V.A. / TALKIN' LOUD 2010 - TOSHIO MATSUURA SELECTIONS V.A. / BEST OF TALKIN' LOUD RECORDS 20TH ANNIVERSARY
「みんな常に前に進んでいるわけじゃない? 同じところに止まらず。だから、懐かしさだけではいけないなと思って」──テリー・キャリアーによる“LOVE THEME FROM SPARTACUS (ZERO 7 REMIX)”でいきなり僕たちを突き放す松浦さんの目は、強い確信に満ちています。テーマとなるのは『TALKIN' LOUD 2010』。90年代に世に送り出されたこれらの楽曲が、2010年のこの瞬間にアップデイトされる喜び。
ガリアーノ“SLACK HANDS (APHEX MIX)”〜コートニー・パイン“TRYIN' TIMES (HEADSTRONG VOCAL MIX)”〜ヤング・ディサイプルズ“FREEDOM (FREE FOR ALL MIX)”という超低空飛行はひたすら続き、ついにMJコール“STRUNG OUT”でシフトアップしてインナーゾーン・オーケストラ(ご存知だとは思いますが、カール・クレイグの別名義です)“AT LES”から、ユナイテッド・フューチャー・オーガニゼイションの“STOLEN MOMENTS”……。過去に、こんなにもストイックなトーキング・ラウドを聴いたことはありません。「真のDJの価値」というものをあらためて証明してみせる孤高の選曲だと僕は思います。
そして、それをフォローすべく組まれた(そのように捉えてかまわないはず)『BEST OF TALKIN' LOUD RECORDS 20TH ANNIVERSARY』。“LOUD MINORITY”“DON'T YOU WORRY 'BOUT A THING”“GET YOURSELF TOGETHER”“JUS' REACH”“SPIRITUAL LOVE”“THERE'S NOTHING LIKE THIS”“LOVELESS”“BROWN PAPAR BAG”“I'VE KNOWN RIVERS”“PEOPLE MAKE THE WORLD GO 'ROUND”“LOVE THEME FROM SPARTACUS”“PRINCE OF PEACE”──もはや説明不要の名曲群。