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ボクシングの魅力に気付いた人々コミュの【 “亀田興毅”の3階級制覇についての考査? 】

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賛否両論あるでしょうが、
様々な記事や情報を
ここでアップしてみます。


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【ボクシング】亀田祭り。要は面白いか面白くないかの問題だ。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1452899&media_id=109


 さいたまスーパーアリーナで『亀田祭り』と銘打たれて開催されたイベントは、順当に3兄弟が勝利を収めて終わった。三男・和毅(ともき)はタイ国ランカーを4度倒して3回KO勝ち。次男・大毅は11勝(5KO)3敗の挑戦者に辛くも判定勝ちでWBA世界フライ級 V2。長男・興毅は峠を過ぎた元王者からダウンを奪って判定勝ちし、WBA世界バンタム級王座を獲得。日本初の3階級制覇を成し遂げた。

 24歳の興毅が25戦24勝(15KO)1敗。21歳の大毅、21戦19勝(11KO)2敗。19歳の和毅は17戦全勝(12KO)と、いまだ負けを知らない。3兄弟の勝率は95パーセント超。みごとな数字である。

 しかし、まだ檜舞台に上がっていない和毅はともかく、興毅と大毅は様々な点で何度目かの曲がり角に立たされているといえる。

 この日、主催者は観客数を1万1000人と発表したが、実数は6000人から7000人といったところ。1万5000設けた席の半数以上が空いているという状態だった。初めて3人が揃って同じリングに上がり、しかもダブル世界戦。興毅にいたっては日本初の記録がかかった試合だった。500円席を4000枚も用意したにもかかわらず、である。

「お客さんもいっぱいおったし、その期待に応えなアカンと思った」と興毅は話したが、プロモーション社長の立場としては、複雑な胸中だったのではないだろうか。

 今年3月、WBA世界フライ級王者だった興毅が暫定王者ポンサクレック・クラティンデーンジム(タイ)と統一戦を行なったときも、1万人収容の会場(有明コロシアム)にわずか2000人前後という寂しさだった。

 テレビの視聴率も同様だ。内藤戦は43パーセント超、ポンサクレック戦は22パーセント超、今回が14パーセント弱。裏番組の内容によって視聴率は左右されるとはいえ、極端な右肩下がりである。

 厳しい見方をするならば、これが亀田兄弟の現状ということになるのだろう。

 感情論を抜きに考えた場合、その理由の多くは彼らの試合内容に求めなければなるまい。注目度の高さに試合の質がついていっていないのである。要は試合が面白いか面白くないかという、ボクシングの本質的な問題だ。

 興毅の試合はテクニカルではあるがエキサイティングではなく、ベストを尽くしているにもかかわらずスリルを欠く傾向がある。今回の大毅にいたっては見せ場らしい見せ場は9ラウンドに1度あっただけである。興毅も最終回にダウンを奪って恰好をつけたかたちだが、それ以外は見る者を釘付けにするようなシーンを作り出すことはできなかった。

 辛抱強くカウンターを狙うのも策のひとつには違いないが、多くの観客、視聴者は選手ほど辛抱強く待つことはしない。見る側がボクシングに求めるものは、自分たちの日常とは異なる非日常、つまりリスクを恐れずに貪欲に勝ちに行く姿である。そのことを再確認する必要があるだろう。

 興毅5試合、大毅5試合、計10度の世界戦はすべて判定勝負。もちろんKOはない。 売り出しのころから彼らは「亀田とKOはセット」と言って世間の耳目を集めたが、今では「亀田と判定がセットやな」と自虐的なコメントを発しているほどだ。奪ったダウンも今回が初めてとあっては、ボクシングの醍醐味、面白さを十分に伝えきれているとはいえまい。KO至上とは言わないが、やはり有言不実行ではKOを期待するファンとの乖離(かいり)は深まる一方といえよう。

 同じ日本の世界王者として比較対照とされる長谷川穂積(真正)が一時は5連続KO防衛、西岡利晃(帝拳)がV4まですべてKO、内山高志(ワタナベ)も世界戦3連続KOをマーク。技巧派として鳴らす粟生隆寛(帝拳)も世界戦4戦でKO勝ちはないものの計3度のダウンを奪っている。

 ファン離れを食い止めるには、興毅が対戦相手のムニョスを倒した12ラウンドのような戦いを全般にわたって展開することが最善の策といえよう。そのためには、とにかく群を抜く強さを身につけるしかあるまい。シンプルだが最も難しいことでもある。

 3階級制覇という目に見える栄冠は手に入れた。これからは幅広い層から認知され、リスペクトされる存在をも同時に目指してほしい。そうした“名誉”という形のない勲章を得ることはベルト獲得よりも困難を極めるはずだ。

「バンタム級のビッグネームのなかに入って、一気に抜いて行けるようにサムライ魂で頑張る。一生懸命に練習して強くなりたい」

 兄弟を牽引する興毅の決意に期待したい。

コメント(33)

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真央で瞬間38.6% 亀田やM-1は
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1452314&media_id=2

 浅田真央選手が今季自己最高点で2位に入った「全日本フィギュアスケート選手権 世界選手権代表最終選考試合女子フリー」の26日夜のテレビ中継(フジテレビ系)の平均世帯視聴率が、関東地区で29%(関西地区22.7%)だったと、27日、ビデオリサーチが発表した。瞬間最高視聴率は、浅田選手の演技終了直後で関東38.6%(関西31.9%)。また、最後の開催となった若手漫才コンビの日本一を決める「オートバックスM−1グランプリ」(テレビ朝日系)は関東18.7%(関西23.4%)。「プロボクシング亀田3兄弟そろい踏み 日本史上初兄弟ダブル世界タイトルマッチ」(TBS系)は関東13.8%(関西17.5%)。

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大毅返上へ 亀田3兄弟が会見
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1452130&media_id=2

 世界ボクシング協会(WBA)のダブルタイトルマッチで、日本選手初の世界3階級制覇を果たしたバンタム級王者の亀田興毅(24)=亀田、2度目の防衛に成功したフライ級の亀田大毅(21)=同=と、三男の和毅(19)=同=の3兄弟が試合から一夜明けた27日、東京都内で会見した。 

 亀田興は「練習で12ラウンドやるのと試合は全然違う。結構しんどかった」と激戦を振り返り、3階級制覇については「すごいことをしたとは思っていない。まだまだこれから長い」と通過点であることを強調した。

 亀田大は、減量苦のためタイトルを返上する意向を示したうえで、「和毅は来年、世界戦をすると思うし、兄ちゃん(亀田興)は3階級制覇が夢だったから素晴らしいこと。おれの内容は悪かったけど、(3人とも勝って)昨日は最高でしょう」と喜んでいた。

 3兄弟で唯一のKO勝ちを飾った亀田和は「1年ぶりに日本での試合で、自分のボクシングをちょっと見せられたかな」と笑顔だった。【安田光高】
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2010年12月27日感動出来ないのは自分自信の問題なんだろうか、あるいは、僕はボクシングに何を求めているのだろうか

僕は川島郭志のまだ目が無事な頃の試合を見て以来、普通にテレビで見れるなら、見るという程度だが、ボクシングが好きだ。
だから、はっきり言ってライトなボクシング好きにすぎない。
今まで1番興奮した、ないしは、感動した試合は畑山対坂本だし、わざわざ雑誌買ったり、衛星放送までは見ない程度だ。
その程度の人間でも、昨日の『イギョウ』には心が動かなかった。
何かに毒されて、素直になれないだけなんだろうか?
いや、しかし、偉大な文豪でも、(昨日の試合に限らず)彼らの試合を小説に描けるか、と問われれば、苦笑いせざるをえないだろう。
或いは、ライトノベルというジャンルならいけるんだろうか?

よく、彼らの試合をプロレスだといって馬鹿にする声も身近で聞くが、プロレスも好きな僕からすれば、ふざけるな、と言いたい。
たとえ、万歩譲って、勝敗に関するスリリングさが欠けるという点で共通点があるんだとしても、(良質の)プロレスは少なくとも僕の心位は動かすことが出来る。
昨日の『イギョウ』に対する素直な感想は、「なんかサッカーのW杯アジア二次予選で、日本がタイとかシンガポールを1-0、ないしは、2-0で破った、みたいな試合だなぁ」、というかんじだ。
テレビが煽るように負けられない試合ってのはわかるんだが、負けるわけのない弱いチームと、それでも相手の守りを崩せず、さりとて鉄壁かといわれれば、相手が下手でなけりゃ決められていたであろう程度にピンチがあるようなサッカー日本代表の試合を見た後のような、何とも形容しがたい気分だった。
対して、僕にとっての良質なプロレスは、これまたサッカーで例えるなら、フィーゴチーム対ジタンチームのチャリティマッチ的な試合と思ってもらえればいい。
上質な選手同士が集まり勝敗をややもすると度外視し、むしろ、己の持つ技巧や能力を最大限発揮して観る者を魅了することを目指すような試合、このような試合もまた、W杯やCLの決勝とは異なる感動を人の心に与えるものである。

もちろん今日の感想はあくまで昨日までの彼らの試合に対するものであって、今後もそうに違いない、と言っているわけではない。
どちらの感動でも構わないので、できれば次戦以降では、せめて、僕のようなライトなボクシング好きの心位は動かせるような試合を見せてほしいと切に願うばかりである。
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2010年12月27日
元WBA世界王者との会話。亀田ームニョス戦考察。


WBAの某元世界王者と電話で話した。
話題は、昨日行われた亀田興毅とアレクサンデル・ムニョスのWBA世界バンタム級王座決定戦である。
「あんなに苦労して獲得したWBAのベルトの価値がどんどん落ちていく気がして寂しい。WBAは、ムニョスの現在の状況をしっかりと知っていて世界戦と認定したのだろうか。時代が変わったと言えば、それまでだが、3階級制覇の重みとはこんなもんじゃなかったはず…」
 僕は、その応えに「うんうん」と相槌を打ちしかなかった。
 2年ぶりに日本のリングにバンタム級で現れたアレクサンデル・ムニョスは、まるで別人だった。前述の某元世界王者は「おそらく1月に引退した後に、放蕩の生活を続けたのではないか。そういうブランクは、ボクサーを別人にしてしまう」と分析していた。
 スピードは、元々あるタイプではないが、昨日のムニョスは、まるでスローモーションを見るような動き……。パンチの打つ角度や独特のタイミングまでも色あせてしまっていた。ムニョスが、「過去対戦したボクサーで一番強かった」と明言する、セレス小林さんは、試合前に「ムニョスは、俺が対戦した時と比べて、間違いなく落ちているが、パンチ力だけは、いくら衰えようが変わらない」と語っていた。 
 だが、あれだけキレとスピードがなければ、パンチ力も糞もない。
ラビットパンチによる減点や、最終ラウンドの10−7の採点など、不可解なレフェリングは数多かったが、試合そのものは、亀田興毅の勝利に間違いなかった。
 リングに立つボクサーにすれば相手がロートルであろうが関係ない。
 問題は、このムニョスを王座決定戦の相手としてリングに上げたWBAだろう。
 WBAのタイトルの乱発は、昨年から大きな問題になっていた。通常日本で行われるWBAの認定料は、200−300万円程度だが、これはファイトマネーにとって変動する。つまり、両者に支払われるファイトマネーの合計が高ければ高いほど、比例して認定料はアップする。その意味で、ファイトマネーが破格の亀田兄弟が出場する試合はWBAにとっては魅力的だろう。したがって、亀田陣営の意向にできるだけ沿った対応としようとするのも当然だ。だが、こういうWBAの行為は暴走である。この暴走を止める手段はないのだろうか。
 ひとつあるとすれば、JBCである。JBCは、IBFやWBOなどの他団体の国内タイトル戦を認めていない。このスタンダードに関しては、賛否両論があることも確かだが、権威というモノを重要視するのであるならば、WBAの決定に関しても何かしらの影響力を見せて欲しい。
 日本で行われた過去の世界戦を紐とけば、この手の絶妙のマッチメイクでの世界タイトルは、何度か行われている。
 「そういうめぐり合わせも含めて、すべてが、そのボクサーの運だ」とは、故・大阪帝拳の吉井清会長の弁。確かに巡り合わせの運はある。
 しかし、亀田の場合は、ボクシング界以外からも注目される度合いが、非常に高いボクサーなのだ。ある意味、ボクシングの象徴とも捉えられる。それだけにベルト奪取することだけを重視するのではなく、プロモーターは、質の高いマッチメークを組む責任があると思う。
 長谷川穂積が素晴らしい試合でボクシングの価値を高めているだけになおさら、そういう思いが強い。

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2010年12月27日亀田興毅なら長谷川穂積を倒せるだろう

「日本ボクシングという教科書 2011」
1ページ目。
世界王座連続防衛・具志堅用高。
三階級制覇・亀田興毅。

このような教本を出版したとしたら、間違いなく1ページ目に亀田の写真が載るだろう。
最多防衛記録、最多階級制覇、どちらが記録上優れているかは判断が出来ない。
つまり記録上は亀田と具志堅は同等の地位なのだ。
長谷川穂積は12ページ目あたりにようやく写真が掲載されるレベルだろう。
記録・形式で文字を起こすとそうなってしまうのだ。

記録や形式が大好きな日本人、亀田は日本人の口に合う素材なのだ。
これからも「法の抜け道」を駆使して最多階級制覇を伸ばして行って欲しいものだ。
しかしもし長谷川穂積がバンタム級王者をキープしていたら、
WBA=亀田興毅。
WBC=長谷川穂積。
あまりに惨めなコントラストになっていたことだろう。
現実的にはその惨めさを理解していたため、長谷川の敗戦、転向の裏を取ってから
黄金のバンタムに来訪したわけなのだが、この艶やかなコントラストを是非観たかった。

法の抜け道が得意であり、勝てない試合は引き受けない亀田のことなので、
現実的にはフェルナンド・モンティエルとの試合は実現しないだろう。
もし実現したとしても、モンティエルが壊れた事を見計らっての対戦となる。
そこでモンティエルに勝利し「長谷川をKOで倒した男に勝った!」という称号
を手に入れるのだろう。

長谷川と亀田はあまりにボクシングに対する価値観が異なる。
そのため、二人は交わらない。
しかし、相手が価値観に合えば一方は要求を始める事になる。
つまり、それは長谷川が壊れた時。
その時を見計らって亀田は長谷川に猛アプローチをかけるだろう。
亀田はその時、スーパーフライ、スーパーバンタムを法の抜け道で制し、
5階級制覇をしている。そして空位であるWBAのフェザー級王者決定戦を長谷川
と戦うことになる。長谷川は世論に推され、そして「亀田なら……」という甘い誘惑
にとうとうかられ、何よりもう一度ベルトを巻くというテーマに踊らされて、この対戦を
受託してしまう。

そして、老兵は散る。
亀田は長谷川よりも強いという称号と6階級制覇を成し遂げて引退する。

だからこそ長谷川よ、
今、亀田を意識せよ。
今、ボクシングを愛する表現を変えてみよ。
今、亀田を受け入れろ。
今、亀田殺しに執念をみせてみろ。

執念があれば信念となり、
物事は大抵実現するものだ。

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2010年12月27日価値を見出せない亀田興毅の3階級制覇

亀田興毅が3階級制覇を達成した。というより、してしまったというべきか。


■3階級制覇の価値

3階級制覇というものはこんなにも安いものだったのか?

はっきり言わせてもらうが、亀田の3階級制覇に何の価値も見出せない。勝てる相手だけを選び、決定戦という形でタイトルを取ってきた亀田のどこに価値を見出せばいいのか。

いきなりバンタムで2位というのもおかしな話だが、亀田は決して弱い選手ではないと思う。だが強い選手とも言えない。理由は単純。強い選手とは戦っていないから。正直、強さを証明した試合は未だかつて1試合も無い。それだけに、3階級制覇という偉業の価値が下がってしまったと言わざるを得ない。

チャベスら、かつての英雄に並んだ、あるいは仲間入りしたという事実を受け入れるのは難しい。

テレビ局やマスコミが騒げば騒ぐほど空しい気持ちになってしまう。


■結局は金儲け

亀田だけに非があるのではない。人一倍努力しているのは認める。しかし、快挙を達成させる(興行を成功させる)為に、金儲け優先の腐りきったテレビ局やWBAの他、有象無象の人間が仕組んだのではないかと勘繰ってしまう。

力の衰えたロートル相手に3階級制覇を達成したという”事実”で、「亀田」という商品価値は上がったのかもしれない。テレビ局にとっては数少ないドル箱スター。しかし、世界的に見て(もちろん日本も)ボクサー亀田の選手としての価値は上がったかどうかは甚だ疑問だ。

テレビ局にとっては、所詮金儲けの道具なのである。注目度が高くて視聴率が稼げればそれでいい位にしか考えていないはず。それも偉業の価値を大いに下げた原因の一つなのである。


■快挙のその後

これまでは勝てるであろう相手を選んで戦い、勝ってきた。しかし、これからはそうはいかなくなる。3階級制覇の王者という以上、今後は強い選手ともやらなければいけなくなるだろう。逃げる事はもう許されない。

肩書きだけではなく、真の強さを証明する必要がある。

亀田自身がよく口にするドネア、あるいはモレノやモンティエルなど、これらの試合勝って初めて強さの証明になる。

茨の道ではあるが、即タイトル返上という敵前逃亡だけはしないでもらいたい。


そういえば大毅の試合もありましたが、問題外。評価にすら値しない酷い内容。疑惑の判定。3兄弟に勝たせて興行を成功させる為とはいえ、あまりにも・・・。これでは、コンセプションとの統一戦から逃げるのも分かる試合でした。
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亀田興毅がレジェンドに肩を並べた日、日本のボクシングファンは見捨てられた


何とも言えない時間だった。

刻一刻と偉業達成の瞬間が近づいてくる。

淡い期待を持ち続けた。 セレス小林をねじ伏せ、本田秀伸に何もさせず、名城信男を及び腰にさせたムニョスの姿を期待した。

しかし、そのリングに立っていた男はロートルそのものだった。

肘から先が伸びるような距離の長いパンチはそのままだが、スピードは見る影もなく、ガードの上からでも鈍痛を想像させるようなパンチもなかった。

当然、試合終了が迫っても何も出来ない。 むしろ2Rから既に見受けられた疲労がもはやピークに達しているようにすら思われる。

誤解のないようにしておきたいが、決して何がなんでも興毅に敗れて欲しかった訳ではない。

ただ、認めさせて欲しかった。

ムニョスの不出来は興毅に責任を求めるのも筋違いだ。

しかし、三階級通じて何の凄味も伝わってこない王者をおいそれと認める気にもならない。

三階級制覇と言えば、フリオ・セサール・チャベスやフェリックス・トリニダードなど、私がボクシングに興味を持ち始めた頃のスーパースター達が激戦の末に辿り着いた正に快挙だった。

そこに亀田興毅が日本人として初めて名を連ねる。

今年のMVPの有力候補にもせざるを得ないだろう。

それが何とも言えない気分にさせる。

こうなれば今後に期待を抱くしかない。 どのみちボクシングファンは辞められないのだ。 私のような人間がWBAに玩具のようなチャンピオンベルトを大量生産の大安売りさせるのだろう。

興毅の今後に向けた選択肢は決して多くない(WBAが規定を守ればの話だが…)

まず、現在WBAにはスーパー王者として7度防衛中のアンセルモ・モレノがいる。 モレノは何故か他団体との王座統一をせずにスーパー王者に昇格している。 つまり他団体の防衛戦を考える必要がない。

そうすれば、必然的に王座統一戦を近い将来見据える事だろう。 モレノにとっても仮に日本でやる事になっても亀田興毅とやるのは魅力的ではないだろうか。

更に亀田家の二男、大毅との絡みもある。

今回手を出さずにポイントを奪取するという離れ業を魅せた大毅だが、ウェイトが限界にきている事は以前から報道されており、今回がフライ級での最後の試合となるようだ。 そして減量を考えるとスーパーフライではなく、バンタム級に上げるほうが得策だと考えているとの事。

日本ボクシング界の慣例や亀田家の絆から考えても兄弟対決は絶対にないだろう。 

また、チャンピオン経験者の大毅が今後は世界を目指さないという事も考えにくい。 何試合か調整試合をするだろうが、近い将来の目標を世界王座に定めるはずだ。

そうなると、バンタム級では無冠になる大毅はIBFやWBOへの挑戦は出来ない。 現在WBC王者はWBOの王座も保持するフェルナンド・モンティエルだ。 WBOの防衛戦として認可されないのであれば来日して挑戦を受ける事はないだろう。

それでは大毅が海外でモンティエルに挑戦するか? これもないだろう。 そもそも場所を問わずモンティエルとの対戦は望まないかもしれないが、それが更に海外でとなれば双方にとって経済的なメリットがない。

そうなると大毅は目指すところがなくなってしまうのだ。

こうなったらお兄ちゃんにWBAスーパー王座を狙ってもらって、大毅は正王座を狙うか。

嫌でも今後の興毅には高いハードルがつきまとう。

帝拳ジムが亀田家と絡むかは分からないが、日本にも世界挑戦待ちの山中慎介がいる。 モンティエル等からすれば格落ちするかもしれないが、日本のボクシングファンには「山中に勝ってみろ」と思うファンも多いのではないか。

それは同時に興毅のとっての「証明」のチャンスでもあるのだ。

私の次なる淡い期待は「興毅の次なる挑戦が証明である事」だ。
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亀田興殻の3階級制覇がどういうものなのか私には分からない

亀田興殻が3階級制覇を達成しました。

この瞬間私の中にあったのは言いようのない虚無感でした。全盛期を過ぎている相手とはいえ、興殻はうまいボクシングをしていたように思います。2CHでは「相手が弱い」などさまざまに言われていますが、ここでそれを言ってしまえば戦ったムニョス選手に失礼になってしまいます。私は35歳にして、世界戦を戦ったムニョス選手は非常に素晴らしいと思います。興殻に関してもフライ級世界戦の時よりもうまくなっていると感じました。しかし、なぜか自分の中で納得がいかないのです。紙のような3階級制覇だから?それともマッチメイクの問題?素人である私には分かりません。ただひとつ言えるのは、この試合を戦った両選手に非はないという事です。この拭いきれない虚無感の正体を知ることは今の私にできそうもありません。自己満足を掲げておきながら申し訳ありません。今日の興殻に抱いた率直な感想です。

ただ大殻に関しては別です。あれは誰がどう見ても八百長です。判定で一人のジャッジが8ポイントをつけているのにもかかわらず、残りの二人が亀田を支持。結果大殻が王座防衛…私は認めません。このあたりはいつまで経っても変わらないのだなと思いました。ライトフライ級の世界戦で興殻が勝った時の影が重なって見えました。本日の一戦私が感じたのは興殻に関しては虚無感。大殻に関しては疑惑が確信に変わりました。興殻はバンタム級で防衛を重ねられるかどうかで決まると思います。大殻に関しては…言葉もありません。
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2010年12月27日
ボクシングが、世界タイトルが、死んだ。

亀田興毅が日本人初の3階級制覇達成!に心から喜べる人間は亀田家以外にいるのだろうか?本来だと世界3階級制覇というのは、とてつもない大偉業のはず。それが一家およびTBSの手にかかると、ちんけなものになってしまう。

一階級目:記録狙いの為、わざわざ1階級下に降りてLフライ級で実績が一切ない興毅とランダエタによる王座決定戦が組まれた。しかも試合内容は、歴史に残る疑惑の判定勝利。その上、タイトル承認団体のWBAは予め亀父用にもチャンピオンベルトを用意していた。

二階級目:注目が非常に高かった内藤に挑んだ試合。ただ、内藤自身が年齢的にも衰えをみせながら日本人相手に防衛を重ねていたWBC日本タイトルへの挑戦だったこともあり、試合に勝ちはしたものの、世界の頂点に立ったとは見られなかった。実際、初防衛戦では、これまたとっくに峠を越したポンサクレックには手も足も出ずに完敗。

三階級目:これまたWBAがおかしなランキングを行い、Sフライ級での実績すらない興毅が突然バンタム級2位にランクされ、3位のパーラとの王座決定戦を行うことになっていた。ところが試合まであと3週間というところで、パーラが試合30日前の予備計量でバンタム級リミットより約5キロオーバーしているという理由でWBAが許可をせず、そこで何故か引退していて2ヶ月前に久々に復帰し、無名のロートル相手に何とか勝ちを拾ったムニョスが決定戦に呼び出されて、今日の試合を迎えてしまった。

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WBAは健康管理の観点から、予備計量を行っているのだと思うが、試合1ヶ月前でフライ級リミットを10キロ以上超過している大毅は、どうなるの?と言いたくなる。あまり疑いたくはないのだが、今まで数々の愚行をしてきた一家のことだから、もともとパーラと試合などする気がなく(パーラが3位というのもおかしいが)、亀田家得意の試合直前の相手変更を世界戦で実行させるため、予備計量を理由に対戦相手の変更を求めたのではないか?


さて、簡単に本日の試合を振り返ります。


試合の前半はスローでバランスが悪いムニョスを興毅が軽くあわせてポイントをリードします。中盤からムニョスがプレスを強めて前に出るシーンが増えるも、最終回ガス欠ムニョスの足が揃いダウンを奪った興毅が3階級制覇を確定しました。

私の採点では、114-112で興毅の勝ちでしたが、これが世界戦?これが3階級制覇王者?と思うと、本当に情けなく感じてしまいました。興毅は真面目にボクシングに取り組んでいるのは分かります。ただ、ボクシングという伝統あるスポーツが、株式会社で運営されているようなその他格闘技団体と変わらないただの興行に堕ちてしまったのだな、と改めて実感させられました。

亀田家とTBSが組んで、ボクシングの価値を破壊してしまった。彼らの悪行は、真面目にボクシングに取り組んでいるその他大勢にも影響が出てしまいます。これが、長谷川や西岡、内山らの本格的な世界王者と同一視されたら、ボクシングファンとしてはたまらない。ボクシングの世界チャンピオンってこの程度?3階級制覇ってこんなもの?と思われるのが、悔しい。(ファイティング原田を超えた、アルゲリョらと肩を並べたと思うボクシングファンはいないと思いますが、何も知らない一般の方には日本初の偉業ということで、過去のいかなるボクサーよりも凄い選手、と真に受ける人もいることでしょう。)

言うまでもなく、何も亀田家やTBSだけが悪いのではない。ボクシングを興行の都合で操作しやすくしたのは、何よりも世界タイトルを承認する各団体に一番の非がある。特に問題なのは、今回の亀田兄弟のタイトルを承認したWBAにほかならない。WBAは一番歴史のある老舗というだけで、もう20年以上腐りきっている。こんなWBAや同じように意味不明なタイトルを作るWBCだけを承認している日本のボクシング協会、コミッションもいい加減目を覚ませ!と言いたい。WBAやWBCに比べると、IBFやWBO(日本非公認、先日、統一戦に限り認めることになった)のほうがよっぽど健全な運営をしている。

世界タイトルが4団体もあると、希少価値がなくなり、一般のファンを混乱させるという理由で、日本ではWBAとWBCに固執しているわけだが、今日のWBA二試合を見て、タイトルの価値の高さを感じましたか?と問いたい。世界タイトルが増えてしまった今日では、もはやWBA、WBC、IBF、WBOなどのアルファベットタイトル自体、もう価値などはなくなってしまった。これからは、承認団体よりも我々ファンが世界王者を認定するしかない。リング誌ベルトのような、実質的な世界一を示すものがより重視されていくに違いありません。

亀田家だけがボクシングと思われることが、本当に悔しい。日本にも、世界にも、素晴らしい試合を見せてくれる選手が今でも大勢存在します。どのようにしたら、本物のボクシングに光を当てることが出来るのでしょうか?いい案はあるのでしょうか?

そういえば、前座の大毅vsシルビオ・オルティアーヌは、過去最低レベルの世界戦と言えるでしょう。大毅vsデンカオセーンをも下回った感があります。(私の採点では、116-113でシルビオ)
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【闘拳伝説】亀田興毅 日本人初の3階級制覇! 亀田がファン達へ贈ったクリスマスプレゼント

亀田祭りをテレビで観させてもらいました

まずテレビでは亀田家で一番の潜在能力を持つと言われている亀田家の最終兵器、亀田和毅が登場してTKOで勝利しました、巧みなフットワークと回転の速いパンチを放ってて強いなと思いました

プロではまだ無敗なんですね、まだ10代だし今後の活躍に期待したいです

大毅は一週間の絶食という減量苦からか、あまり元気がなかったように見えた 試合はあまり面白くなかったけどノーガードで立ち向かう姿はかっこよかった

そして日本人初の3階級制覇なるかという期待の懸かった亀田興毅の試合

対戦相手は日本人キラーの肩書きを持つ強敵、アレクサンデル・ムニョス

登場から亀田は煌びやかな白銀のコスチュームに身を包み、大柄な黒人のボディガードを連れてリッチな演出をし入場

試合は一瞬一瞬に神経を研ぎ澄ませて集中している緊張感があって面白かった

プロレスでもこういう緊張感があれば良いなと思った

ダウンを奪ったシーンで思わずガッツポーズをした

あともう1RくらいあればKOできそうでしたね

そして見事、判定で日本人初の3階級制覇達成

一日遅れだけど、亀田家のファンに良いクリスマスプレゼントを贈れたんじゃないかな

亀田興毅ありがとう!!

次は日本ボクシング界史上初の3団体統一チャンピオンだな、応援してるぞ、がんばれ亀田!
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★WBA世界バンタム級王座決定戦
いかにWBA,JBCが優遇しているかわかる組み合わせですね。長谷川選手がよく引き合いに出されますが論外ですね。LFでMM級の選手と決定戦。負けたと思った(本人も)試合が判定勝ち。同じ選手相手に初防衛、そして返上。Fでは内藤選手に勝ったものの、何もなかったと思われますが、なぜかリング上でグローブを外さない為に疑念を持たれ、そしてポンサクレックには判定負けでタイトルを失った。で階級をSFに上げたところ、Bで正規王者のアンセルモ・モレノが突然スーパー王者に。ランキングも何故か1位を空位にして2位に亀田興が転級。3位のパーラは1ヶ月前体重オーバーとの事で5位のムニョスに。ムニョスは元SF王者ですがBでの実績はありません。一時引退して復帰していますが前哨戦はよれよれ状態。「マッチメークがうまい」と言われればその通りなのかもしれませんが、今や世界は「より強い人間を求めて」のマッチメークが主流ですが、日本は相変わらずの冠主義。しかも意味のわからない理由でWBO,IBFは排除(統一戦のみ認める可能性はありますが意味がない)するという鎖国政策では人気凋落は止まりませんね。亀田選手に恨みはありません。私個人としては序盤KOでムニョスに勝ってもらいたい。かつて私の好きだった村田英次郎さんが追いかけても追いかけても届かなかったこのWBA-Bのベルトが、こういう事情で戴冠されたのではあまりにも寂しすぎます。F.原田氏もコメントされていますように多くの関係者も疑問視している試合でもあります。
同級2位亀田興毅判定アレクサンデル・ムニョス同級5位
ムニョスに昔の面影はありませんでした。私の採点では114-112で興毅で異論は無いのですがオフィシャルの点差はどうでしょうか。それにしてねムニョスのスピードの無い事。それにカウンターを合わすだけの興毅。これが世界タイトルマッチでいいのでしょうか?ダウンは頭突き?に見えますがどうでしょうか。
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問われる「偉業」の価値=亀田興、老雄相手に3階級制覇−WBAダブル世界戦
 ファイトマネーを求め、負けを織り込み済みでリングに立つボクサーは、さげすまれる。名のある選手ほど、プライドの換金はもの悲しい。
 昔のムニョスは強かった。セレス小林に強打の雨を浴びせてスーパーフライ級の世界王座を奪ったのは2002年3月。以降、ことごとく日本選手を打ち負かした。その面影はなく、引退を撤回し10月に苦しい復帰戦を終えたばかりだった。
 スピードの差は歴然。亀田興は、相手の遅く大きなパンチを外し左カウンターを打ち込んだ。最終12回、大きな声を出して気合を入れ、左ボディーブローからのコンビネーションでダウンを奪う。「これからが楽しみ。次に向け大きなステップになった」と喜んだ。今後は4階級制覇も視野に入れる。
 ただ、この王座決定戦が組まれた経緯は説明がつかない。バンタム級王者がスーパー王者に格上げされ、フライ級王座を1度も防衛できなかった亀田興が1階級スキップしバンタム級の上位にランクされた。統括団体の不可解な仕組みがファンを遠ざける。
 この日本人初の3階級制覇は快挙なのか。ランク付けなどに関して本人に非はないが、つくられた偉業なら価値はない。競技とは懸け離れたところで話題になってきた一家の長男。正当に評価され、本当の栄誉を手にするには強い相手と好戦を重ねる以外にない。(2010/12/26-23:06)
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【ボクシング】揺らぐ世界の権威、疑問符の3階級制覇 「黄金のバンタム」が泣いている
2010.12.26 22:03

このニュースのトピックス:ボクシング

WBA世界バンタム級王座決定戦・亀田興毅対アレクサンデル・ムニョス 12R、雄叫びをあげる亀田興毅=26日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ(撮影・戸加里真司) 亀田興が予想通り日本初の3階級制覇を達成した。本来なら「快挙」と呼びたいところだが、実はこの王座獲得には多くの疑問符がつく。

 まず王座決定戦が決まった経緯が不自然だ。正規王者がスーパー王者に“昇格”したため空位になったもので、こんなおかしな話もない。しかも、亀田興もムニョスもバンタム級での実績はなく、試合内容も世界のトップレベルではなかった。

 バンタム級の世界王座はこれまで歴史的なボクサーが連綿とそのバトンを継いできた。“黄金のバンタム”と称されたエデル・ジョフレをはじめ、ルーベン・オリバレス、カルロス・サラテ…。長谷川穂積も一級品の実力を誇示していた。

 その権威が揺らいでいるのは誰の目にも明らかだろう。ファンを夢中にさせたバンタム級という名が泣いている。

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「評価すべき」と擁護も…業界内の反応は冷ややか
 【WBAバンタム級王座決定戦】亀田興の3階級制覇のうち2階級は正規王者からのタイトル奪取ではなく、王座決定戦によるものだ。その上、今回の対戦相手は一時引退していた31歳のベテラン。記録ありきの手法にボクシング業界内では冷ややかな声が多い。

 ある有力ジム会長は「最初に交渉していたのがムニョス以上に衰えがひどいロレンソ・パーラ(ベネズエラ)。こんなやり方ばかりで興毅は嫌にならないのか」と痛烈に批判した。若手のジム会長も「同じ1階級飛び越しての複数階級制覇でも、無敗の強豪と対戦した長谷川穂積(真正)と同列に評価できない。業界の9割が批判的に見ているはず」と首をひねる。

 5度目の挑戦で世界フライ級王者になった苦労人の花形進・花形ジム会長は「一つ取るのだって大変なのだから、3階級はすごい」と言いつつも「昔と今は違うなあ。どんな形であれ、残るのは結果だからね」と複雑な心境をのぞかせた。

 亀田興を擁護するのはムニョスと対戦経験がある元世界スーパーフライ級王者のセレス小林氏。「WBAが認めたタイトル戦だし、こんな例は世界中にある。亀田ばかりとやかく言うのはおかしい。偉業に変わらないのだから正当に評価すべき」と話した。
トモキについて

素材がいい?普通だ。カンが鋭いわけでもなくとりたてスピードがあるわけでもない。パンチもない。最大の弱点。頭が悪そうである。ダメだ、ありゃ。

ダイキについて
取り柄は左フックのみ。だが当てる組み立てもない。兄と同じでたまに相打ちを狙って当てるだけのボクシング。

コウキについて
取り柄がまるでない。ガードを固めて前進。たまにノーモーションみたいなパンチを当てるだけ。三階級制覇?ざけんな。
まあくん さん


気分が晴れないのは
私もです。

でも、記録として
亀田長男が三階級制覇したのは後世に残っていきます…。

日本人初の快挙としてか、
日本人が仕掛けた暴挙としてか、
はわかりませんが。



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興毅快挙の裏に権威下げたカラクリ マッチメークに疑問の声続出
2010年12月27日 17時00分

 世界ボクシング協会(WBA)バンタム級の王座に就き、3階級制覇を達成した亀田興毅(24)。だが日本人初の快挙にも同業者の反応は冷ややかだ。3つのタイトルのうち、王者を破って戴冠したのはWBC世界フライ級の内藤大助戦だけ。今回の王座決定戦も奇妙なマッチメークで、「ベルトの価値を下げて自分たちの首を絞めている」と疑問の声が相次ぐ。さらに客の入りまでサッパリで、興行面も行き詰まっているのが実情だ。

 さいたまスーパーアリーナで26日、亀田3兄弟がそろい踏みした「亀田祭り」。長男・興毅が登場し、メーンイベントとなったバンタム級の世界王者を決める試合は、なぜかこの階級では大した実績もないボクサー同士の対戦となった。

 そもそもWBAバンタム級の王者には、2008年5月からアンセルモ・モレノ(パナマ)が君臨。だが今年8月に7度目の防衛に成功すると、モレノは10月にいきなり「スーパー王者」に格上げされ、正規王座は空位となった。

 ここからとんとん拍子で、興毅に王者決定戦のマッチメークがおぜん立てされる。これが2006年に興毅が最初の世界タイトルを取った際の経緯と、奇妙なほどに酷似しているのだ。

 WBAフライ級から、1階級下げたライトフライ級に転じた途端、興毅は2位に入った。ここでタイミングよく、当時の王者がベルトを返上したため、ファン・ランダエタ(ベネズエラ)と王座決定戦を行い、疑惑の判定の末に王座に就いた。

 今回も興毅は、王座が空いたバンタム級に転じると、無名選手との1戦だけでランキング2位に。しかも今度は相手選びもうまくいった。

 同級5位のアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)は、WBAスーパーフライ級元王者だが、一時引退を表明。今年10月に、11カ月ぶりの復帰戦を行ったばかりだ。

 
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それでもかつては強打で鳴らし、これまで日本人相手に7戦全勝した実績を恐れてか、興毅の父史郎氏(45)は「危険すぎる」と対戦を猛反対したという。だが、判定は3−0で興毅の圧勝に終わった。会場で観戦した格闘技ジャーナリストの片岡亮氏は、ムニョスについて「バランスは悪いし、全盛期とはほど遠い」と酷評した。

 こうして“亀田マジック”ともいうべきマッチメークの妙で、興毅は日本選手初の快挙を達成。タイトル3つのうち2つを、王者決定戦でつかんだ。しかも今回は、ランキングの上位にスーパー王者モレノを置いたまま。世界王者を倒したのは35歳の内藤大助に判定勝ちした昨年11月のWBCフライ級だけだ。

 片岡氏は「最初のライトフライ級は、初防衛戦でランダエタとダイレクトリマッチしただけで返上。フライ級は内藤に勝っただけで初防衛に失敗。今回も含めて3人にしか勝ってない。こんなことでは、3階級王者の権威はメチャクチャだ」と疑問を投げかける。

 それでも対外的に、「日本選手初の快挙」がアピール材料になればいいが、興行面でも振るわなかったことは痛恨だ。

 さいたまアリーナの客の入りは観衆1万1000と発表されたが、実際は3分の1程度。片岡氏は「興毅が提案した500円席も当日まで売り切れなかった」と明かす。さらに「客層が一般的な世界戦とまるで違う。いいパンチが入っても反応がないのに、亀田の大振りパンチがガードの上に当たると盛り上がるなど、本当にボクシングファンがいるのか疑問だ」と指摘。

 しかも、3兄弟から、かつてのようなトゲが消えたことで、大事なお客だった“アンチ亀田”も会場から姿を消した。TBS系列で中継された試合の平均視聴率は、女子フィギュアスケート、M−1グランプリなど裏番組が強力だったとはいえ、興毅戦が13・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。このままではビジネスとしても行き詰まってしまう。

 弟たちの試合はさらにお粗末だった。WBAフライ級の2度目の防衛戦に臨んだ次男の大毅(21)は、減量に苦しみ見せ場のない戦いに終始。微妙な判定で勝ちを拾ったが、階級を上げるため、タイトル返上が確定的だ。

 WBCバンタム級9位の三男・和毅(19)は、「亀田家の秘密兵器」としてカンフル剤の期待もあった。タイ人ボクサーに3回TKO勝ちしたが、片岡氏は「ひどい試合。和毅の見せかけの連打に、相手が自分から倒れてしまった」とあきれる。片岡氏は「強い選手なら一発で仕留められる。和毅はまだまだ、これからのボクサー」と評価する。

 それでも“亀田マジック”を使えば、和毅の「来年は世界タイトルを狙いたい」という目標も、王者を倒さず実現することが可能だ。片岡氏は「兄が王座を返上したところで、王者決定戦に入り込める」という裏技を指摘する。

 兄弟の間でベルトを“持ち回り”すれば、「3兄弟世界王者」はもちろん、一家でいくつの階級を制覇できるやら。ただし、こんなカラクリを知ったファンがどこまでついてくるか…。


「どんなことをしてでも勝ちにいく」

一見、勝利へのあくなき執念みたいで、カッコいいが亀田の場合は種類が違うね。

おいらは、亀田一家には親近感あったし、ボクサーを毛嫌いする世論に反発もあった。だが、おいらの感性のほうが歪んでいた。


こんな低レベルのボクサーに三階級制覇という歴史に名を刻ませた日本ボクシング業界はもう終わりだ。
TBSに限らない。ボクシングに裏切られた。

もう見ない、多分。
まあくん さん


日本ボクシング界
認定団体
亀田一家を取り巻く関係者やメディア
大元の亀田一家



ボクシング

わけて考えないと
大切なものを見落としてしまいます
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果たして亀田家は勝ったのか、負けたのか、その1

結論から言おう。
亀田家は先日の大一番において一敗地にまみれた。
将来を占うという点ではこれまでにない重要な一戦において。

試合は確かに勝った。
三兄弟そろい踏み、内二つは世界タイトルマッチである。
次男の一戦は採点基準により判定の分かれる微妙な、しかしボクシングにおいてはよくありがちな試合となったが、三男、長男は文句のない完勝といっていい内容だった。

にもかかわらず亀田家は明らかに負けた。
負けた相手は「M−1」であり、「フィギュア」であり、それら全てを含んだ概念、つまりは世間の注目度だ。
視聴率13%。
お笑いの18%にすら及ばず、フィギュアの約30%には逆立ちしても勝てない圧倒的な差を見せつけられてしまったのだ。

さらに言えばこの13という数字はつい先日行われたK-1GPとほぼ同率である。
特別なスター選手も話題性もない全盛期をとうに過ぎた今のK−1とだ。
これが大惨敗でなくてなんだというのだろう。

今回のイベントは亀田家にとっては最終兵器一歩手前というほどの切り札であった。
亀田家にとっての最終兵器が「三兄弟同日世界タイトル」であるのは間違いないだろう。
今回はその究極の秘奥義に限りなく近い一手だった。
なんといっても実の兄弟が同じ日にタイトルに挑戦しているのだ。
しかもそのタイトルは日本ではなく世界である。

対戦相手のレベルがどうこうだの権威が落ちた云々とかケチをつけたがる人が多いが、そんな条件は世界中どこでも一緒のはずだ。
その同じ条件の中でいまだかつてどこのファミリーもなしえていないことを亀田家がやってのけたのは紛れもない事実。
その中心となった稀代の戦略家亀田父と、その父を信じ忠実にボクシングを学んできた三兄弟にはただただ驚嘆するほかない。

もともと亀田家のスタイルは守りを固めた堅実なボクシングであり、これはボクシングを引退した後も脳に障害などを残してほしくないという亀田父の考えによるところが大きい。
つまりやるかやられるかというスリリングな戦い方ではなく、防御を固めてコツコツ攻めていくという、言ってみればかなり地味な戦法だ。
当然見ていて面白いボクシングとはお世辞にも言えない。
おそらく普通にボクシングをしていただけでは、いかに三兄弟という売りがあったにしてもこれほど世間の注目を集めることはできなかったに違いない。

そこで亀田父が考えたのが試合そのものではなくそれ以外の部分で盛り上げるという商法だ。
あのテレビでさんざん取り上げられた独特のトレーニング法もおそらくはテレビ用のもので、写っていないところではかなりオーソドックスな練習を反復していたのではないかと思われる。
そして試合前後のど派手なパフォーマンスである。

三兄弟で世界を目指す親子愛、試合前後のパフォーマンス。
これにテレビは飛びつき、そして世間も亀田父の思惑通り食いついてきた。
視聴率が取れるコンテンツにはスポンサーが付く。
スポンサーが付けば資金が豊富となり一般人では不可能だったことが可能となる。
それが世界ランカーとのマッチメイクだ。

世界タイトルを取るにはタイトルマッチに挑戦しなくてはいけない。
当たり前のことだが、実はここから先を真剣に考えて実行した人間はこれまでいなかった。
目標を設定し、そのための最短経路を取る。
亀田父がやったことは突き詰めてみればこれに尽きる。

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果たして亀田家は勝ったのか、負けたのか、その2

就職に置き換えればわかりやすいだろう。
たとえば医師になろうと思えば当然その資格を取得しなくてはいけない。
そのための最短経路は大学の医学部に入ることであり、それ以外のいかなる方法も遠回りになるだけだ。
医師になりたいのにわざわざ経済学部に入る者はいまい。

亀田父の戦略もまさにこの単純明快で合理的なものだった。
世界タイトルに挑戦するには世界ランカーにならなくてはいけない。
では世界ランカーになる最短経路はといえば、それは現役の世界ランカーと試合をして勝つことである。
しかしよほどの大きなジムでもない限り、世界ランカーとの試合など簡単に組めるものではない。

それを可能にするアイテム、それがマネーである。
世界チャンピオン以外は生活することもままならないという極端な階層性を持つボクシング界。
そこでは当然金が絶大な力を持つ。
この先世界チャンピオンになってビッグマネーを稼ごうというランカーもいれば、ようやくランカーになったものの将来は明るいとは言えないボクサーもいる。
ましてアメリカを除けば経済的にはほとんどの国が日本よりははるかに貧しい。
なれるかなれないかわからない世界チャンプへの道よりも、目先の大金に目がくらんで名もなき若僧と試合をする方を選択する世界ランカーがいても何ら不思議はない。

つまり世界ランカーを呼ぶだけの資金があれば試合を組むことは可能となる。
それが亀田父の戦略の肝であった。
亀田ファミリー世界への挑戦というコンテンツでスポンサーを獲得し、その資金で世界ランカーとのマッチメイクを可能とする。
もちろんその試合に勝つには世界ランカーに勝つだけの力量を身につけなくてはいけない。
ここもまた亀田父のしたたかなところで、子供たちの現在の力量と試合までの成長度、そして何より相性を冷静に吟味して勝算がありそうな世界ランカーを相手に選んでいる。

だからたとえば世界8位に勝ったからといって9位以下の選手より力が上かというとそうはならない。
あくまで8位のその選手に勝ったというだけであり、その選手の特徴を徹底的に研究したうえで、その選手にしか通用しない戦術を駆使して勝利への最短距離を進んでいるわけだ。
その結果世界ランカーとなり、またも資金力を活用して世界タイトルへの挑戦権を得る。

ここまで書けばお気づきとは思うが、この世界チャンピオンへの最短経路のどこにも日本タイトルなるものは登場しない。
これが亀田家が日本人と試合をしてこなかった最大にして唯一の理由であり、世間で邪推されているような日本選手を避けて通っているといった批判は完全に的外れであろう。
亀田父の目標は極めて明確であり、そのために可能な限りの手を使い子供たちに最短距離を歩ませようとした。
ただそれだけであり、その道中に日本タイトルというものがなかったというただそれだけのことである。

むしろ世界チャンピオンを取るための最短距離に日本タイトルというものが入っていないことになぜ誰も疑問を抱かないのだろう。
なぜわざわざ遠回りになるような経路を取らないといけないのか。
これまでみんなそうしてきたからという以外に、日本タイトルに挑まないといけないだけの納得のいく説明は誰にもできまい。

歴史を作る人間は当たり前とされてきたことに疑問を抱く。
信長、竜馬がそうであったように亀田父もまた古くからの慣習や権威に疑問を持ち、単純明快で合理的なやり方でボクシング界に新たな歴史を作ることに成功した。

しかし今回の大惨敗でさすがの亀田父も打つ手に窮したというのが実情ではないだろうか。
今回の一大イベントで13%となると、仮にこの先三兄弟同日世界タイトルが実現したとしても、それほど多くは望めまい。
それ以前に今回の結果を受けてスポンサーが亀田家の商品価値に見切りをつける可能性も否定できまい。

先にも述べたように試合前後のど派手なパフォーマンスに堅実で地味な試合運び。
そのギャップこそ亀田家の本質であり、そこからパフォーマンスを取ってしまえば後に残るのは退屈なだけのお堅い試合のみ。
あの内藤戦でのバカげたマスコミによる亀田いじめが亀田家からパフォーマンスを奪い、その結果が今回の視聴率である。

あの時したり顔で、これを機にまっとうなボクサーに成長してほしいといっていたコメンテーターたちは、そのまっとうなボクサーになった彼らの試合をその後見ているのだろうか。
本当にこんな彼らを見たいと思っていたのだろうか。

マスコミを活用し、そのマスコミにつぶされた亀田父。
果たしてこの先リベンジを果たすさらなる秘策はあるのだろうか。
そろそろ主役の座から降ろしてあげようではないか


先日の亀田祭りの視聴率を見て、「亀田家、惨敗」という声が聞こえる。

確かに裏番組であるM-1やフィギィアスケートと比べると視聴率は低い。 しかし、これをボクシング業界という狭い括りで考えるとどうだろうか?

ラストイヤーとなるM-1や不調続きから復調の兆しを見せた浅田真央を向こうに回して、13%という視聴率を稼げるボクサーがそうそういるだろうか?

やはり今年もボクシング界の主役は世間的には亀田家だったのだ。

MVPは西岡だった。 エースと言えるのも西岡、長谷川、内山、粟生あたりだろう。 しかし、強いのと主役はどうやら違うようだ。

しかし、その主役も既にボロボロだ。 元々一般層にまで懐疑的に見られていたその実力は今回の興行でその手法と共に一種のトリックである事が明るみに晒されたといっても過言ではないだろう。

「史上初の三階級制覇」、「兄弟同時王者の誕生」等の話題がもはや通用しない事は明らかだ。 仮に来年「三兄弟同時王者の誕生」や「四階級制覇」などが達成されても同じ事だろう。

主役が地に落ちる…

確かに亀田家は様々な面で批判の対象となってきた。 ボクシングファンとしてその在り方にもどかしさを感じてきたのも事実だ。

しかし、ボクシング界の広告塔の役目だけは立派に果たしたと、そこだけは称えたい。 今、ボクシング界は確実に日の目を浴びている。 亀田家が飽きられてもまだボクシングというコンテンツ自体には猶予期間が与えられている。

今こそ亀田家という張りぼての主役を踏み台に「本当に主役を張れるボクサー達」が主役の座に躍り出るべきなのだ。

ボクシングの本来の魅力が伝わるカードの提供、これが出来るか問われる一年になるだろう。

そこで最も期待するカードが長谷川VS内山だ。

先にエース候補として名を挙げた4人の組み合わせが実現すればどれでもそれなりの期待はできる。 しかし、ジムの兼ね合いやファイトスタイル等を考えれば上記の組み合わせが最も現実的且つ、魅力的かと考える。

まず、4人の中で最も知名度があるのが長谷川だ。 長谷川はバンタム級王者時代から度々バラエティ等への出演も行ってきた。 亀田や内藤大助ほどではないかもしれないが、それなりの知名度はあるだろう。

そして長谷川の対戦相手として考えた際に粟生はその関係性を考え除外。 そして西岡も粟生の同門である事や、お互いのファイトスタイルから分かりにくいハイレベルな技術戦になってしまう可能性も考えるとアピール材料としてはマイナスだ。

その点、内山であれば面倒な柵は今のところ聞かない。 実力的にも申し分なく、何よりそのファイトスタイルから必ず面白い試合を提供してくれるであろう。 以前に「リナレスと戦いたい」と言っていた事やソリスとの統一戦を喜んでいた事から考えても強豪との対戦は望むところだろう。

階級的にはバンタムから二階級上げてきたばかりの長谷川が更に階級を上げなければいけないというハンデはあるが、その代わりに三階級制覇という見返りもある。

長谷川が日本人対決に消極的な事やリスクの高さを考えると、実現は難しいが、ぜひ観てみたい。

2011年、果たしてどのような対戦が実現するだろうか。
参考情報


なんとなく3階級制覇した王者の戦績とか相手とか

アレクシス・アルゲリョ
世界戦戦績 19勝17KO3敗
主な対戦相手 オリバレス、エスカレラ、プライアー

ウィルフレド・ベニテス
世界戦戦績 8勝2KO2敗
主な対戦相手 レナード、ハーンズ、デュラン

ウイルフレド・ゴメス
世界戦戦績 19勝17KO3敗
主な対戦相手 サラテ、サンチェス、ピントール、ネルソン

ヘクター・カマチョ
世界戦戦績 9勝2KO4敗
主な対戦相手 チャベス、ティト、デラホーヤ、ロサリオ、ラミレス

フリオ・セサール・チャベス  
世界戦戦績 30勝21KO4敗1分
主な対戦相手 カマチョ、デラホーヤ、ウィテカ、ジュー

マイク・マッカラム
世界戦戦績 15勝8KO4敗1分
主な対戦相手 トニー、ロイ・ジョーンズ、ティオゾ

ウィルフレド・バスケス 
世界戦戦績 16勝9KO4敗1分
主な対戦相手 カニザレス、ハメド、セルメニョ

アイラン・バークレー  
世界戦戦績 3勝2KO6敗
主な対戦相手 ハーンズ、デュラン、ナン、ベン、マスケ、トニー
特筆すべきはハーンズ戦の2勝 陥落もデュラン、トニー

ジェームズ・トニー  
世界戦戦績 11勝4KO1敗1分1ノーコンテスト
主な対戦相手 ロイ、ナン、マッカラム、バークレー、ジーロフ、ジョンルイさん

フェリックス・トリニダード
世界戦戦績 20勝16KO1敗
主な対戦相手 デラホーヤ、ホプキンス、バルガス、カマチョ、ウィテカ、ジョッピー

ジョニー・タピア
世界戦戦績 17勝6KO2敗1分
主な対戦相手 バレラ、アヤラ、メディナ、ロメロ

エリック・モラレス
世界戦戦績 18勝11KO3敗1分
主な対戦相手 パッキャオ、バレラ、サラゴサ、アヤラ

マルコ・アントニオ・バレラ  
世界戦戦績 22勝12KO4敗
主な対戦相手 モラレス、ハメド、アヤラ、ジョーンズ、(パッキャオ)

シェーン・モズリー  
世界戦戦績 16勝12KO5敗
主な対戦相手 デラホーヤ、コット、ライト、マルガリート、(メイ)

ファン・マヌエル・マルケス
世界戦戦績 10勝5KO3敗1分
主な対戦相手 パッキャオ、バレラ、メイ、カサマヨル、ディアス、ジョン

フェルナンド・モンティエル
世界戦戦績 18勝14KO2敗
主な対戦相手 長谷川穂積、マーク・ジョンソン、カスティーリョ、エルナンデス

ミゲール・コット
世界戦戦績 15勝12KO2敗
主な対戦相手 パッキャオ、ジュダー、モズリー、マルガリート

微妙組
ジェフ・フェネック (新興IBF含む) 
世界戦戦績 11勝8KO2敗1分
主な対戦相手 サマート、カルロス・サラテ、アズマー・ネルソン、新垣諭

デューク・マッケンジー(新興WBO含む)
世界戦戦績 6勝3KO4敗
主な対戦相手 セサール・ソト、ダニエル・ヒメネス、スティーブ・ロビンソン

ウンベルト・ソト (王座決定戦ばっかw)
世界戦戦績 11勝5KO1敗1ノーコンテスト
主な対戦相手 フアレス、グスマン、デビッド・ディアス

ホルヘ・アルセ (Sフライ級が微妙な決定戦&フライの統一戦やってない)
世界戦戦績 18勝13KO4敗 
主な対戦相手 ダルチニアン、ミハレス、カルバハル

亀田興毅(言わずもがな)
世界戦戦績 4勝0KO1敗
主な対戦相手 内藤、ポンサクレック、劣化ムニョス


戦績で微妙なのはマッケンジーとバークレー
ただバークレーはハーンズ、デュラン、レナードと80年代4強うち3人とやってて
陥落したのもデュランにトニーさんだから凄い
マッケンジーは亀田長男と変わらない

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「亀田」というスタイル

先日、亀田興毅が“日本人初の3階級制覇”を成し遂げました。

亀田に関する評価は色々ありますが、「こういう手段」も充分通用すると証明した点は大きいでしょう。
これはプロボクシング全体の問題でもあり、今後も課題となる部分であります。

どれだけ強くとも、WBA,WBCでなければ日本ボクシングではチャンピオンになれない。一方でWBA,WBCであれば空位をめぐって興業を打ちさえすればチャンピオンになれる。

そんな現実の具現として、亀田興毅は語りつがれていくのでしょうか。西島洋介とは真逆の語り口で。

亀田興毅のプロモーションの巧みな部分は、リング上がるときには「全て終わっている」という点です。亀田は手数を出してKOさえされなければそれでよいのです。
観客や視聴者にはTV番組での営業で存在をアピールし、解説にはとことんヨイショをさせる。対戦相手には強い相手を選ばない。
ゴングが鳴る前から場は出来上がってるわけです。後は最後までショーを続ければ仕事が完了するのです。

そのため、亀田の試合はあまり盛りあがりません。
ただでさえカウンタースタイルな上、一か八かで勝負をかけなくていいから当たり前です。というより勝負は始まる前に終わっているのです。世間が注目できる体制を築いた時点で。

生き残る、条件を不平等にする。
そういう意味で、小手先のテクニックとしては武道に通じる部分があるかもしれません。
しかし、格闘技の「最も強い」あるいは「最も磨かれた」選手を決める、というコンセプトに逆らっていることは間違いないでしょう。

ボクシングは格闘技であることを捨てたのでしょうか。
亀田興毅の「今後」に注目したいところであります。
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壮大な夢を語り、まやかしの現実を追いかける



「前人未到の大快挙を成し遂げた日本ボクシング界史上最強ボクサー亀田興毅が王座統一、そして四階級制覇を視野に!」

本人の幻想ではこのような見出しが躍っているのだろうか?

亀田興毅が次の目標としてモンティエルVSドネア戦の勝者との三団体統一戦を視野に入れたようだ。 そして自身の体格が本来はスーパーフライ級向けであるという事から、一階級下げての四階級制覇をも目指すらしい。

もうWBAにタートル級でも作ってもらって永久名誉スーパーチャンピオンにでもしてもらったらどうだ? もちろん大好きな「史上初」の肩書も付いてくるわけだ。

一体誰がモンティエルやドネアとの対戦を鵜呑みにするというのだ? どうせ理由をつけて「俺はやりたかったけど…」という展開にする事をまともなボクシングファンであれば誰でも理解している。

恐ろしいのは四階級制覇のほうだ。 これは亀田興毅ならかなり高い確率で成し遂げてしまうだろう。

まずWBAだが、先日久高相手に防衛を果たしたウーゴ・カサレスはもう既に32歳だ。 現時点では厳しい相手だが、近い将来衰えを見せてもおかしくない。(あくまで主観だが、激闘型が多いせいかメキシカンは割と衰えが急速に訪れる気がする)

そして、WBCもトマス・ロハスという決して一流王者とは言えない王者が君臨する。 こちらは年明けに名城信男との対戦が内定しており、その具合を見てからか。 どちらも30歳(ロハス)、29歳(名城)と決してボクサーとして若いとは言えない。

本来であれば今年はボクシング界に明るい話題が満載な年であったと言えるだろう。 長谷川穂積や粟生隆寛の二階級制覇、ベテラン西岡利晃の奮闘、内山高志の連続KO防衛など。 そして来年以降に向けても井岡一翔、宮崎亮、亀海喜寛、山中慎介などの非常に魅力的なホープが台頭してきている。

その全てに水を差してしまうような暴挙を己が為だけにしようとする三階級制覇王者…

案の定、ボクシングファンや業界は冷ややかに見る向きが多い。

しかし、一部の者は確実に「努力」や「家族の絆」によって盲目にされてしまっている。

努力も家族の絆もまやかしではないだろう。 

確かに幼少期よりあの父親に指導されてきて、あれだけの肉体を作り上げているのだ。 ボクシングの実力はさておき、相当の努力を積んできたのだろう。 家族の絆も然りだ。 亀田家の全てをとは言わないが、現代社会の家族関係において見習うべき点を多く抱える家庭もある事だろう。

しかし、それらは試合の中では全くもって意味をなさない。 

「頑張ったら皆が一等賞」なら保育園の運動会と同レベルだ。

家族と仲良く出来たご褒美は画用紙の端に花丸でも貰って満足してくれ。

2011年、亀田家の目標は年末に三兄弟での三大世界タイトルマッチらしい。

この暴走は止まるのか?
史上初3階級制覇と言うけれど……。
亀田興毅を手放しで祝福できぬ理由。
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渋谷淳 = 文 
text by Jun Shibuya

亀田 興毅 アレクサンデル・ムニョス  12月26日、亀田3兄弟の長兄、興毅が国内史上初となる世界3階級制覇を達成した。

 一方的な試合内容。文句のないジャッジ。日本人初となる偉業。本来であれば祝福すべき快挙にもかかわらず、気が重いというのが正直な感想だ。やはりこの試合、ひっかかるところが多いのである。

 試合が発表された時点で嫌なムードは漂っていた。その理由は第一に、今回の試合が王座決定戦という事実だった。

 王座決定戦とは、チャレンジャーがチャンピオンに挑戦するのではなく、たとえばチャンピオンが王座を返上してタイトルが空位になったときに用意される試合だ。チャンピオンがいなくなったのだから、本来ならばランキングの1位と2位の選手が王座決定戦に出場する。ところがさまざまな理由によって、そうもいかないケースがある。

 だから1位と2位の試合ではないからといって、即批判の対象になるわけではない。それでも今回のバンタム級王座決定戦はあまりに唐突であり、理解に苦しむ点が多々あった。まず、WBAの10月発表のランキングでスーパーフライ級の2位だった興毅が、11月に突然バンタム級の2位にランク入りし、合わせて正規王者のアンセルモ・モレノがスーパーチャンピオン(防衛回数を重ねるなど実績を残した王者がより格上の王者になる制度)に昇格すると発表された。これによってチャンピオンが空位となり、2位である興毅の王座決定戦出場が決まったのだ。

日本のボクシングファンが絶句した3階級制覇の対戦相手。
 この成り行きは、興毅が初めてタイトルを手にした4年前の試合に似ている。

 あのときはフライ級からいきなり階級を下げ、ライトフライ級でのやはり王座決定戦だった。対戦相手はファン・ランダエタ。直前までランダエタはもう一つ下のミニマム級のランカーだった。それが急きょライトフライ級の上位にランクされ、興毅との決定戦に挑むことになった。ダウンを喫しながら興毅に軍配が上がった判定ばかりが物議を醸したが、あの一戦も試合そのものが世界タイトルマッチというには物足りなかったのである。

 それでもなお、難敵と思われる対戦相手が用意され、試合内容に期待が持てさえすれば、試合決定までの手続きなど小さな話だったかもしれない。しかし、ベルトをかけて拳を交える選手が元WBA世界スーパーフライ級王者のアレクサンデル・ムニョス(ランク5位)に決まったというニュースは、国内のボクシングファンを絶句させた。

史上初3階級制覇と言うけれど……。
亀田興毅を手放しで祝福できぬ理由。
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2月に引退し、10月に突如復帰していた31歳のムニョス。

 奇しくもランダエタと同じベネズエラ人のムニョスは2002年3月(もう9年近く前だ)、セレス小林に勝利して初めて世界タイトルを獲得した日本でも馴染みの深いボクサーである。セレスに勝った当時の戦績は22戦全勝全KOで、戦績に違わぬ強打者だった。空振りをしただけで日本武道館がどよめくほどの迫力があり、セレスから5度もダウンを奪った姿は我々に強烈なインパクトを与えた。

 その後、足掛け7年にわたって日本で6度のファイトをしたムニョスは、少しずつ衰えゆく姿も我々の目の前にさらした。'08年5月を最後にタイトルマッチ戦線から後退すると、今年の2月には引退を表明。ところが10月に突如復帰して判定勝利を収めると、最初に興毅の対戦相手とされていたロレンソ・パーラの代役として、急きょ3週間前に決定戦への出場が決まったのである。

 これでムニョスのパフォーマンスに期待しろと言われても無理だろう。

戦略的なマッチメークが、すなわち「悪」ではない。

 実際にリングに上がった31歳の衰えは顕著だった。動きにキレはなく、強いブローを打つと下半身がついていかず、その肉体は力なく流れた。序盤こそ気力で攻勢の場面も作ってみせたが、中盤から息切れすると、24歳と若い興毅のスピードについていけず、徐々にその差は開いた。最終回にダウンを喫しながらKO負けだけは拒み、元王者としてのプライドを見せるのが精いっぱいだった。

 試合後、'08年1月にムニョスと対戦して判定で敗れた元世界王者の川嶋勝重に電話を入れた。かつて死闘を繰り広げたムニョスの衰えた姿に肩を落としているかと思いきや、その声は意外にも明るかった。

「特にがっかりしたということはないですね。一度引退したと聞いてますし。ある程度予想していたという感じです」

 プロボクシングは興行の世界であり、マッチメークにはいつの時代も戦略が伴う。不得意と思われるタイプのチャンピオンがいれば、その選手が負けるまで待つという選択肢が存在する。タイプは合いそうだけれど金銭的に折り合わずに挑戦を見送るケースもある。1階級下のチャンピオンが組みしやすいとみれば、減量苦を覚悟であえてチャレンジするケースもある。だから対戦相手を選ぶことが、すなわち悪というわけではない。

史上初3階級制覇と言うけれど……。
亀田興毅を手放しで祝福できぬ理由。
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心揺さぶられる試合を亀田兄弟は実現できるのか?

 そういう意味で、亀田家は絶妙なマッチメークで現在の地位を築いたと言えるだろう。王座決定戦をうまく活用したのもしかり。若くてパワフルでパンチのあるボクサーを慎重に避け、技巧があっても非力だとか、名前があっても峠を過ぎている対戦相手を選んできたのは、ある意味で賢かった。

 ただ、そのような手法でタイトルを獲得できたとしても、互いの技巧と力がぶつかり合い、見ている者が手に汗を握り、心を激しく揺さぶられるような試合は、とても実現できない。3階級制覇という偉業のかかった試合にもかかわらず、この日の会場・さいたまスーパーアリーナはかなり空席が目立った。ファンに訴えかけるだけの試合ではなかったのだ。

 試合後の興毅は声を弾ませていた。

「今日は次のステップにむけて重要な試合になったと思う。もっと練習して、いろいろな国をまわって、いろいろな選手から吸収して強くなっていきたい。そしてもっとビッグファイトをして、もっといい試合を見せられるようにがんばりたい」

 いつの日かラスベガスのリングで、米国を拠点に活動する強豪たちと拳を交えたい。新王者はそのような夢も語った。

 志の高さが救いだと思いたい。

> ?(記憶をかきかエロさん
長文過ぎて誰も読まないよダッシュ(走り出す様)
たぶん、書いていることは正しいと思いますが、読み手の気持ちにならないと…、独りよがりになってしまいますよ。
ん?

私は読んでました。これ別に?さんが書いたものではなく、他の媒体のコピペですよね?

「こういう意見もある」と羅列していくのはいいと思います。

(まあ出典を記載したほうがいいと思いますが)




時代の空気を
写し取っているような
記事や散文を
ここの示しています!

今後、10年後20年後
亀田長男の3階級制覇はどう評価されていくのか見物です。

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