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ゴスペルハウスコミュの「だれも、わかっちゃいないんだ」2024.11.02

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ゴスペルハウスメッセージ 2024.11.02
「だれも、わかっちゃいないんだ」ヨブ 17章

1 私の霊は乱れ、私の日は尽き、私には墓場があるだけです。
2 実に、嘲る者たちが私とともにいます。私の目は彼らの敵意の中で夜を過ごします。
3 どうか、私を保証してくれる人をあなたのそばに置いてください。ほかにだれか誓ってくれる人がいるでしょうか。
4 あなたはあの者たちの心を賢明さから引き離されました。ですから、あなたが彼らを高く上げられることはありません。
5 分け前を得るために友の告げ口をする者。その子らの目は衰え果てる。
6 神は私を人々の笑いものとされ、私は顔に唾される者となった。
7 私の目は苦悶でかすみ、私のからだはどこも影のようだ。
8 心の直ぐな人はこのことに驚き恐れ、潔白な人は神を敬わない者に向かって憤る。
9 正しい人は自分の道を保ち、手のきよい人は強さを増し加える。
10 だが、あなたがたはみな帰って来るがよい。私はあなたがたの中に、知恵のある者を一人も見出さないだろう。
11 私の日は過ぎ去り、私の企て、私の心の願いも砕かれた。
12 「夜は昼に変わり、闇のあるところに光が近づく」と人は言う。
13 しかし私が、よみを自分の住まいとして望み、闇に自分の寝床を広げ、
14 その穴に向かって「あなたは私の父」と言い、うじ虫に向かって「あなたは私の母、私の姉妹」と宣言するなら、
15 いったい、どこに私の望みがあるのか。だれが私の望みを目にするのか。
16 それらがよみの戸口に下ったとしても、私たちがともに、ちりの上に降りたとしても。

「辛くても 神様信じて 祈るヨブ」と、わが家の聖書かるたの読み札にあります。
ヨブ記は、神様すら認める正しい人(1:8参照)のヨブに、苦しみや試みが与えられるストーリーです。
それらの苦しみは、神様がサタンに許可したことでヨブに降りかかったのですが、ヨブたち人間には、そのことは知らされてはいませんでした。
苦しみや試みの中にいるヨブを通して、苦しみや試練の中にいる人々を、励まし支えてきた書物とも言えます。

試練の始まりは、神様のヨブへの評価に対する、サタンの批判でした。
「おまえは、わたしのしもべヨブに心を留めたか。彼のように、誠実で直ぐな心を持ち、神を恐れて悪から遠ざかっている者は、地上には一人もいない。」(1:8)という神様に、サタンは「ヨブは理由もなく神を恐れているのでしょうか。」(1:9)と返します。
「しかし、手を伸ばして、彼のすべての財産を打ってみてください。彼はきっと、面と向かってあなたを呪うに違いありません。」(1:11)と言うのです。
それでサタンは、ヨブの子どもたち、家畜、使用人、畑など、彼の財産を奪いましたが、ヨブは神様を呪うことはありませんでした。
サタンはさらに、「しかし、手を伸ばして、彼の骨と肉を打ってみてください。彼はきっと、面と向かってあなたを呪うに違いありません。」(2:5)と重ねて主張しますが、ヨブは苦しみの中でも、神様を呪うことはありません。

ここまで、ヨブのサタンから受けた仕打ちをサラッと言いましたが、それは簡単なことではありません。
まずヨブは、東の人々の中で一番の有力者でした。
羊七千匹、らくだ三千頭、牛五百くびき、雌ろば五百頭、それに非常に多くのしもべを所有していて、子宝にも恵まれ、七人の息子と三人の娘がいました。
それらすべてを失った上に、足の裏から頭の頂まで悪性の腫物にかかり、愛し信頼していた妻から、「神を呪って死になさい。」と罵倒されるのです。
ヨブには、何の落ち度もないのにです。

ヨブ記は、全部で42章からなる書物です。
そして、これらの凄まじいほどの試練は、そのうちの冒頭2章10節までのできごとなのです。
2章11節に、3人の友人(テマン人エリファズ、シュアハ人ビルダデ、ナアマ人ツォファル)が、ヨブを訪問して、ヨブに話しかけます。
そして、38章で神様が語りだすまでは、ずっと、ヨブと友人たち、そして32章から登場するエリフを含めて、人間同士の対話(問答)なのです。
全42章のうち足かけ35章の対話、8割を超える部分で、ヨブ記は対話の書なのです。

友人3人は、本来ならヨブを慰め、励ましに来たはずでした。
しかし、いつの間にか、この試練の原因がヨブにあると、因果応報を訴えるのです。
それに対してヨブが、そこまでの悪いことは何もしていないと反論します。
それが二度三度と繰り返されて、3章から31章が終わるのです。
今日の聖書箇所の17章も、ヨブの反論の一部です。

それに対してエリフは、因果応報でヨブを追い詰めるのではなく、ヨブが友人との議論の中で、自分自身の義にとらわれすぎて高慢になり、神様に敵対するようになっていることを指摘しました。
神様が登場して、友人3人に対して怒るのに対して、エリフに怒りの言及がなかったのは、あるいはエリフの主張に、正しいと認められることがあったからかも知れません。
神様は、サタンとのやり取りをヨブたちに説明することはありませんでした。

ここまでが、ヨブ記の全体的な流れです。
全体を読むと、ヨブが苦しんだのは、財産や子どもを失ったことよりも、健康を失ったことよりも、友人たちとの対話だったとも言えます。

神様は確かに、ヨブを善人と認めていました。
ヨブは確かに、自分の足りなさを認めて、神様を恐れ、ささげ物をしていました。
神様とヨブの間には、確かな強い絆が、強い信仰があったのです。
そこにサタンが悪意を持って手を突っこみ、試練を与えました。
そこに友人たちが悪意もなく話を突っ込み、それぞれの正しさを主張してきました。

ところで、イエスさまの十字架によって、あなたは神様の前に義と認められました。
あなたは自分の罪を認め、十字架の救いを受け入れて、イエスさまをあなたの救い主としたのです。
今や、あなたと神様の間には、確かな強い絆、信仰という強いつながりがあるのです。
そう、ヨブという義人と神様との間の関係は、今、あなたと神様との関係と同じものなのです。

ヨブが義と認められていたように、あなたも十字架によって義と認められているのです。
そこに、サタンが手を突っこみ、あなたを揺さぶるのです。
友人、同じ神様を見上げている信仰の友さえ、悪意なくそれぞれの正しさを主張してくるのです。
これこそが、ヨブ記を通して、あなたの苦しみ・試練に対して投げかけられているものなのです。

ヨブたちが、神様とサタンの会話をまったく知らなかったように、あなたも、苦しみや試練や迫害の裏側にある本質は、わからないことが多いでしょう。
ヨブ記38章で、神様が言葉を発するまで、ヨブは友人たちとの議論の中で、苦しみ続けました。

そんなヨブが残した言葉が、あなたを力づけます。
「だが、あなたがたはみな帰って来るがよい。私はあなたがたの中に、知恵のある者を一人も見出さないだろう。」(10節)
一読して、すぐに意味が分かる人は少ないのではないでしょうか。
口語訳や共同訳など、他の訳でも同じような言葉になっています。
ただ、リビングバイブル訳は、次のような、わかりやすい言葉で語っています。
「みんな、頼むから帰ってくれ。 だれも、わかっちゃいないんだ。」(10節・リビングバイブル)
これは、神様と二人っきりにしてくれという、ヨブの叫びです。

試練の中で、いえ、日常生活においても、つまりいつでも、あなたも同じ言葉を語っていいのです。
頼むから、神様と二人っきりにしてくれという言葉を、生きていいのです。
どんなに親しい友人であっても、どんなに高名な信仰者であっても、牧師であっても伝道者であっても、「だれも、わかっちゃいないんだ。」と言える、あなたと神様との関係があるのです。

イエスさまと二人っきりにしてくれ。
私の救い、私のいのち、私の真理にとどまらせてくれ。
あなたは、神様に愛されているあなたは、そう願っていいのです。
そう叫んでいいのです。

だれもわかっちゃくれない愛に、あなたとイエスさまだけの絆、深い愛に、とどまり、生きましょう。


【参考聖書箇所】
☆ ヨブ記の書き出し
1:1 ウツの地に、その名をヨブという人がいた。この人は誠実で直ぐな心を持ち、神を恐れて悪から遠ざかっていた。
1:2 彼に七人の息子と三人の娘が生まれた。
1:3 彼は羊七千匹、らくだ三千頭、牛五百くびき、雌ろば五百頭、それに非常に多くのしもべを所有していた。この人は東の人々の中で一番の有力者であった。
1:4 彼の息子たちは互いに行き来し、それぞれ自分の順番の日に、家で宴会を開き、人を遣わして彼らの三人の姉妹も招き、よく一緒に食べたり飲んだりしていた。
1:5 宴会の日が一巡すると、ヨブは彼らを呼び寄せて聖別した。朝早く起きて、彼ら一人ひとりのために、それぞれの全焼のささげ物を献げたのである。ヨブは、「もしかすると、息子たちが罪に陥って、心の中で神を呪ったかもしれない」と思ったからである。ヨブはいつもこのようにしていた。

☆ 神様のヨブ評
1:8 主はサタンに言われた。「おまえは、わたしのしもべヨブに心を留めたか。彼のように、誠実で直ぐな心を持ち、神を恐れて悪から遠ざかっている者は、地上には一人もいない。」

☆ サタンのヨブ評
1:9 サタンは主に答えた。「ヨブは理由もなく神を恐れているのでしょうか。
1:10 あなたが、彼の周り、彼の家の周り、そしてすべての財産の周りに、垣を巡らされたのではありませんか。あなたが彼の手のわざを祝福されたので、彼の家畜は地に増え広がっているのです。
1:11 しかし、手を伸ばして、彼のすべての財産を打ってみてください。彼はきっと、面と向かってあなたを呪うに違いありません。」
→ヨブの反応
1:20 このとき、ヨブは立ち上がって上着を引き裂き、頭を剃り、地にひれ伏して礼拝し、
1:21 そして言った。「私は裸で母の胎から出て来た。また裸でかしこに帰ろう。主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」
1:22 ヨブはこれらすべてのことにおいても、罪に陥ることなく、神に対して愚痴をこぼすようなことはしなかった。

2:4 サタンは主に答えた。「皮の代わりは、皮をもってします。自分のいのちの代わりには、人は財産すべてを与えるものです。
2:5 しかし、手を伸ばして、彼の骨と肉を打ってみてください。彼はきっと、面と向かってあなたを呪うに違いありません。」
→ヨブの反応
2:9 すると、妻が彼に言った。「あなたは、これでもなお、自分の誠実さを堅く保とうとしているのですか。神を呪って死になさい。」
2:10 しかし、彼は妻に言った。「あなたは、どこかの愚かな女が言うようなことを言っている。私たちは幸いを神から受けるのだから、わざわいも受けるべきではないか。」ヨブはこのすべてのことにおいても、唇によって罪に陥ることはなかった。

☆ 3人の来訪
2:11 さて、ヨブの三人の友が、ヨブに降りかかったこれらすべてのわざわいのことを聞き、それぞれ自分のところから訪ねて来た。すなわち、テマン人エリファズ、シュアハ人ビルダデ、ナアマ人ツォファルである。彼らはヨブに同情し、慰めようと、互いに打ち合わせて来た。
2:12 彼らは遠くから目を上げて彼を見たが、それがヨブであることが見分けられなかった。彼らは声をあげて泣き、それぞれ自分の上着を引き裂き、ちりを天に向かって投げ、自分の頭の上にまき散らした。
2:13 彼らは彼とともに七日七夜、地に座っていたが、だれも一言も彼に話しかけなかった。彼の痛みが非常に大きいのを見たからである。

☆ エリフ登場
32:1 この三人はヨブに答えるのをやめた。ヨブが自分を正しいと思っていたからである。
32:2 すると、ラム族のブズ人、バラクエルの子エリフが怒りを燃やした。彼は、ヨブが神よりも自分自身のほうを義としたので、ヨブに向かって怒りを燃やしたのである。

☆ 神様登場
38:1 主は嵐の中からヨブに答えられた。
38:2 知識もなしに言い分を述べて、摂理を暗くするこの者はだれか。

☆ 友人3人への神様の怒りと赦し
42:7 主がこれらのことばをヨブに語った後、主はテマン人エリファズに言われた。「わたしの怒りはあなたとあなたの二人の友に向かって燃える。あなたがたが、わたしのしもべヨブのように、わたしについて確かなことを語らなかったからだ。
42:8 今、あなたがたは雄牛七頭と雄羊七匹を取って、わたしのしもべヨブのところに行き、自分たちのために全焼のささげ物を献げよ。わたしのしもべヨブがあなたがたのために祈る。わたしは彼の願いを受け入れるので、あなたがたの愚行に報いるようなことはしない。あなたがたは、わたしのしもべヨブのように、わたしについて確かなことを語らなかったが。」

☆ 10節を他の訳で
【新改訳2017】 だが、あなたがたはみな帰って来るがよい。私はあなたがたの中に、知恵のある者を一人も見出さないだろう。
【口語訳】 しかし、あなたがたは皆再び来るがよい、わたしはあなたがたのうちに賢い者を見ないのだ。
【新共同訳】 あなたたちは皆、再び集まって来るがよい。あなたたちの中に知恵ある者はいないのか。
【新改訳改訂第3版】 だが、あなたがたはみな、帰って来るがよい。私はあなたがたの中にひとりの知恵のある者も見いだすまい。
【聖書協会共同訳】 だが、あなたがたは皆、戻って来るがよい。私はあなたがたの中に知恵ある人を見いだせない。
【文語訳】 請ふ汝ら皆ふたたび來れ 我は汝らの中に一人も智き者あるを見ざるなり
【リビング・バイブル】 みんな、頼むから帰ってくれ。 だれも、わかっちゃいないんだ。

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