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徳島VORTISコミュのプチコラム(1) 情熱の国イタリア 〜愛を語るだけじゃないよ〜

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 イタリアというと陽気なおじさん達が歌って飲んで女性に愛を語って、、、とイメージする人が多いでしょう。でも現地で一番「こいつら熱いぜ!」と情熱を感じたのはサッカーのスタジアムででした。主にミラン、インテルというビッグクラブを見に行っていたのですが、埋め尽くす男達(イタリアではサッカーはまだまだ男性のもの)が、どの席にいようと全身を使って応援している風景は、まさに圧巻でした。

 「おっさん!うるさいよ!」
 頭の上から聞こえてくる怒鳴り声にうんざりすることも
 あったけれど。

 ゴール裏はもちろん応援団がいて、リーダーがいます。
このスタンドは特に、応援という形で試合に参加したい!という気迫に満ちています。コアな人たちだけで1万人近くいるわけですから、応援のリズムが崩れないようにリーダー達はスタンド中段の柵によりかかって、端から端までを等間隔にカバーします。だいたい5〜8人くらい、加えて中央に数人が基本的に座席の方を向きつつも試合内容を確認してファンを誘導します。

 客席を向いて応援するリーダーは柵の欄干に脚を絡ませて
 腰掛けているだけなので、見ていると落ちそうでハラハラ。

 それを見て、バックスタンド、メインスタンドのファンは同じように歌い、時にはブーイングをならし、特有のジェスチャーも使って、何万人の一人に過ぎないというのに、俺が言うんだ!俺が歌ってるんだ!と思わせる応援をします。
父親に連れてこられた息子達はそんな姿を見て、やはりそのクラブを愛する一人の男性になっていく、というのがイタリアのサッカーファン(ティフォーゾ)です。

 小さな子供はほとんど、自分が好きな選手のユニフォームを
 着ています。見よう見まねで応援に加わる姿は本当にかわいい。

 そいういうわけで、応援するクラブというのは家族単位で代々続いていきます。クラブの規模によっては常にスタジアムを満席にできないことも多々ありますが、自分の街のサッカークラブを愛するというのはイタリアでは当たり前のことです。最近では若い女性がスタジアムに来たり、サッカーの話をすることも増えてきました。この点、日本は最初から女性もたくさん参加しているように思うので、いいなぁと思っています。

 個人主義の徹底したイタリアでは、小さくても自分の街を誇りに思い、そして一番いい街だと思っています。思うだけじゃなくて、はばからず口にします。だから、自分の街を知らしめてくれるクラブの存在はとても大きいのです。この徳島ヴォルティスが、始まりは小さくても、徳島に住んでいる人が「自分の街にサッカークラブがあるんだ、それが嬉しくて」と思うようなクラブになれば…と思います。選手のみなさんにも、ファンにそう思わせるような戦いぶりを見せてもらえると嬉しいです。

次回から、もう少し個々のテーマに絞って話します。

(写真)
2002年のチャンピオンズリーグ予選
ゴール裏の様子です。

コメント(2)

イタリアのミラノに2年間住んでいた「大名」さんが
徳島ヴォルティスの誕生に寄せて、現地体験をもとに
コラムを書いてくださることになりました。

次号以降もっともっと徳島の人に示唆に富んだ内容に
なってくる気がします。感謝しつつ。

よろしくお願いします!
> 父親に連れてこられた息子達はそんな姿を見て、やはりそのクラブを愛する一人の男性になっていく
> 小さな子供はほとんど、自分が好きな選手のユニフォームを
> 着ています。見よう見まねで応援に加わる姿は本当にかわいい。
> 自分の街を誇りに思い
いいですね、この循環。
地元を愛する、クラブを愛する、どちらが先でもなく、そういった家族や地域とのふれ合いの中から育まれてくる。
勉強になります。

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