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なんとはなしに東洋史コミュの好きな東洋史上の人物を語りましょう

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東洋史好きな皆さんに、ぜひ東洋史上の人物の薀蓄を語っていただきたいので、トピを立ててみました。
自分の好きな時代や地域、国家、王朝限定では知識がかたよってしまうので、史上には自分の知らないどんな偉人がいるのか教えてください。
メジャーな人でもマニアックな人でもかまいません。
ただ、いつの時代か、どこの地域かも載せていただきたいと思います。

コメント(7)

さっそくですが、僕が紹介したいのは前漢元帝〜成帝の頃の人、陳湯です。
当時、漢の最大の敵である匈奴は東西に分裂しており、東匈奴の呼韓邪単于は漢と誼を通じていましたが(やがて呼韓邪単于は王昭君を娶りましたし)、敵対する西匈奴のチッシ単于(漢字が出ない。シッシ単于とも読むようですが)はタラス河畔に城を築いて現在のトルキスタンに割拠していました。
陳湯は上官の西域都護・甘延寿を脅迫し、勅命を待たずに西域諸国の連合軍を組織してチッシ単于と開戦しました。周辺外交と巧みな戦略でチッシ単于を追い詰め、漢と呼韓邪単于の難敵をあっという間に滅ぼしてしまったのです。
しかしこの大功にもかかわらず、勅命を偽ったために宮廷内での評価が二分し、出世したり失脚したりを繰り返しました。
能力は著しく高く、戦いの先が見えるのに、虚言を弄したり賄賂を受け取ったりするので、天才なのか愚かなのかがわかりませんw
ただ、西域の開拓者の張騫や汗血馬で有名な李広利と同じくらい、前漢の西域史において著名な人物であることには違いありません。
こういう感じのトピックはおもしろいですね。
僕は朝鮮戦争のことくらいしか知らないのですが、韓国の初代大統領李承晩を挙げてみます。この人は案外一般的な評価が低い人物ですが、結果論としては、たしかに何もやってないんです(笑)
彼の略歴としては、1875年に生まれて1965年に亡くなったのですが生涯朝鮮半島にいた時間は、彼の人生の半分くらいなんですよ。(1904〜1945まで渡米・1960に韓国を追い出され〜1965ハワイで死ぬ)
元々没落貴族の家に生まれて、いつかは朝鮮の王になろうという考えはあったらしいです。当時からロシアを脅威としており、その後共産化したロシアを嫌い、同時に共産主義に対して強行に反発します。
韓国に戻ってきたのは70の時で、大統領になったのは73歳でした。こんなおじいさんが戦争の時にしぶとく大統領をやっていたというのがまずスゴイなって感じるのと同時に、朝鮮戦争前に韓国軍の武器が攻撃はおろか、防御にも十分じゃないにもかかわらず、「いつでも北進できますよ〜!」と言い張っていた強気に感服します。

でも、そのせいで金日成は防御のための装備をソ連から得やすくなり、中国からは歴戦の兵士を得ることに成功してしまったのです…

その後は韓国軍は張子の虎同然で米軍が本格参戦するまで劣勢になってしまうんですが、この人は反省することもなく、結局朝鮮戦争の休戦拒否、汚職、不正選挙の繰り返しなどがあり、(我々日本人にとってみれば、悪名高い李承晩ラインは忘れられませんが)結局1960年に韓国から追放されてしまうんです。

大した人物ではないようですが、アメリカに頼りっきりでも韓国民から15年も大統領やらせてもらってたというのは、年の功ですかね?儒教社会だし。まぁ元気なじいちゃんの話でした。
おすPさん>
李承晩大統領は15年も政権を執っていたんですか。
スカルノやスハルトみたいな感じですかね。
韓国ではその後の朴正煕も5選しているようですし、長い間、独裁的な長期政権が続いていたんですね。
全斗煥は子供の頃来日のニュースを見た記憶がありますが、この人も確か軍人でしたよね?
あー、みなさま管理人が何もせんですんません。
>ドドルゲフさん
陳湯は初めて知りました。
>能力は著しく高く、戦いの先が見えるのに、虚言を弄したり賄賂を受け取ったりするので、天才なのか愚かなのかがわかりませんw
という箇所に笑いました。でもこんくらい癖のある人物ほうが面白いですよね。

>おす
勝気な爺さんだったんだな。
そーいやハワイってさ、そうやって追い出された人たちのパラダイスみたいだね。
>>ドドルゲフさん
地味に1945〜1948年はこの人は政権を得るために苦労しました(ライバルの暗殺に四六時中没頭していました)。ので、厳密には、1948年に大韓民国が独立&大統領になったって感じですから、政権維持は12年くらいですか。最初は左派にも人気だったんですけど、日本に協力した韓国人の多い「韓国民主党」(今はあるのか知りませんが…)と組んで、支持母体を得て、海外組である弱点を補強したようです(この爺さんは一応反日なんですが、金持ちは許しましたw)。

李はけっこう頭よかったみたいです。一応文官の家出身ですからね。
全斗煥(日本名金村康右)を含めて李よりあとの韓国大統領は金泳三が出るまでは皆軍人でした。これは韓国の歴史のなかでもかなり久しぶりのことです。李朝のころは軍隊とか、職人、商人等(つまり儒学者以外)は蔑まれていましたからね。李朝より昔のことはよくわかりませんが…

とはいえ、時は冷戦期、発展途上国ではアメリカのひも付き援助が全盛期でしたから、開発独裁はやむおえないですね。しかも共産主義と対峙していましたから。スカルノとかもそのスジの人ですよね。他には、南ベトナムのゴ・ディンディエムも代表的な開発独裁者ですね。

>>ためまる
勝手なうえに頑固一徹なジジイだったらしい。でも、けっこうスーツ姿が様になっていると思うのは俺だけだろうか。
ハワイいいね。行きたいですわ。
たけまるさん>
「漢書・陳湯伝」を読んだ時、かっこいい〜とかアホかとか独り言を言ってましたw
泥臭い人間の方が魅力的ですよね。

おすPさん>
全斗煥って日本名もあったんですね。まぁ朴正煕も関東軍士官だったみたいですし。色々と関係が深いんだなぁ。しかし金泳三ってめっちゃ最近の話ですね。
ルーズベルトしかりチャーチルしかり、毛沢東、蒋介石、スターリン、ヒトラー等々、先の大戦の頃の指導者たちはそれぞれに魅力がありますが、李承晩もそういった人々の一人だったんですねぇ。
ヘロドトス「歴史」に登場する、リュディア王国のクロイソス王という人がいます。
クロイソスは、アケメネス朝ペルシアのキュロス大王に敗れて臣下となるわけですが、キュロスの死後もペルシアの重鎮として生き続けました。
亡国の王で臣従した人物としては後漢の献帝、蜀の後主、陳の後主、南唐の後主あたりが思い出されますが、クロイソスはキュロスの良き相談相手として重用されていますから、無能な人物ではなかったんでしょうね。
ちなみにプラトンの「国家」第二巻で、リュディア王家の祖ギュゲスの物語が書かれていますが、そこには姿が見えなくなる指輪というのがあります。これって、某ファンタジーの元ネタ?なことないかw

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