行したこの時代では、宿屋や客の行為は正義なのです。

しかし、そういう風潮は、二千年だけのことではありません。
現代日本でも、同じです。
ベビーカーに赤ちゃんを乗せて電車に乗ることが責められたり、松葉杖をついていようがエスカレーターでは決められた片側に寄ることを求められたり、「おれたちだって疲れているし、運賃も払っているんだから」とお年寄りなどに席を譲らなかったり。
逆に、子どもの気持ちを尊重することを重視しすぎて、言いなりになって振り回されたり。
とにかく、人間が人間を支配して、マウントを取って、自分の利益のために権利を主張するのが現在の日本の姿です。

そして、イエスさまが誕生する前にも、そのような風潮がありました。
イザヤ書58章6-7節です。
6 わたしの好む断食とはこれではないか。悪の束縛を解き、くびきの縄目をほどき、虐げられた者たちを自由の身とし、すべてのくびきを砕くことではないか。
7 飢えた者にあなたのパンを分け与え、家のない貧しい人々を家に入れ、裸の人を見てこれに着せ、あなたの肉親を顧みることではないか。

人間はずっと罪人で、欲や権利にがんじがらめで、本当に大切なものを見失っているのです。
イエスさまが誕生する前(紀元前)も、イエスさまがお誕生したときも、イエスさまのお誕生の後(紀元後)も、ずっと罪の下に、人はしばられ続けているのです。
確かなよき知らせ、喜びの約束を与えられても、なお、そうなのです。

私は、ふと思ったのです。
もし、イエスさまのお誕生が、出エジプトの荒野の40年の間だったら、人々はどうしたのかと。
彼らの40年間は、毎日神様に食べ物が与えられ、出発するのも止まるのも神様のタイミングで、進む方向も神様の導きでした。
また、40年間上着がすり切れることも、履き物が壊れることもありませんでした。
すべて神様に与えられ、すべて神様に支えられて、生きていたのです。
現実に働く神様の力を知っていた彼らの前に、「聖霊によって身ごもったマリアとその夫ヨセフ」がいたなら、モーセや祭司に吟味された後に、十二部族の陣営の真ん中、会見の幕屋の近くに、彼らのための幕屋が建てられたのではないでしょうか。
また、ノアの洪水のときだったら、箱舟の中の最もいい部屋が用意されたのではないでしょうか。

しかし実際は、人間が神様のふりをして権威をふるい、正しさや権利のために愛を失った時代に、イエスさまは生まれたのです。
人々に認められることもなく、受け入れられることもなく、片隅でひっそりと、救い主イエスさまはお誕生したのです。

ただ、ここに、愛があるのです。
人間が人間を支配する中で、自分の権利や正しさや利益にとらわれているあなたの人生に、救い主がやってくるのです。
それは、ドアや壁を突き破るような方法ではありません。
ひっそりと、でもしっかりと、救い主イエスさまは、あなたとともにいるのです。
あなたにも、あなたがあきらめてしまっただれかにも、この恵みは与えられているのです。
ヨハネの黙示録3章19-21節です。
19 わたしは愛する者をみな、叱ったり懲らしめたりする。だから熱心になって悔い改めなさい。
20 見よ、わたしは戸の外に立ってたたいている。だれでも、わたしの声を聞いて戸を開けるなら、わたしはその人のところに入って彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。
21 勝利を得る者を、わたしとともにわたしの座に着かせる。それは、わたしが勝利を得て、わたしの父とともに父の御座に着いたのと同じである。

あなたのための救い主のお誕生です。
それは、二千年前に過ぎたことではありません。
今、あなたに起きることなのです。
あなたのために、メリー・クリスマス!

【参考】
☆ アウグストゥス(1節)
初代ローマ皇帝(在位:紀元前27年 - 紀元14年)。ガイウス・ユリウス・カエサルの姪の息子に当たり、その暗殺後に養子。
「アウグストゥス」はラテン語で「尊厳ある者」を意味しており、欧米諸国において「8月」(英語: August)の語源になっている。
フルネーム:ガイウス・ユリウス・カエサル・オクタウィアヌス

☆ 失われてしまった、神様の好む断食
イザヤ書
58:3 『なぜあなたは、私たちが断食したのに、ご覧にならず、自らを戒めたのに、認めてくださらないのですか。』見よ。あなたがたは断食の日に自分の好むことをし、あなたがたの労働者をみな、追い立てる。
58:4 見よ。あなたがたが断食をするのは、争いとけんかのためであり、不当に拳で殴るためだ。あなたがたが今のように断食するのでは、いと高き所に、その声は届かない。
58:5 わたしの好む断食、人が自らを戒める日とは、このようなものだろうか。葦のように頭を垂れ、粗布と灰を敷き広げることなのか。これを、あなたがたは断食と呼び、主に喜ばれる日と呼ぶのか。
58:6 わたしの好む断食とはこれではないか。悪の束縛を解き、くびきの縄目をほどき、虐げられた者たちを自由の身とし、すべてのくびきを砕くことではないか。
58:7 飢えた者にあなたのパンを分け与え、家のない貧しい人々を家に入れ、裸の人を見てこれに着せ、あなたの肉親を顧みることではないか。
58:8 そのとき、あなたの光が暁のように輝き出て、あなたの回復は速やかに起こる。あなたの義はあなたの前を進み、主の栄光があなたのしんがりとなる。
58:9 そのとき、あなたが呼ぶと主は答え、あなたが叫び求めると、『わたしはここにいる』と主は言う。もし、あなたの間から、くびきを除き去り、虐げの指をさすことや、邪悪なことばを取り去り、
58:10 飢えた者に心を配り、苦しむ者の願いを満たすなら、あなたの光は闇の中に輝き上り、あなたの暗闇は真昼のようになる。
58:11 主は絶えずあなたを導いて、焼けつく土地でも食欲を満たし、骨を強くする。あなたは、潤された園のように、水の涸れない水源のようになる。

☆ モーセが率いた荒野だったら
申命記
8:3 それで主はあなたを苦しめ、飢えさせて、あなたも知らず、あなたの父祖たちも知らなかったマナを食べさせてくださった。それは、人はパンだけで生きるのではなく、人は主の御口から出るすべてのことばで生きるということを、あなたに分からせるためであった。
8:4 この四十年の間、あなたの衣服はすり切れず、あなたの足は腫れなかった。

申命記
29:5 私は四十年の間、荒野であなたがたを導いたが、あなたがたが身に着けている上着はすり切れず、その履き物もすり切れなかった。

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