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P・K・ディックの三つの聖痕コミュの好きな作品

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お好きなディック作品を紹介してください。まだ読んでない作品の案内にもなれば。

参考:発行作品がまとめてあるサイト
http://pop270.com/ywp8700/book/pkd/index.htm

コメント(76)

はじめまして。

「ユービック」 冒頭、怒涛の展開が大好きです。

「追憶売ります」 ポール・バーホーベン監督による映画も最高でしたが、幻のクローネン・バーグ版もとても気になります。

ガビッシュとか感応ボックスとか楽しい言葉が目白押しでディック作品は素晴らしいですね。
はじめまして。

僕は自分が大傑作『高い城の男』のアベンゼンがナチに暗殺されてしまった後(書かれざる続編にはそういう構想もあったそうな)、こっちの歴史世界に生まれかわってきた者であると狂信するほどに、狂おしくディックを愛しています。

 でも、一番好きなのは何と言っても『聖なる侵入』なんです。で、当然のことですが、そういう僕は当然、VALIS をマジで信仰しています。ほとんどホースラヴァー・ファット状態(笑)。。でも、電波系じゃありませんよ。

 で、ハンドルネームが"NOVALIS666"とヘンなのは、そのせいなのです。もちろん、それはNO-VALIS-666なんで、「VALISじゃなくくて黙示録の獣」なんだぞという逆らいたい気持ちがなくはないんですけど、それより一層、PKDを運命的に呪縛していたとしか思えないドイツ初期ロマン派の詩人哲学者ノヴァーリスの偉大さを強調したいからなんです。

 ノヴァーリスがその運命の恋人ゾフィー(ハギア・ソフィア)に出遭った日付が、1794年の11月17日。
 
 そして、どういうわけだか、ディックの運命をやがて決定的に狂わせていくきっかけとなるあの事件、謎の侵入者による金庫爆破事件が起きたのが、1971年の何故か同じ11月17日。
 さらに、神秘のピンクの光線が彼の前に顕現したのが、何と1974年、つまり1794のいわば数字の綴り変えになっている。
 そこにはもう、偶然の一致とかシンクロニシティだとかでは済まされない何か底知れぬまでに恐ろしい運命の深淵が開いているとしか思えません。

 ディックはVALISを書く事を通して、実はNOVALISの運命を反復し増幅していたのです。彼はそれを意識してたのでしょうか? すべてを意図してそう演出していたのでしょうか? それとも全く何も気づかないまま「何か」に操られるようにそう動かされてしまっていたのでしょうか? 

 しかし、いずれの場合でも、それぞれ全く異なった意味において、フィリップ・K・ディックは本当にとんでもない畏るべき作家であったのだと震撼せずにはいられません。

 いや、ことによると、彼の最高傑作とは小説作品なのではなく、彼が全実存をかけて、現実と非現実の境界を形而上学的に溶融させてしまうことによって生まれ出てきたVALISという名前の不思議な出来事だったのだというべきかもしれない。

 つまりディックは〈神〉を創造してしまった男であり、そしてその〈神〉のいるこの不思議な現実こそが、ディック最大の芸術作品なのだ、と言えなくはないでしょうか。

 ところで、これは「好きな作品」というのではないけど、とっても気になる(実はこれに限ってはかなり「電波」な理由から)作品があります。

 「時は乱れて」

 たしかサンリオSF文庫で一番はじめごろに出たものなのに、今や絶版で、まだ創元からもハヤカワからも出ない。僕にとっては幻の本です。
 どなたか読んだ方いらっしゃいませんか?
数字の並び替えといえば、ディックは 1928 年に生まれ、
1982年に死去したんですよね。

http://www.gnosis.org/pkd.FAQ.bio.html
> Born in 1928, Philip K. Dick died in 1982
> (you just need to change the two
> and the eight, very phildickian process!).


『時は乱れて』

ブレードランナーに感涙して、電気羊に興奮し、そこから
サンリオSF文庫のディックにハマる日々が始まりました。
律儀に出版順に読んだので最初が 3-A 『時は乱れて』でした。
衝撃というか、なんか、スコ〜〜〜ンと突き放されたみたいな
ラストに、しばし呆然。。。
ところが実話っぽい映画『ビューティフル・マインド』の
エビソードに似たような話が出てきてビックリ。なにか
関連があるのでしょうか?
私は親父の書棚の「太陽クイズ」から入ったクチなんで、
一応推しておきます。ハヤカワの銀色した変な形の本でした。
奇抜な展開に惹かれて、以後芋づる式に
Dick作品を読み漁った記憶があります。
Dickにも私にとっても原点かなw

皆様が上げられている作品もほんとに面白いです。
流れよわが涙、ユービック、死の迷宮、もちろん電気羊も。
初めまして。
ディック大好きです。
「逆廻りの世界」
「ユービック」
「虚空の目」とか…。
今はみんなタイトルが変わってますよね?

脳の中の普段使わない部分を刺激してくれるディックのおかげで
ドラッグなんか使わなくてもトリップできちゃうのがイイです。
> 今はみんなタイトルが変わってますよね?
ハヤカワSFシリーズやサンリオSF文庫で出てたものが創元SF文庫で復刊されたものについてはタイトルが変わっていますけど、『ユービック』や『逆まわりの世界』といったハヤカワ文庫SFのものは変わっていないと思いますよ。
はじめまして 
ユービックを映画化前提でディック自身が一気に書き下ろしたシナリオ版『ユービック:スクリーンプレイ』を最近読みました。ディック自身のイメージする映像の雰囲気が細かく伝わってきて非常に面白く読ませてもらいました。ディックの頭のなかを少し覗けたような気もしました。
ながれよ我が涙、と警官はいった

ヴァリス3部作です
 創元推理文庫の、「フロクリス8から来た友人」はなかなかよいです。
 前頭葉が肥大した「新人」と、超能力を持った「異人」、そして一般人「旧人」の対立という構造がおもしろい。そしてなんといっても黒髪のスレンダーな、いかにもディック的なヒロインが俺好みです。ラストは微妙ですが、ディック好きなら納得。
 ちなみにディックとの出会いは中2のときブックオフで買った「いたずらの問題」でした。
はじめましてー
割と最近ファンになったので、絶版本とかを持ってる人が羨まスィ。古本屋では、2000円とか値段付いてますしー。

「アンドロイド〜」とか「流れよわが涙」が好きです。
ともにラストあたりの緻密な心理描写が秀逸で、そこまでの流れとあいまってぞくぞくします。「流れよ〜」は、だんだんストーリーの基軸が、最初の主人公から警官へと変わっていく辺りがすごいです。
あとは読んで、当時の心境もあいまってゲロを吐くほど(失礼)感動したのが、「あなたをつくります」ですかね。
ディックが別れた奥さん(何人目だっけか)に当てた作品のようですが、いや、ヒロインの攻撃的な性格が素晴らしいw
「シミュラクラ」「ザップ・ガン」など、エンターテインメントに徹しながら、おそらくはやる気を失って完全に破綻してしまっている系統が好きですね。完全版を夢見たりします。
完成度の高さでいえばやはり「ユービック」。あと「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」。
ヴァリス三部作は好きではないです。
あ、「テレポートされざる者」の二度繰り返されるレストランのシーンが好きです! なんということをやるのでしょう!
私は、「死の迷宮(今は「死の迷路」ってなって創元から出てるのか)」が好きです。
はじめまして。
「高い城の男」と「暗闇のスキャナー」が好きです。
私は、このタイトルのコミュになんですが「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」です。
こいつのラストは私の中に輝くSF小説の最高峰です。映像でも、絵でも描けない小説(文章)ならではの表現と、地平線が無くなっていくような感覚に震えました(ACIDなモノを感じずにはおれませんが・・・)。

しかし皆さん、「暗闇の〜」や「流れよわが涙〜」など、数少ないSFじゃない作品(いや、厳密には申し訳程度にスパイカメラみたいのとか出てきますが・・・)が多くてビックリです!
特に「暗闇の〜」はディック本人がお気に入りとはいえ、そこまで純粋に楽しめる作品でもないので、意外とマニアな人が多い証拠でしょうか?「へえ〜」と関心しきりに読ませて頂きました。

っていうか、一つに絞れというのも酷な話ですよねえ。
はじめまして。

「我が生涯の弁明」っていうのはアリですかね?無しですね。(笑)
「聖なる侵入」です。最高です。美しい。
>レイストリンさん

「弁明」についてですが、基礎知識が必要なほど難解かどうかは私には分かりません。(笑)
これは、ヴァリス体験をきっかけとして、その体験をディックなりに、ああでもない、こうでもない、と解釈しているもので、「ヴァリス」及び、ディック神学に興味があれば面白いと思いますし、読めると思いますです。
例のヴァリス体験の、より明確な描写もあります。
もちろん、ヴァリスだけではなく、その他の過去の作品の自分なりの再解釈などもやっております。とにかく面白いです。
てなわけで、読んでおく必要があるのは、「ヴァリス」くらいですかね。

ちなみにこれは、長い間、「釈義」と呼ばれていたものの一部ですね。私は訳が待ちきれなくて、これを訳しているという翻訳家の飯田隆昭さんのところに訳の一部のコピーを譲って欲しいと本気で訪ねようかと思ってました。(笑)
でも実際に出てみると大瀧さんでしたけど。
はじめまして。ディックも好きでたくさんよみましたが、皆すぎさりし若い日の話。。忘れてます(笑。パーキー・パットの日々は最後のほうに読んだせいかなぜか印象に残っています。それほど好きだった記憶はないのにね。当時はサイバーパンクのドライブ感が好きで、ディックは「むずかしいな。。」と思うこともありましたが、今は、ディックの印象のほうが深く残っています。みなさんのコメントを読んで、読み返したくなりました。
どうしてもどうしても『銀河の壺直し』と『ザップ・ガン』が嫌いになれません。駄作だと思うんですが。
> 草冠に西さん
ぼくも好きです。「さあ、去年を待とう」も。
どれも駄作とは思いません。
本日、参加しました。新参者です。
私もここの主と同様「the three stigmata of palmer eldritch」が一番好きですね。その次は「火星のタイムスリップ」、「ユービック」、「eye in the sky」、「アルファ系衛星の氏族たち」と続きます。
もちろん『銀河の壺直し』と『ザップ・ガン』もはずせません。

「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」は、いつも泣いてしまいます。
本当に今の自分の状況に似ている。(ドラッグは抜きですが)
いくら努力しても這い上がれない酷い世の中、神も仏も救いもない世界でドラッグに頼るしかない主人公たち。
地獄のようなバッドトリップを潜りぬけ、数々の遍歴を重ねた結果、地球に向かう宇宙船の中で考えるレオの強い信念に自分を重ねてしまいます。
こんにちは! 私も新参者です!
「ユービック」は本当に好きですね 一年に一回は読んでるかもしれません。「高い城の男」「電気羊」「暗闇のスキャナー」「フロリクス」も  でも「逆まりの世界」は異常でした。「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」はやっぱり最後いいですよね〜 ああぁ悪夢が・・・
ヴァリスは やはりまだ理解できません かなり前に読んだのでもう一度読んでみます 
それと 長年探し続けている「怒りの神」をこのあいだ見つけました が よく見ると BOX売り〜〜 バラ売りできませんか?って聞いても ダメー
しょうがないので 触るだけ触ってきました。

はやく みなさんのようになりたい!
新参者です。高校〜20歳の頃の貪るように読み漁ってました。

好きだったのは電気羊と暗闇のスキャナーですかね。
この2作だけが破綻もなく前向きな終末だった記憶が。
あと短編も良いのが色々あって好きです。

当時はブームでたくさん出版されたけど中には破綻していて本としてどうなの?wみたいなのもありました。

でも独特の暗い粘膜に覆われたような世界が好きです。
「アルファ系衛星の氏族たち」も捨てがたいな。
精神を病んだ主人公が大好きですね。
偏執狂的分裂病のため、夢想癖、妄想癖、被害妄想がひどい。
そのため、色んなことに手を出してどんなことも中途半端。
しかも精神を病んでいるため、ヒットラーを尊敬しきっている。
こんな主人公なのに、アルファ系衛星の住人の中で
ひとつぬきんでいたことがあった。それは、
平凡一般人では、ばかばかしくて手を出さないこと、
成し遂げられないことに信じなれないほどの熱意で
地道に取り組み、成功しそうなところまでもっていくほどのヒエラルキーをもっていたことです。
この逆説的なところが自分と同じ境遇で共感を得てしまいます。
世の中に認められないほど最悪、最低な人間だからこそ、
到達できる境地があるものです。
ヴァリスは結局理解できなかったから、もう一度読みたいリストにはいってますね、やっぱり。
律法(トーラー)が解らないと解らない部分が多いんで、旧約聖書を読んでからヴァリスを読もうか、とか思ってます(何かがおかしい...)
サンリオ版の「あなたを合成します」「ブラッドマネー博士」の訳者である安部重夫というひと(元「日経ベンチャー」編集長・「選択」編集長という経歴が何を意味するのかは知りません)が、FACTAという月刊の経済総合誌を購読することを条件に、手持ちの在庫を30冊放出するそうです。

私はもっているので(^-^)申し込みませんが、お知らせまで。

http://facta.co.jp/blog/archives/20060403000117.html
持っているのに申し込みました。今日、ファクタ出版より届きました。ちょっとくたびれているけど、まさにサンリオ!
とりあえず玉音放送のところを再読 (^^;
はじめまして
ブラッドマネー博士か・・・
お空で核実験とかドブネズミを食べるという予言とか、大好きです。レナード・コーエンの「去年の男」という歌を主題歌にして読むことをおすすめします。
あと「戦争が終わり世界の・・・」もいいですね。タンポン買いにいかされて女の腕を折るのがいい。
ディックの場合、優れた自分よりも馬鹿なもの(宇宙人や上司)にひどい目にあわされるというストーリー設定パターンが好きです。
一番好きなのは完成度の高い「高い城の男」ですが、ディック作品は物語が破綻していくところを愛しく感じてしまいますね。
はじめまして。
昨日このこのコミュに入ったばかりです。
このトピ4年ぶりの書き込みですか〜

私は、
「流れよわが涙、と警官は言った」
「死の迷路」
「逆まわりの世界」
「ジョーンズの世界」
「ライズ民間警察機構(テレポートされざる者)」
の5つです。

「流れよ〜」は長編何冊か買ってもどうしてもページが進まなくて、短編ばかり読破した後に、始めて読破できた長編です。
SFでは管理される恐怖が描かれることが多い中、自分が管理されていない、存在しないという恐怖から始まるところに引き込まれました。(まぁ、最後まで読むと、本質はディックの私生活上の哀しみを小説を通じて伝えたかっただけなのかなと思いますが・・・)
場面設定に引き込まれると最後まで一気に読めてしまうようです。
あと「ジョーンズの世界」の、1年先が予知できる予知能力者が自分の死の1年前から1年間自分の死体を予知し続ける描写は強烈でした。
「ライズ民間警察機構(テレポートされざる者)」は面白かったのは前半までですかね〜

ヴァリス3部作(2部作?)はいまだにページが進まず、読破出来てないです〜

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