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ゴスペルハウスコミュの「信仰の父からイエスさま誕生まで-アドベント第1週」2024.11.30

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ゴスペルハウスメッセージ 2024.11.30
「信仰の父からイエスさま誕生まで-アドベント第1週」マタイ1:1-17

1 アブラハムの子、ダビデの子、イエス・キリストの系図。
2 アブラハムがイサクを生み、イサクがヤコブを生み、ヤコブがユダとその兄弟たちを生み、
3 ユダがタマルによってペレツとゼラフを生み、ペレツがヘツロンを生み、ヘツロンがアラムを生み、
4 アラムがアミナダブを生み、アミナダブがナフションを生み、ナフションがサルマを生み、
5 サルマがラハブによってボアズを生み、ボアズがルツによってオベデを生み、オベデがエッサイを生み、
6 エッサイがダビデ王を生んだ。ダビデがウリヤの妻によってソロモンを生み、
7 ソロモンがレハブアムを生み、レハブアムがアビヤを生み、アビヤがアサを生み、
8 アサがヨシャファテを生み、ヨシャファテがヨラムを生み、ヨラムがウジヤを生み、
9 ウジヤがヨタムを生み、ヨタムがアハズを生み、アハズがヒゼキヤを生み、
10 ヒゼキヤがマナセを生み、マナセがアモンを生み、アモンがヨシヤを生み、
11 バビロン捕囚のころ、ヨシヤがエコンヤとその兄弟たちを生んだ。
12 バビロン捕囚の後、エコンヤがシェアルティエルを生み、シェアルティエルがゼルバベルを生み、
13 ゼルバベルがアビウデを生み、アビウデがエルヤキムを生み、エルヤキムがアゾルを生み、
14 アゾルがツァドクを生み、ツァドクがアキムを生み、アキムがエリウデを生み、
15 エリウデがエレアザルを生み、エレアザルがマタンを生み、マタンがヤコブを生み、
16 ヤコブがマリアの夫ヨセフを生んだ。キリストと呼ばれるイエスは、このマリアからお生まれになった。
17 それで、アブラハムからダビデまでが全部で十四代、ダビデからバビロン捕囚までが十四代、バビロン捕囚からキリストまでが十四代となる。

今週の聖書箇所は、新約聖書冒頭の17節です。
名前ばかりが並ぶ系図で、はじめて読む人は、ここで挫折しがちな箇所、読み飛ばしがちな場所かもしれません。
これまで、アドベントの時期に、この箇所から、何回もメッセージしてきましたが、今年のアドベントもここから、新たな神様の御心を開いていきましょう。

アブラハムからイエスさままで、14代✕3の42代の系図です。
簡単に分類すると、次の3つになります。
アブラハムからダビデまでの14代は、族長・神様に選ばれた民の系図です。
ダビデからバビロン捕囚までの14代は、ダビデ王朝の王族の系図です。
バビロン捕囚からイエスさま誕生までの14代は、失われた栄光、没落した王族の系図です。

ユダヤ人は、家系・系図を非常に重視していました。
なので、ユダヤ人に向けてイエスさまについて記すマタイの福音書は、系図なしにはできなかったのです。

ところが、この系図には、つながりの悪い部分が何ヶ所かあります。
「書かなきゃいいのに」という内容の記述です。

私が職業訓練で、履歴書の書き方を習った講座の先生は、こう教えてくれました。
「坂本さん、バカ正直に全部書く必要はないんですよ。都合の悪いことや印象の悪くなりそうなことは書かずに仕上げるんです。」
私は、「バカ正直に書いて不採用になってもいいから、これで行きます。」と答えて、ひんしゅくを買いました。

まさにこの系図は、バカ正直に書いて、印象を悪くしているのです。
具体的に見ていきましょう。

「ユダがタマルによってペレツとゼラフを生み」(3節)
タマルは、ユダの長男・エルの妻でした。
しかし、子どもを授かる前に、エルが死んでしまったので、ユダの次男・オナンと再婚します。
オナンも子を成さずに死んでしまったので、三男・シェラがタマルと結婚するはずでしたが、ユダがシェラも死んでしまうことを恐れて、「わが子シェラが成人するまで、あなたの父の家でやもめのまま暮らしなさい」と言ったのです。
タマルはユダに拒まれた後、遊女に変装してユダと関係を持ち、その結果ペレツとゼラフを生みました。(創世記38章参照)
また、タマルの家系について何も記されていないことから、タマルはカナン人ではないかと考えられています。
「ユダがペレツを生み」と書けば、気が付かない人も多かったでしょうが、聖書はそうしなかったのです。

「サルマがラハブによってボアズを生み」(5節)
タマルが遊女に変装したのに対して、ラハブは本当の遊女で、カナン人です。
ラハブには信仰があるものの、その民族や職業はユダヤ人に対して誇れるものではありません。

「ボアズがルツによってオベデを生み」(5節)
ラハブが生んだボアズも、異邦人であるモアブ人のルツを妻としました。
ボアズがユダヤ人とカナン人のハーフですから、ルツの子オベデは、ユダヤ人としてはクウォーター(四分の一)です。
ルツは、ナオミの息子であるマフロンの妻でしたが、マフロンが死に、ナオミといっしょにユダヤのベツレヘムに来たのです。
ルツも、タマルと同じように、子を授かる前に夫を亡くした妻でした。(ルツ記参照)

「ダビデがウリヤの妻によってソロモンを生み」(6節)
ウリヤの妻であったバテ・シェバも、子を授かる前に夫が死にました。
しかし、夫のウリヤは、ダビデの策略によって殺されたのです。
ダビデは、ウリヤを殺して、妻のバテ・シェバを手に入れたのです。
「ダビデがソロモンを生み」という記述では読み取れない血生臭さがあります。(サムエル記第二11-12章参照)

「〇〇が□□を生み」とすれば、知らない人なら素通りした系図に、あえて記してあるのには、意味があるのです。
隠してしまえばよかったかも知れないことを、あえて明らかにしたのは、あなたの信仰のためなのです。
アブラハムは信仰の父で祝福の礎、ダビデはその祝福の実であり、その系図の先に救い主・イエスさまが誕生します。
信仰を持ち、祝福を受け、救いにあずかったイスラエルの系図は、そのままあなたの信仰の歩みでもあるのです。

ユダはタマルを三男・シェラから遠ざけ、タマルは変装という知恵でそれに対抗しました。
信仰生活でも、ただ神様の御心・神様の計画を信じて、そこにとどまることができなくなることがあります。
神様のタイミングを待つことができなくなることがあり、自分の工夫や知恵に頼ることがあります。
それでも、救い主の系図は、救いの約束は、途切れることはなかったのです。

ルツはモアブ人、タマルとラハブもカナン人、つまり、アブラハムの約束を受けたイスラエルの民ではありません。
神様に選ばれた民ではなく、生まれながら唯一の神様を信じていた人ではないのです。
別の信仰を持って、偶像に仕えたこともある人と言ってもいいでしょう。
あなたの信仰も、何者かによって揺さぶられることがあります。
本当の神様から、目を離してしまうこともあるかも知れません。
それでも、この救い主の系図、つまり、あなたへの救いの約束は、途切れることがないのです。

それどころか、情欲によって明らかな殺人を犯したダビデさえ、「アブラハムの子、ダビデの子、イエス・キリストの系図。」(1節)と、約束の中にとどめているのです。
それが、「救い」なのです。
あなたの立派な意志や、行動や、決心ではなく、神様から一方的に注がれるものが救いの恵みなのです。
あなたの信仰が揺れても、他のモノに目移りすることがあっても、大きな失敗があっても、あなたへの神様の愛が取り消されることはありません。

ときどき「私、クリスチャンやめたから」と言う人がいますが、神様はそんなことは認めず、愛を注ぎ続けるのです。
そうやって言う人のほとんどは、ただ教会に行けなくなっただけ、ただ聖書を読まなくなっただけ、ただ祈らなくなっただけです。
何者かに揺さぶられ、迷いでてしまっただけなのです。

そして、これまで紹介したケースよりも、この系図にはつながりの悪い箇所があります。
「ヤコブがマリアの夫ヨセフを生んだ。キリストと呼ばれるイエスは、このマリアからお生まれになった。」(16節)
育ての親であるヨセフの系図なので、この系図の人たちとイエスさまは、血縁的には何の関係もないのです。
マリアがエリサベツの親類で、エリサベツはアロンの子孫なので、ユダ族ではなくレビ族です。
マリアは、アブラハム、イサク、ヤコブ以降は、この系図と関係ありません。

「じゃあ、何なの?この系図は?」と言いたくなる人もいるでしょう。
しかし、つながることがあり得ない、そこに与えられるのが、救い主なのです。
あなたが神様をあきらめても、神様はあなたをあきらめないのです。
あなたが神様となんのつながりがないと言っても、神様の愛はその隔たりを越えるのです。
救い主・イエスさまの愛は、条件や資格なしに、あなたに人生の真実として与えられるのです。

あなたの救い主の、揺れるあなたのための愛は、迷うあなたのための愛は、疑うあなたのための愛は、裏切るあなたのための愛は、あきらめるあなたのための愛は、今、あなたの目の前に与えられているのです。
アドベントです。
この一方的な愛の迫りを、覚悟をもって迎えましょう。

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