ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

Gaia・ガイア 動物の世界コミュのジュゴン科

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
●ジュゴン(儒艮)は、海棲哺乳類の1種。
★ジュゴン
ジュゴン目(海牛目)ジュゴン科に属する。古名を「犀魚(ざんのいお)」という。ジュゴンとマナティー類を含むジュゴン目は、系統的にはゾウやハイラックスと近縁である。ジュゴン科は、かつては2属2種であったが、1760年代にステラーカイギュウが絶滅したため、現在はジュゴン Dugong dugon (1属1種)のみである。


●生態的・形態的特徴
★サイズ
資料により差があるが、体長2.5m前後(最大3.3m)、体重は平均230〜500kgといわれる。 最高は908kgとの記録が残されている。

★生態
単独で、または数頭の少群で暮らす。つがいで行動することはなく、群で行動するのは授乳中の母子のみともいう。日中は海底で休息し、夕方からアマモなどを食べる。遊泳速度は時速3kmほど、潜水の深度は深くて12mほど。2〜12分ごとに呼吸のために浮上する。

草食性であるため、その性質は穏和で臆病である。好奇心旺盛で、潜水漁をしている漁師の様子を見に来ることもあるという。しかし、音には敏感で、船のエンジン音を聞くと、一目散に逃げるともいう。

★食性
浅い砂地の海に生えるアマモなどの海草を食べる。アマモ類は藻類ではなく、むしろ地上の草に近い植物だが、ジュゴンは極端な偏食であるため、餌場であるアマモの藻場(もば)がなくなれば、その地域では絶滅する。海草のほか、ゴカイ、カニ、ホヤなどを補助栄養とすることがある。

鳥羽水族館のジュゴンを例にとると、1日に体重の約8〜10%の海草を食べるようだ。体重が300kgのジュゴンならば、1日に約24kgから30kgの海草が必要だということになる。浅い海底に茂るアマモなどの海草をはみながら口をモグモグさせている姿は、牧場で同じように草をはむウシに近い。陸上から再度海に戻っていった海草を、やはり陸から海へ戻っていったジュゴンが餌としているのは、面白い現象だ。くちびるやほほは大きく発達して海草を食べるときに重要な役割をはたしている。植物のセルロース(細胞壁)を消化するのは、哺乳類にとっては大変なことなので、ジュゴンもよく発達した盲腸をもつ。

★海草の食べ方
ジュゴンは浅い海に広がる藻場において餌を食べる。前肢を海底につきながら口で海草を根元から掘り起こし、食べながら前進する。その後には、一定の幅で「フィーディング・トレンチ(トレイル)」と呼ばれる不定形に蛇行した浅い溝状の「はみ跡」が残される。

フィーディング・トレンチ(トレイル)の長さは、海草の種類や植生の密度などによって一定していないが、フィリピンの場合は3〜10メートルのものが多く、紅海でジュゴンを撮影したカメラマンによると、1〜3メートルであるという。おそらく、個体ごとの1回の潜水時間に関係するものと思われる。

★繁殖
6〜17年で成熟し、繁殖可能となる。妊娠期間は13〜15か月。1回の出産で1頭の仔を生む。個体の増加率は低く、5%以下と言われる。種を維持するためには、捕獲できるのは全個体数の2%以下とされる。寿命は70年以上。

●分布と保護の現状

ジュゴンの分布ジュゴンは絶滅危惧種である。太平洋南西部からインド洋にかけての、浅く暖かい海域に生息している。かつてはアフリカ東海岸から東シナ海、オーストラリア付近まで広く分布していたが、現在は、紅海、南シナ海のそれぞれ限られた海域と、オーストラリアのクイーンズランド付近にしか分布していないといわれる。オーストラリアには8万頭、他の36か国の沿岸域に2万頭、計10万頭と推定されている。オーストラリアでは手厚い保護の対象となっているが、それ以外の国では、十分な保護を受けているとはいえず、17か国では減少しつつあると見られる。

分布の北限は日本の南西諸島海域であるが、少数であり、すでに50頭未満となっていると見られる。国際自然保護連合(IUCN)の2000年版のレッドリストでは、ジュゴンは「危急種 VU」に指定されているが、日本哺乳類学会のレッドリストでは、南西諸島のジュゴンを「近絶滅種」として、警告を発している。また、水産庁のレッドデータブックでも、「絶滅危惧種」となっている。環境省および沖縄県のレッドリストには記載されていない。なお、1972年、文化財保護法により、国の天然記念物にも指定されている。

ジュゴンの減少の原因としては、肉などを目的とする乱獲、海水浴場のサメよけネットにからまっての溺死やボートのスクリューに巻き込まれる等の事故、それに、開発による生息地の分断や、食物となる海草の生えた藻場の減少などが挙げられる。

沖縄の場合、漁網にひっかかる混獲と、藻場の減少、さらに米軍基地の建設が、ジュゴンを危機に追い込む大きな要因となっていると見られている。2000年10月10日には、IUCN総会で「沖縄のジュゴンとノグチゲラとヤンバルクイナの保護」の決議が採択されている。

2002年10月4日、熊本県の天草灘の定置網にかかったジュゴンが発見される。


■絶滅種
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=28289606&comm_id=1873677
ー(長音記号2)ステラーカイギュウ
ー(長音記号2)サッポロカイギュウ

コメント(21)

●辺野古ジュゴン、CGで保護訴え WWFジャパン制作
6月21日10時5分配信 琉球新報

世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、生態があまり知られていないジュゴンを多くの人に知ってもらおうと、測量した辺野古・大浦湾の地形データを3次元映像(3D)で表現し、ジュゴンの目から見た海底などのコンピューターグラフィックス(CG)映像を制作した。 CG制作は、国内のジュゴン保護団体が国際機関に働き掛けている「2010年を国際ジュゴン年に」のキャンペーンの一環。15秒、30秒、2分の3種類を制作した。透明な海水に太陽の光が差し込む辺野古・大浦湾の海底で、ジュゴンや魚が気持ちよさそうに泳ぐ姿や上空から青い海を表現した映像が流れている。「日本に生き残っているジュゴンは50頭以下」「このままでは絶滅してしまうかもしれません」などの文章を日本語と英語で表示している。WWFジャパン広報の町田佳子さんは「一般の人、企業、団体など多くの人に利用してほしい」と呼び掛けた。グループリーダーの花輪伸一さんは「なんとか守ってほしいと願いを込めている」と話した。ジュゴンを紹介したポストカードの無料配布(配布を手伝うメッセンジャーも募集)やB2サイズのパネル10枚(写真8枚、説明2枚)も貸し出している。 WWFジャパンのホームページ(http://www.wwf.or.jp/dugong/)で、30秒版の映像を紹介している。問い合わせは町田さん03(3769)1713。
●ジュゴンの仲間・海牛の全身化石、新種か…東京・多摩川
5月11日18時57分配信 読売新聞

ジュゴンなどの仲間の、大型海牛(かいぎゅう)類の全身骨格化石が、東京都狛江市を流れる多摩川の約120万年前の地層から発見された。化石は、子供ながら全長5〜6メートルと推定され、約200年前に絶滅した史上最大のステラー海牛に進化する途中の新種の可能性がある。大型海牛の化石は北海道など寒冷地で主に見つかり、関東の都市圏での発見は異例だ。化石は三鷹市の私立明星学園高教諭、薬師大五郎さんと小林英一さんが昨年9月、教材研究のため鉱物採取をしようと多摩川に入って発見。川底に大きな動物の骨がいくつも露出しているのを確認した。現場は、世田谷区や川崎市にも近く、貝などの化石が見つかって、地元の子供たちも立ち入る場所。化石は川底に露出したまま、これまで大型哺乳(ほにゅう)類のものとは気づかれずに残っていた。薬師さんらは休日などを利用して現地に通い化石を掘り出した。

最終更新:5月11日18時57分
●<絶滅危惧種>環境省がリスト改訂 ジュゴン、危機度最高に 8月3日19時20分配信 毎日新聞


 環境省は3日、絶滅のおそれがある国内の野生生物をまとめた「レッドリスト」の改訂版を公表した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移転が計画されている同県名護市辺野古沖にすむ国の天然記念物ジュゴンが、新たに最も危機度の高い「絶滅危惧(きぐ)1A類」に指定された。保護の法的義務が生じるわけではないが、環境省は「関係機関には生息状況を把握し、開発の影響評価などの配慮を求める」としている。
 改訂されたのは全10分類のうち哺乳(ほにゅう)類、魚類、昆虫、植物など6分類。植物は2回目、動物は3回目の改訂で、絶滅危惧種は415種増えた。昨年12月に改訂された4分類と合わせ、国内にすむ生物約7万種のうち、3155種が絶滅危惧種となった。
 同省の現地調査では、ジュゴンの生息数は沖縄本島周辺に50頭未満と推定している。水産庁や沖縄県、日本哺乳類学会は既に絶滅危惧種に指定していたが、環境省はこれまで、上陸しない海の哺乳類はリストの対象外にしていた。今回は「陸上環境の影響を受けやすい」ことから新たに評価対象に加えた。
 このほか、北海道に定着が確認されたラッコが新たに1A類になったほか、交通事故などで減少している沖縄県のイリオモテヤマネコも1A類に危険度を上げた。ふなずしの材料になる琵琶湖固有種のニゴロブナも外来種の影響で絶滅危惧種に。シカの食害で、西日本を中心にキレンゲショウガなど多くの植物が危機にあることも判明した。
 チョウザメは過去の乱獲で国内から消えたとして絶滅種とされたほか、ヒカリゼニゴケは国内1カ所の生息地だった熊本県の鍾乳洞が崩れ、絶滅種となった。
 改訂されたレッドリストは環境省ホームページ「報道発表」(http://www.env.go.jp/press/index.php)の3日発表分の中に掲載されている
●普天間飛行場移設、米連邦地裁「ジュゴンへの影響調査を」
1月25日11時57分配信 読売新聞


 【ロサンゼルス】米軍普天間飛行場の沖縄県名護市への移設に反対する日米の自然保護団体などが米国防総省を相手取り、絶滅が心配されている海洋動物ジュゴンの保護を求めていた裁判で、米カリフォルニア州の連邦地裁は24日、同省に対し、ジュゴンに与える影響などを調査し、90日以内に報告するよう命じた。 同地裁は、現状の建設計画は米国の文化財保護法に違反していると判断。同法は、米国内の文化財だけでなく、他国の世界遺産やそれと同等の文化財なども保護するよう規定している。 国防総省は、「日本側が環境影響評価(環境アセスメント)を行っている」などと主張していたが、判事は、手遅れにならないよう米国側も協力すべきだと結論付けた。

最終更新:1月25日12時47分
2007.07.21国立科学博物館

●ステラーカイギュウ (学名: Hydrodamalis gigas) は、絶滅した海棲哺乳類の一種。ジュゴン目(海牛目)ジュゴン科に属する。かつて北太平洋のベーリング海に生息していた大型のカイギュウである。1768年かそれ以降に絶滅。

★絶滅の経緯
デンマーク出身の探検家ヴィトゥス・ベーリングが率いるロシア帝国の探検隊は、1741年11月に遭難した。アラスカ探検の帰途、嵐に遭遇し、カムチャツカ半島の東の沖500kmに位置するベーリング島で座礁。乗員たちの多くは壊血病にかかり、飢えと寒さの中、半数以上が死亡した。指揮官のベーリング自身も12月に他界、残された人々は、座礁した船体から新しいボートを建造し、翌1742年8月に島を脱出した。その指揮に当たったのが、ドイツ人の医師で博物学者でもあったゲオルグ・ヴィルヘルム・シュテラー(ステラー) である。シュテラーは、探検中に見られたラッコやオットセイなどの毛皮獣のほかに、メガネウという鳥(この鳥も、この発見のおかげで絶滅するのだが)と、遭難先のベーリング島で発見された巨大なカイギュウについても報告した。そのカイギュウは、長さ7.5m、胴回りが6.2mもあり、島の周辺に2,000頭ほどが生息すると推定された。 ステラーカイギュウと名づけられたこの海獣の話はすぐに広まり、その肉や脂肪、毛皮を求めて、カムチャツカの毛皮商人やハンターたちが、数多くコマンドル諸島へと向かい、乱獲が始まった。1768年、シュテラーの昔の仲間であったイワン・ポポフという者(マーチンとも?)が島へ渡り、「まだダイカイギュウが2、3頭残っていたので、殺した」と報告しているが、これがステラーカイギュウの最後の記録となった。発見後わずか27年で姿を消したことになる。 1962年7月のベーリング海でソ連の科学者によって6頭の見慣れぬ巨大な海獣が観察されているが、それがステラーカイギュウなのかは不明。乱獲によって絶滅した。

★形態・生態的特徴
体長は7mを超え、一説には最大8.5mに達し、体重は5〜12tあったと言われている。現生カイギュウ類としては最大だった。暖海性のジュゴンやマナティーとは異なった特徴の1つとして、の成獣は、歯が退化して、ほとんどなく、上顎と下顎の先に、登山靴の裏側のように細かい溝のついた固い角質の、嘴のような板をもち、よく動く唇とこの嘴を使って、岩に付いたコンブなどを噛みちぎって食べていた。

★標本
東海大学自然史博物館に、ステラーカイギュウの全身骨格標本が展示されている。これはロシアで捕獲されたものの複製である。
専門家によるステラーカイギュウの唯一の観察記録は、シュテラー自身によるものだが、鳥羽水族館では、これに基づいて、ステラーカイギュウの復元標本の作成が何度か試みられている。
北海道北広島市で発見されたステラーカイギュウ北広島標本は、北広島市中央公民館に展示されている。この化石は、唯一のステラーカイギュウ化石と言われていたが、後に房総半島でもステラーカイギュウの化石が発見されている。
2008年01月17日 23:42 甲ちゃん
●サッポロカイギュウ:「札幌は昔、海だった」 大丸で模型展示 /北海道
1月17日13時1分配信 毎日新聞


 札幌市南区の豊平川で発掘された大型海生哺乳(ほにゅう)類「サッポロカイギュウ」の化石を展示する「札幌はむかし海だった!」展が16日、同市中央区北5西4の大丸札幌店で始まった。体長7メートルの骨格模型が1階フロアに鎮座し、買い物客の興味を引いている。22日まで。
 カイギュウは海にすむ哺乳類の中では唯一の草食動物で、ジュゴンやマナティーの仲間。サッポロカイギュウの化石は03年8月、同市南区小金湯の豊平川で見つかった。約820万年前の世界最古のカイギュウ化石と考えられている。
 骨格模型は市博物館活動センターが保管している。市は自前の博物館を持たないため、組み立てた状態の骨格模型は普段は市民の目に触れない。市は「より多くの市民に見てもらえるように」と今回の展示を大丸札幌店と共同企画した。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

Gaia・ガイア 動物の世界 更新情報

Gaia・ガイア 動物の世界のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング